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【櫻井孝昌のJAPAN! JAPAN! JAPAN!】 第90回 モーニング娘。’14 工藤遥インタビュー②~『銀の匙』とモーニング娘。の共通点って?
世界が愛するマンガ誌とアイドルのトップがタッグ。モーニング娘。'14の週刊少年サンデー表紙撮影現場での、少年マンガ大好き工藤遥へのインタビューの続編である。

▲撮影風景。モーニング娘。’14が表紙の週刊少年サンデーは2月12日発売。
前号でも紹介したとおり、週刊少年サンデー連載中の『銀の匙』にはまりまくっている工藤に、舞台となっている大蝦夷農業高等学校の生徒たち、通称エゾノー生とモーニング娘。'14の共通点がないか聞いてみた。
工藤「エゾノー生って、皆が好きなことになると一致団結して向かっていきますよね。あの感じが私たちととても似ています」
モーニング娘。をしばしば伝統芸能に例えて書いてきたが、工藤の話を聞きながら、改めてその匠の精神を感じた。だからこそモーニング娘。は世界に支持され続けてきたのだ。愛してやまないマンガが掲載されている雑誌の表紙を飾ることを工藤はどう思っているのだろうか。

▲工藤遥
工藤「めっちゃ嬉しいです! 荒川先生が見てくださるかもしれないと思うと、ドキドキします。『銀の匙』を読んで私の中の農業に対する意識は180度変わりました。労働時間のことや、生き物を殺さなければならないこと。厳しいことばかりを勝手にイメージしていました。でも、その奥にあるほんとうのことを『銀の匙』に教わりました。食べることへの意識も変わりました。当たり前に思っていたことが当たり前でないことを『銀の匙』で知ることができたんです。八軒(主人公)の人生はすごいと思います。私が大好きな登場人物、駒場くんの家が離農するときはいったいどうしたらいいんだろう……と真剣に落ち込みました」

前号でも紹介したとおり、週刊少年サンデー連載中の『銀の匙』にはまりまくっている工藤に、舞台となっている大蝦夷農業高等学校の生徒たち、通称エゾノー生とモーニング娘。'14の共通点がないか聞いてみた。
工藤「エゾノー生って、皆が好きなことになると一致団結して向かっていきますよね。あの感じが私たちととても似ています」
モーニング娘。をしばしば伝統芸能に例えて書いてきたが、工藤の話を聞きながら、改めてその匠の精神を感じた。だからこそモーニング娘。は世界に支持され続けてきたのだ。愛してやまないマンガが掲載されている雑誌の表紙を飾ることを工藤はどう思っているのだろうか。

工藤「めっちゃ嬉しいです! 荒川先生が見てくださるかもしれないと思うと、ドキドキします。『銀の匙』を読んで私の中の農業に対する意識は180度変わりました。労働時間のことや、生き物を殺さなければならないこと。厳しいことばかりを勝手にイメージしていました。でも、その奥にあるほんとうのことを『銀の匙』に教わりました。食べることへの意識も変わりました。当たり前に思っていたことが当たり前でないことを『銀の匙』で知ることができたんです。八軒(主人公)の人生はすごいと思います。私が大好きな登場人物、駒場くんの家が離農するときはいったいどうしたらいいんだろう……と真剣に落ち込みました」
工藤にとってマンガはどんな存在なのだろうか。
工藤「私は、マンガは正義だと思っています。いつの日か私が母の立場になったら、マンガをとことん読ませたいと思います。そのとき流行っているマンガも読んでほしいですが、古いマンガも読んでほしい。だからそのときまで『銀の匙』もずっと持っています。これからもいろいろなマンガを読んでいきたいです。最近、二次元があれば生きていけるやとさえ思います。人生の大切なことをマンガは私にいっぱい教えてくれるんです。モーニング娘。'14のメンバーにも読んでほしいなと思います」
いまの工藤はどんなタイプのマンガが好きなのだろうか。
工藤「どうも私は食べ物がポイントになるマンガが好きなようですね(笑)」
工藤と話しながら、いつの日か、彼女がマンガやアニメを通して、日本の文化や社会を知り、日本を好きになってくれた世界の若者たちと話せたらなと思った。
工藤「私は、マンガは正義だと思っています。いつの日か私が母の立場になったら、マンガをとことん読ませたいと思います。そのとき流行っているマンガも読んでほしいですが、古いマンガも読んでほしい。だからそのときまで『銀の匙』もずっと持っています。これからもいろいろなマンガを読んでいきたいです。最近、二次元があれば生きていけるやとさえ思います。人生の大切なことをマンガは私にいっぱい教えてくれるんです。モーニング娘。'14のメンバーにも読んでほしいなと思います」
いまの工藤はどんなタイプのマンガが好きなのだろうか。
工藤「どうも私は食べ物がポイントになるマンガが好きなようですね(笑)」
工藤と話しながら、いつの日か、彼女がマンガやアニメを通して、日本の文化や社会を知り、日本を好きになってくれた世界の若者たちと話せたらなと思った。


自分たちと同じマンガを同じように愛するアーティストが、自分たちが愛するアイドルグループにいる。それがどんなに彼らにとって嬉しいことか、そして日本が世界でいちばんユニークな国だからこそできる奇跡か、日本を愛してやまない世界のみなさんはいつも教えてくれるのだ。
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール

ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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※次回は、アニメ文化外交の新たな同志、A応P(アニメ勝手に応援プロジェクト)メンバーへのインタビュー
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