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Interview Now ~辻本良三、小嶋慎太郎 & 一瀬泰範 - CAPCOM - ~(2/3)

モンスターも結構主役になるようなゲームっていうのをやっぱり作りたいなと思って
ab:お話にも挙がりましたが、2016年リリース予定の「モンスターハンター ストーリーズ」はどうして生まれたんですか?
辻本P:実は、ずっとRPGのモンハンっていうのを作りたかったんですね。タイミングやメンバーとか色んなものがなかなか一致しなかったんですけど、ようやく2~3年前から作り始めようってことになって、今作っています。理由の一つは、RPGにした方が色々描けるところも多くなるかなと思ったんです。例えば、人とモンスターがどういう関係で本当は描かれている世界なのかとか、皆にとってモンスターって何なのかっていうことをアクションだと描ききれていない部分が多かったので、RPGにしてそういう所にスポットを当てて、より感じてもらえるようなゲームを作りたいというところです。あと、モンスターがこのゲームは人気なんですよね、実は。キャラクター性が強いのはモンスターで、そのモンスターに対して愛着っていうのが皆さんあると思っているんです。そのモンスターも結構主役になるようなゲームをやっぱり作りたいなと思っていたので、RPGというジャンルで両方が描けるようにとプロジェクトを開始。更にそのタイミングで色んな展開をしてみたいな、というのがありましたし、アニメもしたいというのはRPGを立ち上げた時から構想としてあって、それも2016年に実現する方向です。
ab:どのような作品になるのでしょうか?
辻本P:「モンスターハンター」はハンターになってプレイをしてもらうんですけど、今回は“モンスターライダー”っていう、モンスターと共に生活をしている民族としてプレイしてもらうんですね。なので、少し客観的に「モンスターハンター」の世界を見れたり、ハンターがどんなことを考えてモンスターと接しているのかとか、ライダーって人たちはモンスターと一緒に生活を共にしていますが、その人たちにとってはモンスターってどんな存在なのかってことを描いていたりします。簡単にいうと、ハンターはモンスターを狩る対象にしているんですけど、モンスターライダーはパートナーというか、一緒に共存しているっていうような仲間。そんな対極にも思えるライダーとハンターが混ざり合った時に、お互いがどう思うかとかね。更にあるきっかけが起こるんです。「モンスターハンター」の世界のモンスターは、サバンナとかに棲息している野生の動物をイメージしてもらったらいいんですけど、色んな所で野生のモンスターが棲息しているんですね。当然そこには生態系が存在していて、その生態系が崩れて来た時、例えば、あのモンスターって沢山いたのに最近少ないぞとか、モンスターの生態系が崩れてくるんですよ。その謎を解いていくっていうのがRPGの主となるストーリー、軸になっていくんですけどね。なのでそういうのを描いていって、より「モンスターハンター」の世界を見てもらったりとか、中には興味はあるけどアクションが苦手な方もいると思いますんで、まずはRPGの「モンスターハンター ストーリーズ」から始めて「モンスターハンター」の世界に興味を持ってもらえれば良いかなとは思っています。そんな今まで「モンスターハンター」をプレイされた方にもまだ「モンスターハンター」シリーズをプレイされたことのない方にも楽しんでいただけるようなゲームを目指して作っています。
ab:カプコンさんのRPG作品というと久々な感じがするのですが?
辻本P:かなり久々ですね!でも楽しみですね。RPGというジャンルって僕らもそうですけど、子供の頃とかずっと遊んできたジャンルなので。カプコンってアクションゲームばっかり作っているんで、でも一回本気で気合い入れてRPG作ってみようって言って作っているのが今回の作品です。まだちょっと情報的に色々と出せていないんですけど、かなり気合い入れて作っているつもりです。
辻本P:実は、ずっとRPGのモンハンっていうのを作りたかったんですね。タイミングやメンバーとか色んなものがなかなか一致しなかったんですけど、ようやく2~3年前から作り始めようってことになって、今作っています。理由の一つは、RPGにした方が色々描けるところも多くなるかなと思ったんです。例えば、人とモンスターがどういう関係で本当は描かれている世界なのかとか、皆にとってモンスターって何なのかっていうことをアクションだと描ききれていない部分が多かったので、RPGにしてそういう所にスポットを当てて、より感じてもらえるようなゲームを作りたいというところです。あと、モンスターがこのゲームは人気なんですよね、実は。キャラクター性が強いのはモンスターで、そのモンスターに対して愛着っていうのが皆さんあると思っているんです。そのモンスターも結構主役になるようなゲームをやっぱり作りたいなと思っていたので、RPGというジャンルで両方が描けるようにとプロジェクトを開始。更にそのタイミングで色んな展開をしてみたいな、というのがありましたし、アニメもしたいというのはRPGを立ち上げた時から構想としてあって、それも2016年に実現する方向です。
ab:どのような作品になるのでしょうか?
辻本P:「モンスターハンター」はハンターになってプレイをしてもらうんですけど、今回は“モンスターライダー”っていう、モンスターと共に生活をしている民族としてプレイしてもらうんですね。なので、少し客観的に「モンスターハンター」の世界を見れたり、ハンターがどんなことを考えてモンスターと接しているのかとか、ライダーって人たちはモンスターと一緒に生活を共にしていますが、その人たちにとってはモンスターってどんな存在なのかってことを描いていたりします。簡単にいうと、ハンターはモンスターを狩る対象にしているんですけど、モンスターライダーはパートナーというか、一緒に共存しているっていうような仲間。そんな対極にも思えるライダーとハンターが混ざり合った時に、お互いがどう思うかとかね。更にあるきっかけが起こるんです。「モンスターハンター」の世界のモンスターは、サバンナとかに棲息している野生の動物をイメージしてもらったらいいんですけど、色んな所で野生のモンスターが棲息しているんですね。当然そこには生態系が存在していて、その生態系が崩れて来た時、例えば、あのモンスターって沢山いたのに最近少ないぞとか、モンスターの生態系が崩れてくるんですよ。その謎を解いていくっていうのがRPGの主となるストーリー、軸になっていくんですけどね。なのでそういうのを描いていって、より「モンスターハンター」の世界を見てもらったりとか、中には興味はあるけどアクションが苦手な方もいると思いますんで、まずはRPGの「モンスターハンター ストーリーズ」から始めて「モンスターハンター」の世界に興味を持ってもらえれば良いかなとは思っています。そんな今まで「モンスターハンター」をプレイされた方にもまだ「モンスターハンター」シリーズをプレイされたことのない方にも楽しんでいただけるようなゲームを目指して作っています。
ab:カプコンさんのRPG作品というと久々な感じがするのですが?
辻本P:かなり久々ですね!でも楽しみですね。RPGというジャンルって僕らもそうですけど、子供の頃とかずっと遊んできたジャンルなので。カプコンってアクションゲームばっかり作っているんで、でも一回本気で気合い入れてRPG作ってみようって言って作っているのが今回の作品です。まだちょっと情報的に色々と出せていないんですけど、かなり気合い入れて作っているつもりです。
ab:会場でも見つけましたが、“ナビルー”のインパクトはすごいですね!PVを拝見した時、思わず二度見してしまいました(笑)
辻本P:ナビルーはね、そうなんです(笑)「モンスターハンターシリーズ」でアイルーって人気なんですけど、またちょっと違ったキャラクターを作っていきたいなと思っていて。色々とナビルーデザインみたいなのがあがってきたんですけど、デザインをバーって並べても、その中でなんだかんだいいながらやっぱりナビルーのデザインが気になっちゃうんですよ。「これもこれもいいけど、これやっぱり気になる」みたいな。全員がそうだったんで、そんなに気になるっていうのはデザイン的に何か秘めているものがあるだろうってことで、決めさせてもらったんです。正直、出した時は色々言われましたけど、だいぶかわいくなってきたって人も出てきましたし、逆にゲームで動いているところとか、ゲームの中のキャラクターとかを見てもらったらもっと愛着が出てくる味わい深いキャラクターです(笑)ナビルーは一応アイルーなんですけど、なんでアイルーなのにあんな見た目になっているかっていうのもゲーム中のシナリオで明かされていきますので、ナビルーのことは追々わかります(笑)
辻本P:ナビルーはね、そうなんです(笑)「モンスターハンターシリーズ」でアイルーって人気なんですけど、またちょっと違ったキャラクターを作っていきたいなと思っていて。色々とナビルーデザインみたいなのがあがってきたんですけど、デザインをバーって並べても、その中でなんだかんだいいながらやっぱりナビルーのデザインが気になっちゃうんですよ。「これもこれもいいけど、これやっぱり気になる」みたいな。全員がそうだったんで、そんなに気になるっていうのはデザイン的に何か秘めているものがあるだろうってことで、決めさせてもらったんです。正直、出した時は色々言われましたけど、だいぶかわいくなってきたって人も出てきましたし、逆にゲームで動いているところとか、ゲームの中のキャラクターとかを見てもらったらもっと愛着が出てくる味わい深いキャラクターです(笑)ナビルーは一応アイルーなんですけど、なんでアイルーなのにあんな見た目になっているかっていうのもゲーム中のシナリオで明かされていきますので、ナビルーのことは追々わかります(笑)

ab:2007年に初開催の「モンスターハンターフェスタ」が地方である福岡からになった理由とは?
辻本P:スケジュール上の都合だったと思います。ファッションビルの会議場みたいな所を何室かだけ借りたと思うんですが、確か物販とステージの部屋の階が違います、という感じの小さい所でやりました。ほんとに初めてだったので、僕たちからしたらどれだけの人が来るかもわからないし、フェスタがあること自体どれだけの人に認知されているかもわからなかったんですけど、それでもすごく一杯人が来てくれて、スタートが福岡で良かったなぁと思いますけどね。
もともと、いつもイベントが出来ない所でフェスタを実施することを凄く重要視していたんですね。色んな地域の人たちがどういう状況でこのゲームをプレイしていて、楽しんでくれて、どういうコミュニケーションを取ってるのかな、というのをやっぱり見たかったんだと思います。
ab:フェスタの開催などで福岡にいらっしゃる機会も多いかと思いますが、福岡で必ずすることや楽しみにしていることはありますか?
辻本P:まず、明太子と海鮮ですね!東京とか大阪で、「ごまサバ」ってあんまりないので、ほぼ100%食べますね。食べ物はやっぱり間違いなく美味しいです(笑)あ、新幹線も良いんですよ。「さくら」とか「みずほ」とか超乗り心地がいいんですよ、ほんとに(笑)それもね、結構好きです。あと、人も温かくて皆さん優しいですしね。博多弁とかすごく良いじゃないですか。方言はやっぱりほっこりするというか、各地域地域の味が出ているというか。だからこそ色んな所に行った感じが出るし、そういうのも良いと思いますね。
ab:最後になりましたが、読者の皆さん、ファンの皆さんにメッセージをお願いします!
辻本P:今の時代ってインターネットに繋げば、当然ゲームも出来るし色んなコミュニケーションも取れると思うんですけど、こういう人が集まるアナログなコミュニケーションも僕たちはすごく大事にしたいと思っています。アナログだからこそ生まれる体験や思い出とかすごく一杯あると思うんで、皆さんがそういうのを味わっていただけるようなリアルなイベントは極力やって行きたいなと思っています。
シリーズとしては、これからも『コミュニケーション』と『アクション』の部分を大事にして、皆さんに喜んで、楽しんでもらえるようなものを目指して作っていくと思いますので期待してください。後は、シリーズ初のRPG「モンスターハンター ストーリーズ」ですね!シリーズで初めてアニメの展開も控えていますので、色んな所で、色んな形で「モンスターハンター」を楽しんだり、触れてもらえるようにすることを考えていきます。今11年目ですが、20年目にまた「この10年良かったね」って言ってもらえるように頑張りたいと思います。
辻本P:スケジュール上の都合だったと思います。ファッションビルの会議場みたいな所を何室かだけ借りたと思うんですが、確か物販とステージの部屋の階が違います、という感じの小さい所でやりました。ほんとに初めてだったので、僕たちからしたらどれだけの人が来るかもわからないし、フェスタがあること自体どれだけの人に認知されているかもわからなかったんですけど、それでもすごく一杯人が来てくれて、スタートが福岡で良かったなぁと思いますけどね。
もともと、いつもイベントが出来ない所でフェスタを実施することを凄く重要視していたんですね。色んな地域の人たちがどういう状況でこのゲームをプレイしていて、楽しんでくれて、どういうコミュニケーションを取ってるのかな、というのをやっぱり見たかったんだと思います。
ab:フェスタの開催などで福岡にいらっしゃる機会も多いかと思いますが、福岡で必ずすることや楽しみにしていることはありますか?
辻本P:まず、明太子と海鮮ですね!東京とか大阪で、「ごまサバ」ってあんまりないので、ほぼ100%食べますね。食べ物はやっぱり間違いなく美味しいです(笑)あ、新幹線も良いんですよ。「さくら」とか「みずほ」とか超乗り心地がいいんですよ、ほんとに(笑)それもね、結構好きです。あと、人も温かくて皆さん優しいですしね。博多弁とかすごく良いじゃないですか。方言はやっぱりほっこりするというか、各地域地域の味が出ているというか。だからこそ色んな所に行った感じが出るし、そういうのも良いと思いますね。
ab:最後になりましたが、読者の皆さん、ファンの皆さんにメッセージをお願いします!
辻本P:今の時代ってインターネットに繋げば、当然ゲームも出来るし色んなコミュニケーションも取れると思うんですけど、こういう人が集まるアナログなコミュニケーションも僕たちはすごく大事にしたいと思っています。アナログだからこそ生まれる体験や思い出とかすごく一杯あると思うんで、皆さんがそういうのを味わっていただけるようなリアルなイベントは極力やって行きたいなと思っています。
シリーズとしては、これからも『コミュニケーション』と『アクション』の部分を大事にして、皆さんに喜んで、楽しんでもらえるようなものを目指して作っていくと思いますので期待してください。後は、シリーズ初のRPG「モンスターハンター ストーリーズ」ですね!シリーズで初めてアニメの展開も控えていますので、色んな所で、色んな形で「モンスターハンター」を楽しんだり、触れてもらえるようにすることを考えていきます。今11年目ですが、20年目にまた「この10年良かったね」って言ってもらえるように頑張りたいと思います。

[PROFILE]
辻本 良三
「モンスターハンター」シリーズプロデューサー
プランナーとしてアーケードゲーム開発に携わり、その後数々の家庭用ゲームソフトのゲームプランナーを担当。 2007年発売の「モンスターハンターポータブル2nd」以降、一貫してシリーズのプロデューサーを務める。
「モンスターハンター」シリーズプロデューサー
プランナーとしてアーケードゲーム開発に携わり、その後数々の家庭用ゲームソフトのゲームプランナーを担当。 2007年発売の「モンスターハンターポータブル2nd」以降、一貫してシリーズのプロデューサーを務める。