[愛魂 vol.18] DJ スティーヴ・アオキ ~“青木”の名前を掲げて世界中を飛び回るアメリカンヒーロー~(1/2)
前へ | 次へ

“青木”の名前を背負い、世界中を股にかけ飛びまわるインターナショナルなDJ スティーヴ・アオキ。アメリカにて一大鉄板焼きレストランチェーン「BENIHANA」を大成功させた父 ロッキー・アオキのビジネスセンスを遺憾なく受け継いだ彼は、自ら音楽レーベル「DIM MAK RECORD」やアパレルライン「DIM MAK COLLECTION」を運営。新たな音楽の発掘やクリエイティブの発信など、DJだけに留まらない彼のマルチな活動は、アメリカやヨーロッパはもちろん、アジア圏でも絶大な支持を誇り、常に世界中の若者たちを刺激し、牽引し続けている。
今回なんとタイトなスケジュールの中、東京・新木場ageHa公演のプレイのために来日した彼をキャッチすることができた。アジア人である彼がいかにしてアメリカで確固たる人気を獲得したのか。そして常に世界中のセレブリティやエッヂーなキーパーソンたちと交流し、研ぎ澄まされたセンスを持つ彼は、若者シーンや日本のアーティストをどう考えるのか。このインタビューではそんな彼のクリエイティブの根源に迫った。
僕らの斬新なアイデアは大人向けだったハウスミュージックに新たな現象を巻き起こした

asianbeat(以下ab):長年世界中を飛び回ってDJをしていると思いますが、ここ数年のクラブシーンはどう変わってきましたか?
スティーヴ・アオキ(以下スティーヴ):僕がDJとして初めて日本に来たのは2004年か2005年で、場所は渋谷でVANITYというパーティだったかな。その時はロックンロールのように激しいロック色の強いイベントだったんだけど、僕には重要なイベントだったよ。ちょうどその時期に、DIM MAKでは初めての試みでイギリス系のバンドとの契約を交わした時期でもあったんだ。2002年のTHE KILLSに始まり、2004年のBloc PartyやMYSTERY JETS、これはUSだけどTHE GOSSIPなどワールドワイドなバンドたちとサインしたよ。そして2007年にはダンスミュージックの方もリリースを始めたんだ。その年にはTHE BLOODY BEETROOTSやMSTRKRFTともサインし、2009年にはTHE BLOODY BEETROOTSのアルバムもリリースしたんだ。この2~3年はDIM MAKにとってロックミュージックとダンスミュージックのものすごい進化の年だったと思う。
スティーヴ・アオキ(以下スティーヴ):僕がDJとして初めて日本に来たのは2004年か2005年で、場所は渋谷でVANITYというパーティだったかな。その時はロックンロールのように激しいロック色の強いイベントだったんだけど、僕には重要なイベントだったよ。ちょうどその時期に、DIM MAKでは初めての試みでイギリス系のバンドとの契約を交わした時期でもあったんだ。2002年のTHE KILLSに始まり、2004年のBloc PartyやMYSTERY JETS、これはUSだけどTHE GOSSIPなどワールドワイドなバンドたちとサインしたよ。そして2007年にはダンスミュージックの方もリリースを始めたんだ。その年にはTHE BLOODY BEETROOTSやMSTRKRFTともサインし、2009年にはTHE BLOODY BEETROOTSのアルバムもリリースしたんだ。この2~3年はDIM MAKにとってロックミュージックとダンスミュージックのものすごい進化の年だったと思う。
これは僕にとっても進化の年でもあった。日本での過去2回のWOMB(※1)での公演では、まさにインディロックとダンスミュージックを融合したプレイだったんだけど、大成功に終わったよ。前回2009年の秋のDIPLOと共演したageHa(※2)公演でも大盛況だったんだ。日本のシーンのオーディエンスも昔に比べると新しい音に敏感になって、確実に育っていると思うよ。今回の来日もヘッドラインでのショーをやらせてもらっているけど、毎回日本に来ることを楽しみにしているよ。
そんな感じでダンスミュージックは日々変化してると思う。特に第一線でやってるアーティストはダンスミュージックを進化させていると思うんだ。例えば2007年にカムバックしたDAFT PUNKがそうだった。カムバックというより、むしろ重要なポジションでずっとやってたんだけど、2007年に本格復帰したときには、全く新しいファンを呼び込んだよね。
そして、フレンチ・エレクトロの名門レーベルED BANGERのJUSTICEが2007年にデビューした時は非常に多様な客にアピールできて、大きなムーヴメントが起きたんだ。それまでのハウスシーンは大人向けな音楽だったけど、JUSTICEの登場によって大人だけなく、若いパンクスをも魅了し、若者向けの音楽になっていった。そして僕のレーベルDIM MAKのTHE BLOODY BEETROOTSは今ハウスミュージックとハードコアを混ぜた革新的な音楽を作っているんだ。今までダンスミュージックとハードコアが同居することは不可能だったんだ。例えば、今までのダンスシーンは女性のボーカルやモノトーンな男性のボーカルがほとんどだったけど、今ではギターのサウンドやハードコアな叫び声をミックスしたダンスミュージックが支持されてきて、今までになかった斬新で全く新しい現象が起こっていると思う。アジア諸国でも僕たちの音楽は非常に受け入れてもらえているし、これからも僕らの音楽を含め、アジアの音楽シーンはもっと進化していくと思うよ。
そんな感じでダンスミュージックは日々変化してると思う。特に第一線でやってるアーティストはダンスミュージックを進化させていると思うんだ。例えば2007年にカムバックしたDAFT PUNKがそうだった。カムバックというより、むしろ重要なポジションでずっとやってたんだけど、2007年に本格復帰したときには、全く新しいファンを呼び込んだよね。
そして、フレンチ・エレクトロの名門レーベルED BANGERのJUSTICEが2007年にデビューした時は非常に多様な客にアピールできて、大きなムーヴメントが起きたんだ。それまでのハウスシーンは大人向けな音楽だったけど、JUSTICEの登場によって大人だけなく、若いパンクスをも魅了し、若者向けの音楽になっていった。そして僕のレーベルDIM MAKのTHE BLOODY BEETROOTSは今ハウスミュージックとハードコアを混ぜた革新的な音楽を作っているんだ。今までダンスミュージックとハードコアが同居することは不可能だったんだ。例えば、今までのダンスシーンは女性のボーカルやモノトーンな男性のボーカルがほとんどだったけど、今ではギターのサウンドやハードコアな叫び声をミックスしたダンスミュージックが支持されてきて、今までになかった斬新で全く新しい現象が起こっていると思う。アジア諸国でも僕たちの音楽は非常に受け入れてもらえているし、これからも僕らの音楽を含め、アジアの音楽シーンはもっと進化していくと思うよ。
日本には僕のホーミーがたくさんいて、音楽やファッションなど多くの刺激をもらってるよ
ab:あなたが注目するアジアのアーティストは誰がいますか?
スティーヴ:DEXPISTOLSだね! 彼らの音楽は素晴らしいし、彼らのレーベルROC TRAXも大好きだよ。彼らのスタイルはクラウドと一体化してフロアをロックし、幅広い曲をプレイしていて、オーディエンスが新しい音楽と出会うキッカケを作っているよね。
(-ここで楽屋に日本のストリードブランド“REVOLVER”のディレクターKIRIが登場-)
やぁ! KIRI! 彼は天才なんだ! 彼はとてもマッドで最高なヤツだよ。彼のブランドのTシャツは僕のお気に入りなんだ。あと、ヨネ(米原康正)もそうだし、ヒステリックグラマーのノブ(北村信彦)も最高だね。まさにファッション業界のゴッドファーザー的な存在でもあるデザイナーの藤原ヒロシや、VISVIMも大好きさ。UNDERCOVERの高橋盾もそうだね。
そして、ここで紹介したいのがコウジ(※3)。僕がここまで日本での素晴らしいキャリアを積むことができたのは彼のお陰なんだ。彼は最高のプロモーターだよ。
スティーヴ:DEXPISTOLSだね! 彼らの音楽は素晴らしいし、彼らのレーベルROC TRAXも大好きだよ。彼らのスタイルはクラウドと一体化してフロアをロックし、幅広い曲をプレイしていて、オーディエンスが新しい音楽と出会うキッカケを作っているよね。
(-ここで楽屋に日本のストリードブランド“REVOLVER”のディレクターKIRIが登場-)
やぁ! KIRI! 彼は天才なんだ! 彼はとてもマッドで最高なヤツだよ。彼のブランドのTシャツは僕のお気に入りなんだ。あと、ヨネ(米原康正)もそうだし、ヒステリックグラマーのノブ(北村信彦)も最高だね。まさにファッション業界のゴッドファーザー的な存在でもあるデザイナーの藤原ヒロシや、VISVIMも大好きさ。UNDERCOVERの高橋盾もそうだね。
そして、ここで紹介したいのがコウジ(※3)。僕がここまで日本での素晴らしいキャリアを積むことができたのは彼のお陰なんだ。彼は最高のプロモーターだよ。

彼がいなかったら今回や前回のWOMB、ageHaでのショーは実現しなかったと思うんだ。
他には日本のバンドでボアダムスやENVYというバンドがいるんだけど、彼らも日本で大好きなバンドの一つだよ。10年前に、当時僕がやっていたバンドTHIS MACHINE KILLSでは、ENVYと一緒に日本中をツアーで回ったこともあるんだ。
とにかく、日本では僕のホーミーがたくさんいてくれて、皆から音楽やファッションやいろんな部分で刺激をもらってるよ。
他には日本のバンドでボアダムスやENVYというバンドがいるんだけど、彼らも日本で大好きなバンドの一つだよ。10年前に、当時僕がやっていたバンドTHIS MACHINE KILLSでは、ENVYと一緒に日本中をツアーで回ったこともあるんだ。
とにかく、日本では僕のホーミーがたくさんいてくれて、皆から音楽やファッションやいろんな部分で刺激をもらってるよ。
前へ | 次へ