山笠を紐解く10のキーワード(9/10)
⑨ コースの全貌

櫛田神社からスタートした舁き山は、山笠の起源にゆかりのある承天寺を通過し、廻り止め(ゴール)の須崎町まで、その距離は約5kmにもおよびます。櫛田入りから廻り止めまでのタイムは30分ほどです。総重量1トンの巨大な舁き山を担ぎながら、この時間内で走るのだから迫力満点。舁き手は24名程度で構成され、メンバーを入れ替えながら舁き山を走らせます。この他にも、舁き山の前後には、交通整理や舁き山を囃(はや)す「先走り」「後追い」集団が付き、1つの流に総勢700~1,000名の人が博多の町を疾走するのです。商人の町の面影を今も残す博多は、狭い道路が多く、この道路を大勢の男衆が締め込み姿で駆けていく姿も見どころの一つです。