山笠を紐解く10のキーワード(8/10)
⑧ 15日間

博多祇園山笠は7月1日の「飾山公開」を皮切りに、15日早朝の「追い山」までの15日間行われます。しっかりスケジュールが決められており、天気に左右されることなく、日程はもちろん、スタート時間に関しても一分、一秒たりとも狂うことなく進行します。大まかなスケジュールは以下の通りです。
【1日】 飾山公開
通年公開される櫛田神社の飾り山笠に加え、博多の町の各所に大きな飾り山がお目見えする。高さ15メートルを超えるものもあります。一般的にも山笠が本格的に始まったことを示します。
【9日】 お汐井とり
舁き山笠七流の全男衆や子どもたちが箱崎宮本宮の海岸「箱崎浜」に清めの砂を取りに行く神事。お汐井は山笠期間中、舁き手が体や山笠台にかけて清めるために使われています。そのご、櫛田神社へ清めの砂を奉納する「お汐井上げ」を行います。
【10日 流舁き】
午後四時から六時にかけ、各流ごとに、それぞれの流の区域内を舁き廻ります。この日から本格的に山が動き出します。
【11日 朝山(他流舁き)】
朝山は別名「祝儀山」ともいわれ、早朝午前五時から六時にかけて舁き出されます。「祝儀山」の名の通り、功績のあった年寄りが招かれ、酒や肴が振るまわれます。また、山笠の功労者でこの一年で亡くなった人のお宅を訪問する「追善山」も朝山で行います。この日のみ、子どもたちも山笠に台上がりすることが許されています。
【12日 追い山ならし】
午後3時59分、一番山"櫛田入り"で始まる「追い山笠」の予行練習。走る距離が短い(約4Km)ですが、「追い山笠」と同様に全コースのタイムを計るので本番さながらの迫力を感じることができます。
【13日 集団山見せ】
午後3時30分、博多区呉服町交差点から、往復路とも明治通り(202号線)を通過し、中央区天神の福岡市役所前にかけて舁き山が披露されます。商人町・博多で生まれた博多祇園山笠の舁き山が城下町・福岡に乗り入れる唯一の行事です。
【14日 流舁き】
夕方、各流の地域内を舁く最後の日となり、追い山笠へ向けての調整を行います。また、追い山笠で山笠を舁くのは、慣れた若手やベテランの舁き手の為、未熟な舁き手にとっては、その年、山笠が舁ける最後の日となります。
【15日 追い山】
午前4時59分、大太鼓の合図とともに一番山が櫛田神社の「清道」になだれ込みます。その後、5分毎に各流れがスタートし、約30分、約5kmにわたって博多の町を駆け巡ります。博多祇園山笠のクライマックスで、この追い山をもって全ての行事が終了ります。午前6時から櫛田神社の能舞台にて「静めの能」が執り行われます。