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マタギキ 遠山正道 氏(13/17)

12.“やりたいことをする”ためにはどうしたら良いのか

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 僕たちは“やりたいことをする”ためにやることを4行詩にしたためています。“やりたいということ、必然性、意義、無かったという価値”です。

 “必然性=なぜやっているのか”という自分自身への意味です。言うならば、突っ込まれても、その時に顔を真っ赤にしながら言える情熱は大切です。仕事は1人ではできません。周りを巻き込まなければいけません。銀行さんや一緒に働いてくれるスタッフへのプレゼンも、その時に意義がある方がよくて、圧倒的に巻き込みやすいですし、納得させ易いです。意義があるからこそ自分のやりたいことに繋がります。PASS THE BATONで言えば“リサイクル”という意義があるからこそ、フランスの企業が協力してくれるのです。こういうことを経て事業を進めていくと“無かったという価値=オリジナル”に昇華していくわけです。
スープストックトーキョーに当てはめてみると……

■やいたいこと=スープという共感
僕が最初に立てた企画書を一言でいうと“共感”という言葉になります。スープという共感の軸を思いつけたのが、僕が“やりたいことに出会った”瞬間です。スープという軸に共感して集まってくる仲間、共感して広がりができ、さらに提案したい商品、商品を通して作るお客様=世の中との関係性。これができればスープが別の食べ物になったり、サービスに変わったり、他の物販に代わっても共感は広がっていくだろうと考えたんです。

■必然性=何かをやりたいという気持ち
端的に言えば、サラリーマンだった僕が、1度は社長をやってみたいと思った気持ちのこと。実は、僕の祖父や父は経営者でした。小さい頃から2人の姿を見ていましたので“サラリーマンで終わってはつまらない”という気持ちがあったんでしょうね。

■意義=ファーストフードはなんでこうなっちゃうんだろう
安かろう悪かろうといった風潮を変えること。今まで無かった、女性が1人で行ける場所を作ること。無添加で良いモノをきちんと提供することです。

■無かったという価値=女性がスープを飲んでほっとしているシーン
最初にこのシーンを思い浮かべた時、僕は何か大事なものと出会った感覚になりました。それからスープストックトーキョーが始まります。その後色々と調べてみると、当時ニューヨークにスープの専門店があって、日本の雑誌でも取り上げられていました。カッコ良い店舗で行列になっていました。実際に見学にも行きましたが“雑誌で見たのと、僕が思い付いたものが逆で本当に良かったな”って思いました。もしも先に雑誌を見ていて“なんかカッコ良いな。並んでるし、儲かりそうだな”という気持ちで始めていたら、ほぼ間違いなく、今のスープストックトーキョーは無いと思います。なぜかというと、先ほども言いましたが利益が安定したの8年目です。それまで相当苦労しました。無くなる理由はいくらでもありましたから、もし雑誌を見て始める=儲かりそうだから始めていたら、人から「儲かってないじゃん」って言われたとたん萎縮しちゃいますし、“雑誌で見てカッコ良いから=その行為自体は全然カッコ良くない”というのを自分が1番分かっているから、どこかで折れて今日に至ってないと思います。

 “自分たちで考えて自分たちでやろうと決めた”ある種のプライドが皆にあったから、僕たちは頑張れたんです。だから15年経っても想いは変わっていません。振り返れば企画書に“スープストックトーキョーはスープを売っているが、スープ屋ではない”と書いています。調理やサービス、物流などスタッフ一人ひとりが自分事として“1つの作品として”仕事を捉えること。会社を「スープストックトーキョーさん」という1人の人格として感じること。こういった日々の取り組みを通して“スープストックトーキョーへの想い=共感”を共有しています。だから僕たちは厳しい状況であっても、全員で踏ん張ることができるんです。結果としてオリジナルになる=無かったという価値になることができました。

 そもそも僕のスタートは、絵の個展=アーティスト活動から始まっています。絵描きは“何の絵が流行っているだろうか”なんて考えて描かないでしょ。それと僕がやってきた事業がオリジナリティが強いのは、マーケティング的なことは無視してやってきたことも大きいでしょうね。フランチャイズのビジネスモデルを否定するつもりはありませんが、僕は“ときめけない”です。例えばアメリカからドーナツのモデルを持ってきて、一生懸命がんばって評価されても、半分はアメリカの創業者が誉められているみたいで、しゃくに障りませんか? どうせ苦労するのだったらまるっと自分で作りたいじゃないですか! 僕たちは人の球でなく、自分達から球を投げたいんですね、きっと。

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