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[愛魂 vol.44] FPM 田中知之 ~世界を舞台に活躍し続ける唯一無二のDJ~(1/2)

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 国内ダンスミュージックシーンにおいてそのキャリア・実績ともトップクラスを誇り、海外での活動も積極的に行うDJ・プロデューサー FPMこと田中知之。
 彼のキャリアのスタートは京都で自らがオーガナイズするパーティに始まり、日本国内はもちろん、世界50都市以上(!)で公演、最近ではアジアへの積極的な展開も著しく、日本を代表するDJの一人と言っても過言ではないほど。そんな彼が今のポジションを築くまでに何を想い、どんなプロセスを歩んできたのか。そして今や日本のクラブシーンにとって避けては通れない問題、風営法についてどう考えているのか。日本を背負い、世界を視野に入れて活動する彼の想いや、今後について話を聞いた。

ネットで情報がシェアされていくにつれて、似たような選曲のDJがたくさん出てきた。

asianbeat(以下ab):田中さんがアーティスト活動を始めたキッカケは?

田中知之(以下 田中):もともと僕は10代の頃は京都でバンドをやっていまして。それと並行して、高校生の終わりくらいからマハラジャというディスコで皿洗いのバイトをしてたんです。そこでDJという職業を知り、ヘッドホンを耳に当てて何やってんだろうって誰もが思う疑問を抱きながら(笑)。そしてバイトで貯めたお金でターンテーブルを買ってDJを始めたのが最初です。そのうち京都で自分のオーガナイズするイベントをやり出して、東京から呼ぶゲストDJや、当時ニューヨークにいらっしゃったテイ・トウワさんが、ロンドンとかアムステルダム、ベルリンのDJに“京都に面白いDJがいるよ”って言ってくれたお陰で、世界中のDJが京都まで会いに来てくれた。FPMとして音楽を作り始めたのは、彼らがキッカケだったりしますね。
仲間内で始めたパーティでしたが、少しずつ大きくなって、関西でも大きなパーティになっていきました。
FPM
その当時僕は雑誌の編集の仕事をしていたんですけど、ベルリンのDJが“音楽作るんだったらうちのレーベルから出しなよ”って言ってくれて、日本でのリリーズも決まってないうちからヨーロッパでデビューが決まったりとか(笑)。すごくラッキーでした。そんな感じで今の僕がありますね。

ab:日本のダンスミュージックシーンを長く見てきた田中さんですが、ダンスミュージックシーンはどう変わってきましたか?

田中:僕が頻繁に日本中を回るようになったのは98年くらいからなので、13年くらいですかね。全国47都道府県を最初に制覇したDJはたぶん僕だと思います(笑)。そういう意味でいろんな街を見てきて、当時はネットも普及してなかったので、地方によって色があったり、DJも個性があったんですが、今のようにネットで様々な情報がシェアされていくにつれて、似たような選曲のDJがたくさん出てきた気がします。ネットが生んだ弊害ですよね。地域の特色はあった方がいいのになって未だに思います。僕もよくやるんですが、情報を遮断する努力というものをする必要があるのかなって思いますね。あとは、昨今の風営法の問題はとても深刻です。

ab:地方の特色がなくなっているのは、確かにそうかもしれませんね。

田中:イベントのタイトルやラインナップを見たら、地方のDJさんたちがかける曲がだいたい読めちゃうんですよね。昔は僕らを含め皆予測不可能なことをやっていたんです。だから色んな都市から来た人が面白がってくれたんだと思いますけど。自分達が独自の熟成をすることは大事かなって思います。

韓国は政治的にはすごくネガティブな報道が多いけど、クラブの現場ではリスペクトしてもらっている。

FPM
ab:アジア諸国でのプレイもこなしていると思いますが、日本とどう違いますか?

田中:海外は街によってはDJやクラブカルチャーに対するリスペクトがあるし、メインストリームとの接点が太かったり。日本ではネガティブに捉えられがちですけど、やっぱりロンドンやスペイン、スウェーデンではDJがスーパースターのような扱いを受けてたりしますし、文化の違いは感じますね。日本は海外のDJにとってマーケットとしては良いのかもしれないですけど、未だに風営法の問題でくすぶっていたりとか、いびつな印象を受けることがありますね。ただ、今日(2011.12.20 IN CIRCUS)のように平日に大きなイベントが行われることを考えると、やはりクラブ先進国だなと思いたいですね。

ab:海外で注目の国はありますか?

田中:最近アジアによく行くのですが、特に韓国は僕たち日本のDJにリスペクトがあって、ここ10年近く僕らは向うに呼ばれることは多いですね。
今は日本に韓流が入って来てますけど、その少し前に韓国で日本人DJブームみたいなものがあって、今でもそれは続いていてすごく面白いですね。中国だと最近は上海とかも行くんですけど、そこもすごく面白くなってきた。

ab:どんな感じで盛り上がってるのですか?

田中:僕は7、8年くらい行ってますけど、最初は何の情報も無くDJして下さいって言われて、50人くらいのところかなって思っていたら、いきなり3000人規模のイベントだったり。僕らがやる度に3000人、5000人っていう日本では考えられないほどの規模の人が集まったりとか。韓国は日本人アーティストに対するリスペクトと集客はすごいですね。そういう意味では、政治的には日本人に対してすごくネガティブなことを報道されているけど、クラブの現場ではリスペクトしてくれて、向こうのアーティストのプロデュースの話も多く頂いていますね。

ab:年間どれくらいの頻度で韓国へ?

田中:大きいイベントに絞って行ってた時期もあったんですが、2012年はELLUI(エルイ)っていうageHaみたいな大きなクラブで年に4回やることになっています。向うでも2万人動員するほどのDJイベントがあったりするんですが、海外の有名DJやアーティストも出演する中で、日本人もそれと同等のリスペクトを受けてますね。日本だと海外アーティストが出演する場合は僕らは立場が低くなったりするんですが、韓国だとそれはないですね。
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