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[Kobori のバンコクレポート] タイ湾に浮かぶ南国の島「ラン島・サメービーチ」を訪ねた!
ゆったりとした時間を満喫できるエメラルドブルーの島、「ラン島」
タイの観光リゾートビーチと言えば、南部プーケット、サムイ島、タオ島、ラヨーン県のサメット島が有名なところ。だが、これらの観光地へは飛行機や長距離バスを乗り継いで行かねばならず、お金も時間もその時々で相談しなくてはならない。そこでお勧めなのが、観光都市パタヤーの沖合に浮かぶ「ラン島」。パタヤーまでは空いていればバンコクからバスで1時間半。そこから船で30~40分ほどで着くエメラルドブルーの島。静かな浜辺もあって、ゆったりとした時間を満喫できる。是非、一度、お試しを。






今回、訪れたのは、観光客によく知られた「ターウェンビーチ」ではなく、ちょうど島の裏側にあたる「サメー(ทาดแสม)ビーチ」。パタヤ埠頭Bゲートから専用のグラスボートに乗って40~45分ほど。島の埠頭に着く乗合定期船の片道一人30バーツに比べれば150バーツと値が張るが、ビーチの静けさは比較にならない。外国人ツアー客で占められるターウェンビーチなどとは雲泥の差だ。
ところが、このサメービーチ、埠頭らしきものがない。波間に揺れる水色の浮遊物。そう、この紐で結ばれた浮き輪状のブロックが桟橋の代わりとなって、観光客を迎え入れている。ボートは沖合でエンジンを停止し、小型の木製ボートが乗客を何度もピストン輸送。それだけでも面白い。
水色のブロック造りの桟橋は大きく波に揺られて、地元の人でも立って歩くのは容易ではない。這うように浜辺を目指し、時には水中に転げ落ちる人も。ただ、このあたりは遠浅となっていて、仮に転落したとしても心配は無用だ。最も、電子機器などの携行には注意したい。
ところが、このサメービーチ、埠頭らしきものがない。波間に揺れる水色の浮遊物。そう、この紐で結ばれた浮き輪状のブロックが桟橋の代わりとなって、観光客を迎え入れている。ボートは沖合でエンジンを停止し、小型の木製ボートが乗客を何度もピストン輸送。それだけでも面白い。
水色のブロック造りの桟橋は大きく波に揺られて、地元の人でも立って歩くのは容易ではない。這うように浜辺を目指し、時には水中に転げ落ちる人も。ただ、このあたりは遠浅となっていて、仮に転落したとしても心配は無用だ。最も、電子機器などの携行には注意したい。



40分以上もかけて全乗客が上陸すると、ボートは沖合もしくはパタヤの埠頭へ。帰りの船は午後3時まで待たないと出発しないので、それまでは島でのんびりするしかない。覚悟を決めて向かった先には、ビーチに並んだパラソル群があった。
ビーチチェアの使用料は一人50バーツ。係の人によっては言い値が違うので、何度か確認するといい。簡単な食事やアルコールも注文することができ、まさに極楽だ。波の音と静かに吹く風が心地良い。何度もうとうとしながら、いつしか時間が過ぎていた。



往路と同じルートで帰るのかと思えば、係の人がソンテウ(荷台に乗るトラック)に乗れと言う。10分ほど山道を走った先には、岩畳状になった小型船の乗り場があった。船は沖合に停泊していたグラスボートを目指して進んでいく。大きく揺れるたびに波しぶきが顔を覆う。ビールの酔いがなければ、恐怖を感じていたかもしれない。
パタヤの埠頭に着いたのは、それから50分ほど経ってからのことだった。すでに上空は薄い雲が覆っていた。ほぼ半日が、いとも簡単に過ぎていた。何しに行ったのか分からないラン島旅行。帰ってみてから、一度も海に入っていないことに気付いた。


「ラン島・サメービーチ(ทาดแสม)」
海外情報員 Kobori 氏 プロフィール
