[ ICON vol.53 ] Yun*chi ~“日本発”カルチャーと柔軟に結びつく次世代型歌姫~(1/2)
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きゃりーぱみゅぱみゅや、増田セバスチャンによるブランド“6%DOKIDOKI”の世界的躍進など、原宿発世界行の青文字系カルチャーが勢いを増す中、それに次ぐ新たな可能性として注目されるアーティストYun*chi(ゆんち)。
彼女のデビューアルバム「Yun*chi」では、ニコニコ動画のカリスマにしてVOCALOIDの可能性を広げた立役者でもあるkz(livetune)や、CHARAのサウンドプロデュースも務めた浅田祐介らとのコラボレーションも実現。さらに以前「ICON」にも登場した石川涼が手掛ける今や国内ファッション業界で絶大な影響力を持つ“お兄系”ブランド「VANQUISH」とのコラボレーション実績を持つなど、デビューから間もなくしてすでに国内ではシーンを大きくざわつかせている張本人である。
今回はそんな彼女の音楽的ルーツやもう少しパーソナルな話まで突っ込んでみた。このインタビューでは“日本発”のあらゆるオリジナルカルチャーと違和感なく、柔軟に結びつく彼女の魅力が垣間見ることができるだろう。
昔から歌が大好きで、小さい頃は家の中すべてがステージでした。

――音楽活動を始めたキッカケは?
Yun*chi:元々、両親が音楽や歌うことが好きだったので、自然に音楽と歌が好きになってました。最初は両親がJ-POP好きだったので、家でベッドや階段とか全部をステージみたいな感じで一人ショータイムのようなことをよくやってたんです。その後大人になって、友達3人がグループを組んでいて、DJやラップ、音楽制作などの音楽活動をやっていて、そこに女性ヴォーカルが欲しいということで誘われたんですよ。もともと彼らとは友達だったし、やっぱり歌を歌うのは好きなので気軽な気持ちで始めました。その制作の時に初めてレコーディングというものを経験したんですが、そこで初めて“自分の声”をすごく意識するようになりましたね。ニュアンスだったり息の吸い方や声の出し方、ちょっとしたタメだったり、そうゆうものを変えることで気持ちの伝わり方がすごくリアルになるんだってことをそこで初めて知って。そこから音楽の力の凄さや魅力にさらにとりつかれていきました。
Yun*chi:元々、両親が音楽や歌うことが好きだったので、自然に音楽と歌が好きになってました。最初は両親がJ-POP好きだったので、家でベッドや階段とか全部をステージみたいな感じで一人ショータイムのようなことをよくやってたんです。その後大人になって、友達3人がグループを組んでいて、DJやラップ、音楽制作などの音楽活動をやっていて、そこに女性ヴォーカルが欲しいということで誘われたんですよ。もともと彼らとは友達だったし、やっぱり歌を歌うのは好きなので気軽な気持ちで始めました。その制作の時に初めてレコーディングというものを経験したんですが、そこで初めて“自分の声”をすごく意識するようになりましたね。ニュアンスだったり息の吸い方や声の出し方、ちょっとしたタメだったり、そうゆうものを変えることで気持ちの伝わり方がすごくリアルになるんだってことをそこで初めて知って。そこから音楽の力の凄さや魅力にさらにとりつかれていきました。
間もなくユニットは解散になってしまったんですけど、その後も音楽業界のことも右も左も分からないまま一人で気持ちだけで音楽活動をしていきました。
――今までどんな音楽に影響を受けて、現在に至るのですか?
Yun*chi:けっこう幅が広いんです。好きなアーティストさんや目指してるアーティストさんや影響を受けた方はいますか? っていう質問は多いのですが、答えが多すぎて(笑)。ほんとに両親の影響で、矢沢永吉さんや、松田聖子さん、中森明菜さん、岡村靖之さん、尾崎豊さん、徳永英明さんとかいっぱい出てきちゃうんですよ、J-POPに関しては。高校生くらいになってからはダンスミュージックとか聴くようになって、ユニットを始めてからはさらに色々と聴くようになりましたね。私は歌うことも好きだし、曲を聴くことも大好きなので、コアな音楽が好きな人も、ポップな歌詞やメロディが好きな人も、例えば小っちゃい子にとっても、その真ん中の仲介役になれたらい良いなと思っています。全ての人にとっての入口や、キッカケというポジションになれば良いなと思って曲を作っています。だから、ダンスミュージックだけど、ちゃんと歌ものとしても成立させたいと思っているし、日本語詞も多いので、歌詞カードを見なくても歌を聴きながらその情景が頭に浮かぶような作品作りを心がけています。
――今までどんな音楽に影響を受けて、現在に至るのですか?
Yun*chi:けっこう幅が広いんです。好きなアーティストさんや目指してるアーティストさんや影響を受けた方はいますか? っていう質問は多いのですが、答えが多すぎて(笑)。ほんとに両親の影響で、矢沢永吉さんや、松田聖子さん、中森明菜さん、岡村靖之さん、尾崎豊さん、徳永英明さんとかいっぱい出てきちゃうんですよ、J-POPに関しては。高校生くらいになってからはダンスミュージックとか聴くようになって、ユニットを始めてからはさらに色々と聴くようになりましたね。私は歌うことも好きだし、曲を聴くことも大好きなので、コアな音楽が好きな人も、ポップな歌詞やメロディが好きな人も、例えば小っちゃい子にとっても、その真ん中の仲介役になれたらい良いなと思っています。全ての人にとっての入口や、キッカケというポジションになれば良いなと思って曲を作っています。だから、ダンスミュージックだけど、ちゃんと歌ものとしても成立させたいと思っているし、日本語詞も多いので、歌詞カードを見なくても歌を聴きながらその情景が頭に浮かぶような作品作りを心がけています。
昔は嫌いだったけど、今は自分の変な声を武器にしようと思うようになりました。
――歌詞の言葉選びなどで気をつけていることはありますか?
Yun*chi:ニュアンスとか、最初のレコーディングでハマった声の質感とか感覚は大事にしていますね。でも私はけっこう滑舌が悪かったり、声が高くて特徴的だったりするので、普通に「イ」って歌っても「イ」に聴こえなかったりするので(笑)、その辺りはちゃんとリスナーに聴きやすい、伝わりやすい単語に変えたりとかっていう細かい作業は気を使っています。
――凄く細かいクリエイティブにも意見されたり、関わったりされているのですね。
Yun*chi:そうですね。もちろん歌詞を提供して頂いている曲もあるのですが、その中でも自分の言葉でより自分の気持ちや想いが伝わりやすい言葉、しっくりくる表現に直したりと試行錯誤しています。
Yun*chi:ニュアンスとか、最初のレコーディングでハマった声の質感とか感覚は大事にしていますね。でも私はけっこう滑舌が悪かったり、声が高くて特徴的だったりするので、普通に「イ」って歌っても「イ」に聴こえなかったりするので(笑)、その辺りはちゃんとリスナーに聴きやすい、伝わりやすい単語に変えたりとかっていう細かい作業は気を使っています。
――凄く細かいクリエイティブにも意見されたり、関わったりされているのですね。
Yun*chi:そうですね。もちろん歌詞を提供して頂いている曲もあるのですが、その中でも自分の言葉でより自分の気持ちや想いが伝わりやすい言葉、しっくりくる表現に直したりと試行錯誤しています。

●最新作「Yun*chi」のジャケット
とは言え、今回歌詞を提供して頂いた方や、音楽を作って頂いたlivetuneのKzさん、浅田祐介さん、AvecAvecさんとか、みんな私がデビューする前の普通の女の子だった頃から私のことを知っていて、付き合いも長いので、歌詞書く時もプリプロはしつつも、私のことを考えながら作って頂いた感じなので、まるで自分が書いたのかと思うほど自然に入り込める世界観でしたね。
――歌唱力や声質も高く評価されていますが、自分としてはどう?
Yun*chi:ボイストレーニングとかはデビュー決定後に行き始めたので、実はまだ5~6回しか行ったことはなくて。もともと自分のアニメ声って昔は好きじゃなかったんですけど、ボーカリストを目指し始めてからはこれを武器にしようと思うようになりました。もちろん気に入っています(笑)。
幼少期より音楽と共に生活してきた彼女が注目する「ポップカルチャー」とは?
――歌唱力や声質も高く評価されていますが、自分としてはどう?
Yun*chi:ボイストレーニングとかはデビュー決定後に行き始めたので、実はまだ5~6回しか行ったことはなくて。もともと自分のアニメ声って昔は好きじゃなかったんですけど、ボーカリストを目指し始めてからはこれを武器にしようと思うようになりました。もちろん気に入っています(笑)。
幼少期より音楽と共に生活してきた彼女が注目する「ポップカルチャー」とは?
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