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FUKUOKA CREATORS / vol.020 松山洋(4/4)
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どの場所にも可能性はある。結局は人なので、信念を持って続けていれば絶対に盛り上がります。

――20年間福岡で活動を続けている理由は?
松山:そもそも我々が活躍できているのは、福岡のおかげですよ。開発スタッフにとって一番良い環境だと思って福岡に居るので、福岡より良い場所があればとっくに引っ越していますよ。開発会社なので、開発に適した場所でものを作ります。先ほども言いましたが、1年、2年もかけて一つのプロジェクトを作っているわけですけど、モノを作っているだけじゃなく、我々はそこで生活しているわけですよ。生活しやすい方がモノ作りの環境も良いに決まっているんです。東京だと平均の通勤時間は1~1.5時間。往復でその倍でしょ。その時間があれば、仕事もできて、ゲームで遊ぶことも、映画を観ることもできるし。東京だろうと、ニューヨークだろうと博多だろうと1日24時間というのは誰にとっても平等なんですよ。私は、東京にあって福岡に無いものって一つも無いと思っているので。
――逆にデメリットってありますか?
松山:情報ですね。同業他社が少ないので、そこの交流は求めています。東京スタジオを作ったのはそのためです。情報って、やっぱり人が持っているので、これを交換、交流する場が福岡は足りてない。それを増やすためには、もっと東京で色んな人と会って、良い仕事ができるということを知ってもらい、たくさんの仲間を集めていきたいです。ネットには情報が溢れていますが、それで知った気になっていてはダメです。
――20年前と今とでは、地方への見方が大きく変わってきたと思いますが、それを感じることはありますか?
松山:偶然そうなったのではなくて、私たちが明確な意志と信念を持って「福岡がクリエイティブに適している」と言い続けてきたからなんですよ。東京でも「福岡は盛り上がっていますね」ってよく言われますけど、「盛り上がっているんじゃなくて、盛り上げているんだよ」って言いたいですね。だって勝手に盛り上がったりしないでしょ(笑)。他の地方でも、福岡みたいになれますかって言われるんですけど、どこの場所にも可能性はあると思います。結局は人なので、私みたいな人間が信念を持って続けていれば、絶対に盛り上がります。福岡もまだまだ足りないので、これからです。
これからも人に選んでもらえる1本を作り続けていきます。

――今後の活動や作品を教えてください。
松山:今年は、会社が20年目に突入しました。なので、これから2月までは、20周年プロジェクトイヤーとして、様々な発表をしていきます。ここでは2つだけ発表します。まずは、採用について。これまでは、マンガ・アニメの表現が好きな方を採用してきましたが、もう少しフォトリアルな表現ができる方も募集していきます。リアルな社会描写や表現だったり、今までの私たちがやってこなかった作品を作るため、新しい風を求めています。2つめですが、家庭用ゲームの割合を増やします。これまではスマートフォン用ゲームと5対5でしたが、7対3まで増やし、時代に逆行します。いつの時代も時代を面白くしているのは、逆風に一歩前に出るやつだと思っているので、うちは苦しいと言われている家庭用ゲームで世の中を面白くしたいと思います。
――同じような業界を目指している若手クリエイターにメッセージを一言お願いします。
松山:今年は、会社が20年目に突入しました。なので、これから2月までは、20周年プロジェクトイヤーとして、様々な発表をしていきます。ここでは2つだけ発表します。まずは、採用について。これまでは、マンガ・アニメの表現が好きな方を採用してきましたが、もう少しフォトリアルな表現ができる方も募集していきます。リアルな社会描写や表現だったり、今までの私たちがやってこなかった作品を作るため、新しい風を求めています。2つめですが、家庭用ゲームの割合を増やします。これまではスマートフォン用ゲームと5対5でしたが、7対3まで増やし、時代に逆行します。いつの時代も時代を面白くしているのは、逆風に一歩前に出るやつだと思っているので、うちは苦しいと言われている家庭用ゲームで世の中を面白くしたいと思います。
――同じような業界を目指している若手クリエイターにメッセージを一言お願いします。
松山:スマホの普及で、ものすごく便利な時代になりました。今は10年前に思い描いた未来よりも、さらに未来になっているし、技術は皆様の想像を超えます。もし、私たちと一緒に夢を追いかけてくれる方は、ぜひサイバーコネクトツーの門をたたいて下さい。何度も言うように、ゲームは国境を越えますから。面白ければ見てもらえる、面白くなければそうじゃないだけ。それがエンタメの定義です。サイバーコネクトツーは、これからも人に選んでもらえる1本を作り続けていきますので、これからも応援よろしくお願いします。
プロフィール:松山洋
株式会社サイバーコネクトツー/代表取締役
博多にある元気なゲーム制作会社サイバーコネクトツーの代表兼ディレクター。
開発の傍らで毎月、60冊の漫画誌を読んでいる大の漫画好き。アニメや映画、
もちろんゲームも漫画も幅広く、こよなく愛している。
非常に“濃く”“熱い”人間である。
代表作は「.hack」シリーズ、「NARUTO-ナルト- ナルティメット」シリーズ、
「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」、「アスラズ ラース」など。
アクションと映像演出に特別なこだわりを持つ作品づくりが特徴。
最近では「ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い」や「フルボッコヒーローズX」、「FINAL FANTASY VII G-BIKE」などスマートフォンゲームの開発も手掛ける。
■INFO
サイバーコネクトツーHP:www.cc2.co.jp
サイバーコネクトツー公式ブログ:www.cc2.co.jp/blog
Twitter:@PIROSHI_CC2
博多にある元気なゲーム制作会社サイバーコネクトツーの代表兼ディレクター。
開発の傍らで毎月、60冊の漫画誌を読んでいる大の漫画好き。アニメや映画、
もちろんゲームも漫画も幅広く、こよなく愛している。
非常に“濃く”“熱い”人間である。
代表作は「.hack」シリーズ、「NARUTO-ナルト- ナルティメット」シリーズ、
「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」、「アスラズ ラース」など。
アクションと映像演出に特別なこだわりを持つ作品づくりが特徴。
最近では「ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い」や「フルボッコヒーローズX」、「FINAL FANTASY VII G-BIKE」などスマートフォンゲームの開発も手掛ける。
■INFO
サイバーコネクトツーHP:www.cc2.co.jp
サイバーコネクトツー公式ブログ:www.cc2.co.jp/blog
Twitter:@PIROSHI_CC2
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