マタギキ 麻生 渡氏(14/14)
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13.ヂカギギタイム 参加者からの質問

Q:火が出るように部下を叱咤する知事をそこまで駆り立てるモノとは何ですか?
A:「あまりにも馬鹿げたことを言う時」に声を上げていました。きちんと考えた意見を言う人に怒鳴ったりしません。現状維持やあまりにも考えずに稚拙な意見を言う人は怒鳴り上げていました。要は、必死になってことに取り組まなければいけないということです。
Q:物事に行き詰った時にどうやって乗り切ってきたか?
A:簡単なことです。「おれはとにかくついてるんだ! だから、なんとかなる」と自分に言い聞かせることです。そして慌てないこと。時間軸で物事を捉えて、仮説=未来予想を立てながら行動してきたことが有効だと考えています。
Q:リーダーの条件とは?
A:結果に関して、全ての責任は自分にあると考え行動することです。何かあった時に人のせいにしないことです。
Q:震災下の日本、 福岡の我々はどうあるべきか?
A:東日本大震災により日本のエネルギー事業は転換期を迎えようとしています。今、世界では海底に眠るメタンハイグレード(氷状態のメタンガス)が注目されています。日本は四国から九州にかけて膨大な埋蔵量があることが調査で分かっています。メタンは水素と水を発生させ、その際に電気エネルギーも発生させます。福岡はメタンハイグレードの研究分野では世界で最先端を走っています。ですからこの研究分野において、危機に陥った日本のエネルギー事業を救うために牽引する立場にあると思っています。
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