東京が北京に会いに来た!(1/6)
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ファッション×ヘアビューティーの新たなカルチャーの始まり

東京のファッションシーンを沸かせるデザイナーが北京にお目見えした。題して「東京クリエイティブコレクション」。5月12日~14日にかけて北京のASAKURA BEIJINGで開催されたコレクションは、中国のヘアトレンドを牽引している日本のヘアクリエイターとのコラボレーション。ファッション×ヘアビューティーの新たなカルチャーの波に北京のファッショニスタたちが熱狂した。
今回参加したのは、東京のファッションシーンで注目を浴びている5ブランド。
ミントデザインズ(Mintdesigns)、タロウ ホリウチ(Taro horiuchi)、スズキタカユキ(Suzuki takayuki)、ザ・ヴィリディアン(The-viridi-anne)、ドレスキャンプ(DRESS CAMP)
東京から届けられたクリエイティブな世界観に、会場は感動と興奮に包まれた。オーディエンスはノートにペンを走らせ、カメラのフラッシュを瞬かせ、至福の出会いを体感。コレクション期間中、会場には各ブランドのインスタレーションが設けられ、映像などでブランドコンセプトを伝えると共に、来場者が手に取って眺め、試着して体感を深めた。北京のセレクトショップのバイヤーは、「生地と仕立てがとても良い、見た感じの美しさだけでなく着心地がいい。日本のデザイナーブランドは、細部までこだわっている。」と絶賛。
各ブランドのコンセプトにマッチしたモデルのヘアスタイルを創出したのは、ヘアクリエイター、ASAKURAのスタイリストたち。中国国内雑誌販売トップ5のうち4誌におけるヘアメイク担当を皮切りに、映画、ドラマ、CM、イベントのヘアプロデュースを担当して、「日本のスタイル+中国の女性が求めるスタイル」=ASAKURAスタイルを確立している。今回のコレクションではデザイナーの作品を纏ったモデルたちのヘアをブランドのコンセプトに併せて演出し、息を呑む美しさに仕上げた。
ファッションとヘアビューティーの両者がコラボレーションをはかる試みは、混迷するファッション界の前途に希望の光を照らすだろう。世界を取り巻く経済環境の変化はファッション界にも震動を与え、パリ、ミラノでコレクションを開けば必然的にバイヤーが集まってくる時代から、デザイナーが自ら出て行くチャレンジングな時代へと変化が求められている。日本のファッションデザイナーの海外進出を支援する日本ファッションプロダクト協会とヘアクリエイターのASAKURAが、日本のクリエイターが世界のステージで活躍すべく共通の想いを持ち、今回のコレクションを実現させた。中国に新しいファッションの波を起こし、さらにアジアから世界へ新しいカルチャーを発信するプロジェクトとして今後の展開が期待される。
今回は「東京クリエイティブコレクション」の模様を参加デザイナーからの北京進出にかける熱いコメントとともにレポート!
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参加デザイナーのコメント&プロフィールは下記写真をクリック!
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