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第2回 福岡手作り体験~コンペイトウづくり + 握りずしづくり体験~(1/2)
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コンペイトウミュージアム福岡

みなさん「コンペイトウ」は好きですか?コンペイトウは見た目がお星様にも似ているので台湾では「星星糖」とも呼ばれています。女の子心をくすぐる色鮮やかで可愛らしいコンペイトウ、実は日本発祥のものではないんですよ。コンペイトウは1546年、室町時代末期にポルトガルの宣教師 ルイス・フロイスがガラス瓶に入れて織田信長に献上したことで京都から全国に広まっていったと伝えられています。
「コンペイトウ」の名前はポルトガル語で砂糖菓子を意味する「コンフェイト(confeito)」からきているそう。当時は高級な異国のお菓子で、高い位の人しか食べることができなかったそうですよ。江戸時代末期まで手作りで作られていましたが、明治後期からはだんだんと機械を使うようになったそうです。

福岡市内にある「コンペイトウミュージアム福岡」では、コンペイトウの歴史や、コンペイトウの作り方を知ることができますよ。ミュージアムの外観は色鮮やかで、遠くから見ても可愛らしい大きなコンペイトウが目印になっていますね。

「コンペイトウミュージアム福岡」は大阪に本社があり、売店では大阪の工場で作られた様々なコンペイトウを試食・購入することもできますよ。

自分用にも、お土産用にもぴったりな商品がたくさんあり、包装もとってもかわいい!和風なパッケージを使用した商品や、福岡限定のコンペイトウは観光客に人気があるそう。福岡の八女茶を使った香り高い「抹茶味」、少し塩味がある太宰府名物の「梅味」は特におすすめ!

「こんぺいとうの万華鏡キット」なんていうものも発見。説明書のとおりにコンペイトウを筒の中に入れて中を覗くと、角度によってさまざまな形に変化するコンペイトウを楽しむことができます。素敵なお土産ですね。

今回ここに来た一番の目的は、コンペイトウづくりを体験すること。初めての体験なのでとてもワクワクしました。回転させながら熱を加え続け、何日間もかけて作られるコンペイトウは、もともとは白で色はついていません。大きさによってかかる時間は異なりますが、一般的な大きさになるまでには2週間もかかるんですよ。ですので、ここで体験できるのは、コンペイトウの色付けと味付けになります。

こんぺいとう工房の中には「金平糖製造器(回転輪釜)」と呼ばれる機械が2台あります。この機械は村上辰三郎という人が発明し、明治36年に特許を出願したそうです。ここにあるのは縮小版で、大阪の工場では、直径約2mにもなる大きなものを使っているんですよ。

色付け、味付けをしていないコンペイトウは素朴な砂糖の甘さのみですが、着色料とシロップを加えて好きな色と味にすることができます。色は黄色、緑、青、ピンク、紫、オレンジから、味はレモン、パイン、ピーチ、サイダー、グレープフルーツ、メロン、オレンジから選べます。見た目からは想像できない色と味を組み合わせて、食べた人に何味か当ててもらう楽しみ方もあると先生に教えてもらったので、私はピンク色にメロン味を選びました。面白い組み合わせでしょ(笑)?

色と味を選んだらいよいよ体験開始!まず先生に天然色素を使って着色料を作ってもらい、釜に白いコンペイトウを投入。回転する釜に着色料を数回に分けて流し入れ、専用の金属プレートを使ってコンペイトウを混ぜ、全体に色を付けます。

全体に色が付いたら次は味付け。着色料に味付きシロップを入れてもらい、また同じように釜に入れ、全体に味を付けます。

これが杏子特製の"メロン味のピンクのコンペイトウ"です。きれいな色でしょ?見た目とは異なる味のコンペイトウ、外ではなかなか買えないですよ(笑)。コンペイトウの色付け・味付け体験はこれで終了です。

体験が終わったら、「カルメ焼き」づくりを見せてもらいます。台湾の方は「カルメ焼き」を知っている人はあまりいないと思います。「カルメ焼き」は水、砂糖、重曹を材料として作るお菓子で、10cm程の鉄製おたまに材料を入れて熱を加えながら混ぜるとみるみる膨らんでいきます。コンペイトウと同じくポルトガルから伝わったお菓子で、ポルトガル語で"甘いもの"を意味する「カラメロ(caramelo)」が語源です。

コンペイトウミュージアムでは「カルメ焼き」のキットも売っているので、興味がある方は是非購入して家で作ってみてくださいね。

カルメ焼きづくりの実演を見終わったら、突然"コンペイトウ博士"が登場!博士のなぞなぞを交えたわかりやすい説明でコンペイトウについて楽しく勉強できました!

実演などを見ている間に、スタッフの方が体験で色付け・味付けをしたコンペイトウを包んでくれていました。個包装なのでお土産にもぴったり!こうしてみるとお店で買ったものみたいですね。美味しく楽しく学びながら体験でき、親子でも一緒に楽しめるので、福岡に来たときは是非コンペイトウミュージアムで体験してみてくださいね。

コンペイトウミュージアム福岡
住所:福岡県福岡市南区清水1-16-11
TEL:092-554-3001/FAX:092-554-3007
営業時間:10:00~18:00
アクセス:(博多駅から)「博多郵便局前」BまたはC・D乗り場から西鉄バス60番「住吉中学校前」下車 徒歩約3分、64~67番 清水町「しみずまち」下車 徒歩約5分
(天神から)「天神大丸前」(4)バス停より西鉄バス49、61、62、151、152、16番 清水町「しみずまち」下車 徒歩約5分
問合わせ:f-museum@konpeitou-kingdom.com
ホームページ:http://www.konpeitou-kingdom.com/

コンペイトウ工房
体験開始時間:10:00、13:00 (※要予約。予約フォームはコチラ)
所要時間:約90分
料金:1,000円 / 人
対象:2歳以上
※小学生以下のお子様は保護者の同伴が必要。保護者の方も有料となります。
※情報は全て2017年9月のものです。
TEL:092-554-3001/FAX:092-554-3007
営業時間:10:00~18:00
アクセス:(博多駅から)「博多郵便局前」BまたはC・D乗り場から西鉄バス60番「住吉中学校前」下車 徒歩約3分、64~67番 清水町「しみずまち」下車 徒歩約5分
(天神から)「天神大丸前」(4)バス停より西鉄バス49、61、62、151、152、16番 清水町「しみずまち」下車 徒歩約5分
問合わせ:f-museum@konpeitou-kingdom.com
ホームページ:http://www.konpeitou-kingdom.com/

コンペイトウ工房
体験開始時間:10:00、13:00 (※要予約。予約フォームはコチラ)
所要時間:約90分
料金:1,000円 / 人
対象:2歳以上
※小学生以下のお子様は保護者の同伴が必要。保護者の方も有料となります。
※情報は全て2017年9月のものです。
~取材の思い出~

御釜砂糖子先生の楽しくわかりやすい説明のおかげで、コンペイトウ色付け・味付け体験が成功しました!とっても楽しかったです。ありがとうございました!
外部リンク
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