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[愛魂 vol.41] DANCEROID ~時代が生んだ次世代のポップアイコン~(1/3)

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danceroid
[L→R:いとくとら(いくら)、まぁむ、柚姫、愛川こずえ]

 今や一大メディアとして急成長中の動画共有サービス「ニコニコ動画」。その中の人気カテゴリ「踊ってみた」で活躍する踊り手のみで2009年に結成されたDANCEROID。
 その存在や世界観を知ってる人と全く知らない人とに二分化されるこのニコニコ動画の世界において、知っている人間にとってはカリスマ的人気を誇るグループである。リーダーであるいとくとら(いくら)と、踊ってみたカテゴリの中でも、もうすぐ再生回数300万回(!!)に届く勢いの“ルカルカ★ナイトフィーバー”の踊り手、愛川こずえを筆頭に、まぁむ、柚姫という4人で構成。平均年齢21歳の彼女たちは、実はすでにアメリカやシンガポール、上海へも進出し、日本を代表する次世代ポップアイコンとして世界を舞台に活躍しているのだ。
 十代の頃からニコニコ動画を見て育った、いわば新人類と言っても過言ではない彼女たちが、どんなキッカケで今のポジションを築き、今何を考えるのか。このインタビューでは日本の次なる未来の一つの方向性が見えた気がした。

主催イベントではゲストの方を呼んでお祭りみたいな感じでやっています(笑)。

asianbeat(以下ab):メンバーの名前とユニット名の由来を教えて下さい。

いとくとら:はい、DANCEROIDのリーダーで「い」と「く」と「ら」と書いて「いとくとら」(いくら)です!
まぁむ:まぁむです。
愛川こずえ(以下こずえ):愛川こずえです。
柚姫:柚姫です。

ab:ユニット名の由来は?

いとくとら:DANCEROIDの由来は、「(ニコニコ動画の)踊ってみた」の動画などをVOCALOIDの曲を使ってアップしていたので、そのまま文字って「DANCEROID」になりました。今ちょうど2年ちょっと経ったくらいですね。

ab:メンバーの出会いと今のスタイルで活動するようになった経緯は?

いとくとら:私は「踊ってみた」のDVDを出したいというお話を頂いたんですけど、その時に誘ったメンバーが最初のメンバーなんです。
いとくとら
愛川こずえちゃんと、もう一人ミンカちゃんという踊ってみたで活動している踊り手さんも誘って3人で結成したグループだったんですが、ミンカちゃんは卒業してしまって。その後オーディションで加入したのがまぁむと柚姫です。もともと今の事務所の方から「踊ってみたの踊り手でDVDを出したい」と言われ、それからグループを結成して今の形になりました。オーディションの時は3人が加入したんですが、7月に行われたワンマンを最後に卒業ということになり、今の4人の形になりました。

ab:主にどこで、どんな活動を?

いとくとら:主にライブ活動や、DVDを出したりしています。今のメンバーでは出せていないんですが、この前の5人だった時に2枚出ていて、来年あたりに4人で出せたらなと思っています。DVDの他にもうちの柚姫ちゃんがデザインしたDANCEROIDのオリジナル制服やグッズがあります。YouTubeやニコニコ動画への動画投稿も続けていてDANCEROIDとしてもいくつか動画を投稿しています。あとは、ファッションショーやダンスのゲームのイベントにも出させていただいていますね。踊ってみたの方々を招いて、私たちが主催のイベント「DANCEROIDフェス」ではゲストの方を呼んでお祭りみたいな感じでやっています(笑)。

ab:踊ってみたの方とはどんな方を呼ばれるんですか?

いとくとら:踊ってみたで活躍されている有名な踊り手さんを呼んでいます。例えば踊ってみたで有名な「チルノのパーフェクトさんすう教室」という曲があるんですが、その振り付けをしたkuu.さん、恐怖。さんだとか、それ以外にもヲタの娘・召使という双子のユニットにも来ていただいたり。

ab:振付は誰がしてるのですか?

いとくとら:ほとんどMTP先生がやってくださっているんですけど、振付はこずえちゃんが“リリリリ★バーニングナイト”や“FirstKiss”を振付して、5人で出したDVDの時に東方Projectの「Miracle∞Hinacle」の振付を私がして、そのDVDではその3曲が自分たちが振付になっています。ちなみに、こずえちゃんの代表作は“ルカルカ★ナイトフィーバー”なんですよ。
こずえ:でもそれはDANCEROIDが始まる前に踊って、完全に趣味でやったものなので……。その後DANCEROID組んだら、ルカルカ★ナイトフィーバーを作った方が私たちと同じ事務所の人だったという感じなんです。だからDANCEROIDの楽曲もほとんどsamfreeさんに提供していただいています。その他にもボカロPさんの曲を使わせて頂いています。
いとくとら:基本的に楽曲はボカロPさんにDANCEROID用にオリジナルで作っていただいています。そして5人で出したDVDはニコニコ動画で活躍されてる女性の歌い手さんに歌っていただいて、自分たちは歌わないアイドルという名目でやっているので、歌を頼んで自分たちは踊っているというDVDです。

上海では楽屋に突撃してくるほど熱狂的なファンが多かった。

まぁむ
ab:海外での活動実績や、各国の反応を教えて下さい。

いとくとら:今のところ海外に行ったのは自分とこずえちゃんだけなんですが、今までに行ったのはシンガポール、アメリカではロサンゼルスとサンフランシスコと、アジアで上海ですね。本当に反応は各地で様々でしたね。

ab:一番反応が良かったところは?

いとくとら:ホントに反応が様々で、一番は決められないですが、ノリが良いのはやっぱりアメリカかな。
こずえ:私は上海がかなり衝撃的だった!
いとくとら:上海はある意味熱狂的なファンの方が多くて、結構楽屋まで突撃みたいな感じで、カメラを持ってきて「一緒に写真を撮ってください!」みたいな感じで嬉しかったんですが、楽屋の前にずっと居てトイレにも行けない状態でしたね(笑)。
ab:イベント自体はゲームやアニメのイベントなんですか?

こずえ:大体はコスプレや初音ミク関連とかが多いですね。
いとくとら:ロスでは「ミクノポリス」という完全に初音ミクのイベントで。シンガポールでは透明のスクリーンに3Dの初音ミクを映し出して、本当にそこに居てライブをするというイベントで、その前座をやらせていただきました。すごく大きいホールだったんですけど、ミクの見える角度が決まっていて満員にお客さんを入れられなかったんですが7,000枚のチケットは完売したんです。そんな中だったのでかなりの緊張と時差ボケで辛かった思い出がありますね(笑)。

ab:それは何年前?

いとくとら:数か月くらいの前の話です。新メンバーは加入したのは1年ほど前なんですが、その時は2人が選ばれて行くことになりました。でも年内に4人で行けたらなって思っていて、それが野望です。
こずえ:アメリカもシンガポールのお客さんも、頑張って知ってる限りのオタ芸をやってくれるんですよ。日本のオタ芸動画を見て勉強しているそうです。
いとくとら:サイリウムを持ってやってますね。いろんな国の特色がありますね。YouTubeとかに動画を投稿していると海外の方も見てくれるので、その国に行って実際にステージで踊って直接お会いできるってすごく素晴らしいことだと思っているので、いろんな国のファンの方に会いに行きたいなと思っています。
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