icon 新型コロナウイルス感染症対策が各地で実施されています。イベント・店舗の運営状況は公式サイト等でご確認ください。

asianbeat 福岡県が運営する多言語WEBサイト

beyond2020
  • facebook
  • twitter
  • Instagram

Interview Now ~辻本良三、小嶋慎太郎 & 一瀬泰範 - CAPCOM - ~(3/3)

  |  次へ
Interview Now_辻本良三_小嶋慎太郎_一瀬泰範
asianbeat (以下、ab):昨年11月にリリースされた「モンスターハンタークロス」ですが、作品が生まれた経緯についてご紹介いただけますか?

小嶋慎太郎_一瀬泰範
▲一瀬泰範ディレクター(左)、小嶋慎太郎プロデューサー(右)

小嶋慎太郎 (以下、小嶋P):「モンスターハンター」シリーズが去年で10周年ということもあり、ナンバリングじゃない「モンスターハンター」ラインを作ろうというプロジェクトで、一瀬にディレクターを依頼して作ったのが今回の「モンスターハンタークロス (以下、MHX)」ですね。今まで10年間培ってきたからこそ、ちょっと一歩踏み込んだゲームを作ろう、というコンセプトで色々と考えてもらいました。

ab:制作にあたり苦労した点は?

小嶋P:「4G (モンスターハンター4G)」までの武器の種類は14種類で、「MHX」でも14武器種っていうのは一緒なんですが、武器ごとに4種類の“狩猟スタイル”という新しい狩りのアクションが追加され、狩りにバリエーションが出来ました。また、クエスト内では“狩技”という必殺技的な大技が入ることで、狩りにアクセントが生まれ、結構新しい、より気持ちの良い「モンスターハンター」を目指しました。とはいえ、やっぱりバランス調整ですかね。そこは時間をかけて苦労した所だよね。

一瀬泰範 (以下、一瀬D):開発側の裏テーマじゃないですけど、今回、アクション部分にちょっと手を入れて、遊び心地とかを変えていけたらいいなということで、そういったシステムを作っていた感じですね。



ab:反響はいかがですか?

小嶋P:こちらが狙っていた、武器ごとに色んなアクションが出来たりとか、“狩技”が気持ち良いとか、そういうところを楽しんでもらっているんじゃないかなと思っていますね。

一瀬D:あとは“スタイル”とか、こちらが望んでいた個性というか、自分独自の遊び方みたいなところや、また、“スタイル”を起点に今まで使えなかった武器とか、そういったもので今まで以上に遊んでくれたりしてるんで、おおよそ狙い通りにいったのではないかと思っています。

小嶋P:そこは挑戦的な部分だったんでね、いい感じの反応は返ってきているかなと。
ab:お二人といえば、「モンスターハンター」のポータブルシリーズに深く携わられていて、専門学校でも同じクラスだったということですが、今回タッグを組まれていかがでしたか?

小嶋P:学生の時に一緒だったり、会社に入ったのも一緒だったりするんですけど、モンハンシリーズでちょいちょい関わっていながら、ディレクターとメインプロデューサーとしてがっつり組むのは今回初めてです。まあ面白いですよね。

一瀬D:プロデューサーとディレクターっていう形で組んだのは今回が初めてだったりしたんで、結果は色々反響とか貰ったりしてね。こじまん(小嶋P)がモンスターを作ったりとかしてた時は、僕は関わってなかったり、僕が入ってきた時はこじまんがアシスタントプロデューサーだったり、色々違う接点でやりとりしてたんですが、まあこういったタイトル、新規の「モンスターハンター」として、また違ったブランドとして「MHX」を出せたってことは良かったのかなと思っています。
小嶋慎太郎_一瀬泰範
ab:新要素のひとつ「ニャンター」についてお聞かせください。
小嶋P:“オトモアイルー”というものが新しく登場したのがポータブルの時で、これも一瀬がやっていた時なんです。それで、「MHX」っていうナンバリングじゃないタイトルをPRする要素として、ちょっと一歩踏み込んだ、オトモじゃなく、自分が触れるってとこに挑戦したいよねって。最初はおまけ程度のちょっと触れたらいいよねっていうところを、やっぱりどうせ触れるんだったらしっかり遊べるようにしようってことで、一瀬たちが良い感じにやってくれました。
ニャンター
▲「ニャンター」
それで新規ファンも増えたと思います。元々アイルー人気も高かったですし、それで喜んでくれる人もいたんで、まあ良い感じに盛り上げるには一役買ってくれているのかなと思いますね。

一瀬D:今までモンハンは“肉焼くゲーム”とか、“狩り”のゲームとか、そんな風に言われていたんです。もし、モンハンという言葉を知らなかったとしても、今回のようにネコで遊べるゲームとかね、そんな感じのイメージで、モンハンを知らなかった層まで広まっていったらいいな。あまりゲームに興味がない人とかも多々いると思うんで、何かしらのきっかけになれば良いかなと思っています。ニャンターは動かしているだけでも楽しいよね。

小嶋P:そうね。可愛いしね。可愛いにゃ!

一瀬D:ニャンターになってるし(笑)
ab:お2人が使われている武器、“狩猟スタイル”と“狩技”は?
小嶋P:ゲームが発売したら、クジでどの武器を使うかを決めてるんですけど、僕は片手剣を引いたので、片手剣で“エリアル”。今回、“刃薬(じんやく)”っていう片手剣の能力を引き出すものがあったり、エリアルも手数が多く相性が良かったんで、だいぶ気持ちよくプレイできています。手数で言ったら“双剣エリアル”もすごく気持ち良いんですけどね。片手剣だったら味方をフォローしたりとか、痺れとか毒とかそこら辺のサポートも得意だったりするんで、結構そういうプレイをしていますね。好きなのは、“ラウンドフォース”っていう、攻撃にも使えるんですけど、一瞬無敵にもなるので、回避にも使えたりします。攻防一体型で非常に優秀な狩技で好きですね。

一瀬D:ゲーム開発中はランス一本やったんで、ゲームを発売してからはチェックの兼ね合いで色々触ってみようと思っているところです。ランスや操虫棍、チャージアックス、狩猟笛とか、幾つかの武器を色々変えながら触ってて。で、今メインで使っているのはランスで“ブシドースタイル”。狩技が“シールドアサルト”っていうランス専用の技があるんですけど、盾構えて突進するような技があるんでそこらを使っていますね。
小嶋プロデューサー
ab:プライベートではどのぐらいプレイされているんでしょうか?

小嶋P:150時間ちょいくらいですかね。

一瀬D:俺も110いかへんかどうか、100時間超えたところやね。

ab:オンラインにも出没されたりしますか?

小嶋P:そうですね、たまに野良にも入りますけど、基本的には友達と遊んだりとかしている感じです。

一瀬D:僕はローカル通信の方がメインですね。会社とかでも昼飯時にやったり、就業時間終わったらやったりとか。とりあえずメンバーには困らない(笑) 携帯みたいな感覚でみんな3DS持ってます。

小嶋P:社内では開発だけじゃなく、昼飯時にみんなでやってたりします。すれ違いとか、めっちゃ貯まるよね。すぐに50個とかすれ違うから、粉塵めっちゃ貰えるもんね(笑)
一瀬ディレクター
ab:小嶋Pは福岡ご出身ということで、福岡にいらっしゃる機会も多々あるかと思いますが、楽しみにされていることはありますか?

小嶋P:墓参り。毎回行っています。やっぱり福岡に戻ってくると、ほっとするというか嬉しい感じはあります。

一瀬D:僕はフェスタで来た時は、料理が美味しいんで、そこを楽しんでいます。必ずもつ鍋は食べようとか、あと、鉄なべね。

小嶋P:福岡のご飯うまかもんね(笑)。初期のころは「フェスタ」を博多とかでもやっていたんですよ。その時、福岡のゲームメーカーの『サイバーコネクトツー』の人にもつ鍋に連れて行ってもらいました。「フェスタ」の前日だったので、当日にんにく臭かったり(笑)一週間くらい居たい(笑)

ab:読者のみなさん、ファンのみなさんに一言メッセージをお願いします。

小嶋慎太郎 一瀬泰範
小嶋P:「MHX」は「モンスターハンター」の最新作です。ナンバリングじゃないですが、ひとまず遊んでもらえれば「お、今の俺のプレイかっこいい」みたいなのが出来るので、とりあえず触ってもらえれば嬉しいです。ありがたいことに320万本突破ということで、ハンター人口も多いので、友達も結構増えると思いますし、楽しんでいただきたいと思います。

一瀬D:アクション部分のところに相当手を入れましたし、またクエスト数とかもかなりのボリュームを用意しているので、今まで使っていなかった武器とかスタイルとか、また、ニャンターとかで遊んでみて欲しいです。また、ぜひオンラインで遊んだり、顔をつき合わせて遊ぶっていうのも楽しかったりするので、地元の友達とかとワイワイ遊んで貰えたらいいなと思っています。

[PROFILE]

小嶋 慎太郎
「モンスターハンタークロス」プロデューサー
『モンスターハンター』シリーズは最初期から『モンスターハンターポータブル 2nd G』まで、モンスター制作で開発に参加。シリーズ最新作『モンスターハンタークロス』ではプロデューサーを担当する。

一瀬 泰範
「モンスターハンタークロス」ディレクター
アーケード、コンシューマタイトルのプランナーを経て、『モンスターハンターポータブル』シリーズをディレクション。シリーズ最新作『モンスターハンタークロス』でもディレクターとして参加する。
辻本良三_小嶋慎太郎_一瀬泰範アジアンビート読者の中から辻本良三プロデューサー、小嶋慎太郎プロデューサー、一瀬泰範ディレクターのサイン入り色紙を2名様にプレゼントします!沢山のご応募お待ちしてます!!

●プレゼント応募期間 2016年2月19日(金)~2016年4月17日(日)
●プレゼント当選者発表 2016年4月20日(水)

※プレゼントの応募受付は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。


当選者の皆さんはコチラ!
ゆいたま さん
あしっど さん


おめでとうございます!!

(※プレゼント当選者には、アジアンビートから直接メールが届きます。)

関連記事はコチラ

モンスターハンターフェスタ’16

外部リンク

  |  次へ

WHAT’S NEW新着情報

EDITORS' PICKS編集部ピックアップ

  • 福岡ラーメンMAP
  • 青木美沙子のTimeless Trip in Fukuoka
  • 特集 福岡マンホール図鑑
  • インタビューナウ
  • WFS
  • オタクマップ
  • 福岡クリエーターズ

PRESENTSプレゼント

抽選結果やプレゼント情報など、アジアンビートのキャンペーン情報をお知らせします。
  • 青山吉能、鈴代紗弓
  • ◆声優の青山吉能さん、鈴代紗弓さんの直筆サイン入り色紙当選者発表!!
  • 岡咲美保、熊田茜音、MindaRyn
  • ◆声優の岡咲美保さん、熊田茜音さん、アーティストのMindaRynさんの直筆サイン入り色紙当選者発表!!
  • 劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編
  • ◆『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』アクリルスマホスタンドなど当選者発表!