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ポップカルチャーを体感することの持つ意味と効果。(2/5)
興味から体感へ
いまや世界に広がる日本発のアニメ、まんが、コスプレなどの若者文化。私もこれまでにアニソンや同人誌、コスプレなどのイベントに参加して楽しむ、多くの若者たちを取材するとともに、アジアンビートでも各地のイベントを頻繁に取り上げ、越境する若者文化の姿を発信してきた。

▲韓国で日本発のキャラクターを楽しむ若者たち。
一方で、普段は若者文化と接する機会の少ないであろう友人たちにその様子を話し、“一度見てごらん”と、アジアンビートのイベントレポートにアクセスしてもらうと、意外にもおもしろい反応がかえってくる。もちろん、真っ先に日本の若者文化が広がっているという驚きを一様に示すのだが、多くは“楽しそうだね”と感想を漏らし、好奇心旺盛な気持ちがかりたてられるのであろう、じっと見つめ、“行ってみたいな”、“やってみたいな”という興味へとうつりゆく、心の変化を感じさせてくれるのである。
そういった中で、デジタルハリウッド大学のように、興味から体感へと、実際に楽しみながら学べる場を提供するというのは、その先を本格的に職業として進むかそうでないかといった差こそはあるものの、若者文化の流れをさらに勢いあるものにしようとすればするほど、実体験に勝るものはなし、ますます重要な要素になってきていると感じている。
というのも、たとえばコスプレが人気といっても、多くの人はやったことがないのである。
というのも、たとえばコスプレが人気といっても、多くの人はやったことがないのである。