マタギキ 遠山正道 氏(4/17)
3.ケンタッキーフライドチキンへ

1997年に三菱商事から「ケンタッキーフライドチキン」に出向しました。当時、僕は情報産業グループに所属していました。商社は情報産業みたいな一次産業、川上の商売が多いのですが、僕は飲食業や小売業に興味があったので、何とか関わりたいと考えていました。単に小売業を始めても、他の人とは差別化ができません。だから企業性と個人性を重く考えていました。企業が持っている信用力や、ネットワークに資金力と、個人が持っている情熱(私が絵の個展を開いたようなこと)を上手く合わせれば、他と違った小売業ができると考えていました。ちょうど個展も終わり、来て頂いた方々へのお礼に「何をするか分かりませんが、成功することに決めました!」なんて決意表明を送っていた時に、三菱商事の関連会社にケンタッキーフライドチキンがあることを知ります。僕がやりたいことには打ってつけの場所だったんです。そこで社内の情報を集め、僕の上司である情報産業グループの常務と、ケンタッキーの社長がパーティ会場で「何か一緒に仕事したいよね」と懇談していたネタを仕入れ、ケンタッキー社に自分を売り込みに行きました。上手いこと部長に頼み込んで根回ししてもらったので、無事に出向することでができました。