[愛魂 vol.26] フォトグラファー 米原康正 ~チェキを持った若者文化の代弁者~(3/3)
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日本の女の子って世界で認められてるんだから、自信を持たなきゃ。

●台湾の人気雑誌「Hi magazine」「1NCOMING」では大特集が組まれるほど今注目される米原氏
ab:作品を通してどういうことを伝えていきたい?
米原:東京の女の子って可愛いし、やっぱりリアルな女の子の可愛い部分を見て欲しいですね。僕自体は日本人とかアジア人以外はちょっと怖かったりすんのよ。白人バーンって来られても、ちょっと僕にTOO MUCH過ぎるかなって思って(笑)。それは白人の価値観をちゃんと分かる人が撮った方がニュアンス的に良いに決まってる。その代わり僕はアジア人、日本人のニュアンスは全部分かるから、僕が撮った方が良いに決まってる。そういう部分を見せてあげるってことが必要だし、それは僕の作品を見れば分かってもらえると思う。例えば、僕は台湾に行けば台湾の女の子を撮るし、韓国に行けば韓国の女の子を撮るんだけど、僕が分からないのは、日本で外国人を撮るってこと。それって外人コンプレックスを持つ日本人の劣等感を煽るだけなんだよ。大人達が子供達の劣等感を煽ってダメにしちゃってる状況じゃん。良識ある大人だったら、子供達に“外国と対等に勝負しろよ”って。“世界に出ろよ”って促さないと。現に日本の女の子って世界で認められてるんだから、自信を持たなきゃ。スポーツだって陶芸家だって、今世界で認められて世界で活躍してる日本人ほど、日本で知られてなかったりする状況は良くないよね。それってきっとメディアが加担してると思うし、日本人をどんどんダメにしてモノを買わせてるような気がするな。
ab:アジアに対しても同じような考えですか?
米原:台湾とかで日本がとても贔屓にされていることは嬉しいんだけど、いつも彼らには、「日本のカルチャーを好きでいてくれるのは嬉しいし、歴史に興味を持ってくれるのは良いんだけど、今の日本人のように、自分達が何者であるかを忘れて“海外がカッコいい”“海外だけ知ってればいい”みたいにだけはならないで欲しい」って言ってる。外の情報を知った上で、もっと自分の国について考えたり、盛り上げたりってことをしていかないとダメなんだよ。
悔しかったら僕みたいな50歳になってみろっていうこと。

ab:影響を受けた人は?
米原:小さい頃から作品見て、この人と会ったら仲良くなれるなぁとか、この人と一緒に仕事できるなぁとか、夢のようなこと考えてる子供で。アンディ・ウォーホルとか、ルー・リードとかもすごい好き。現場を仕事にできてる感がすごい良くて、パンクシンガーとかもそう。自分達のそのままを出していいんだみたいな。そういうの羨ましかったし、そういう風になろうと思ってた。自分達のシステムを作るとか、自分達の価値観を作るとか、そういうことをしている人ってすごく憧れてたね。
ab:座右の銘は?
米原:“Don’t think,feel”かな。考えないで感じようっていう。でもこれもまた元に戻るんだけど、それを言えるまで考えたからそういうこと言えるっていう風じゃないと嫌だね。考え過ぎた人に対して、“Don’t think,feel”って言うのは分かるんだけど、本当に何も考えてない人には“feel”だけになっちゃうから、それは意味分かんなくなるじゃない。
米原:小さい頃から作品見て、この人と会ったら仲良くなれるなぁとか、この人と一緒に仕事できるなぁとか、夢のようなこと考えてる子供で。アンディ・ウォーホルとか、ルー・リードとかもすごい好き。現場を仕事にできてる感がすごい良くて、パンクシンガーとかもそう。自分達のそのままを出していいんだみたいな。そういうの羨ましかったし、そういう風になろうと思ってた。自分達のシステムを作るとか、自分達の価値観を作るとか、そういうことをしている人ってすごく憧れてたね。
ab:座右の銘は?
米原:“Don’t think,feel”かな。考えないで感じようっていう。でもこれもまた元に戻るんだけど、それを言えるまで考えたからそういうこと言えるっていう風じゃないと嫌だね。考え過ぎた人に対して、“Don’t think,feel”って言うのは分かるんだけど、本当に何も考えてない人には“feel”だけになっちゃうから、それは意味分かんなくなるじゃない。
だからこれは皆に通じることじゃなくて。僕がすごい考え過ぎた青春時代をおくったからこそ、“感じる部分”を大切にしようと思ったんだけど、それは僕とか考え過ぎな人だけに通じることで、今の時代にはフィットしない座右の銘なのかも。
ab:アジアの若者にメッセージをお願いします。
米原:自分自身の価値観みたいなものを、もっと人に説明してく作業をしていくべきだと思います。僕はそれを作品として伝えたし、例えばそれを商品にしたりとか、色んなものに変えていけるんだよ。若いってことは縛られずに挑戦できるってことで、まず社会の常識とか関係なく、“とりあえず今コレを良いと言っときましょう”ではないところから始められるワケでさ。もっともっと挑戦してもいいんじゃないかなって思うんだよね。悔しかったら僕みたいな50歳になってみろっていうことだと思うんだ。
(取材日:2010.10.29)
ab:アジアの若者にメッセージをお願いします。
米原:自分自身の価値観みたいなものを、もっと人に説明してく作業をしていくべきだと思います。僕はそれを作品として伝えたし、例えばそれを商品にしたりとか、色んなものに変えていけるんだよ。若いってことは縛られずに挑戦できるってことで、まず社会の常識とか関係なく、“とりあえず今コレを良いと言っときましょう”ではないところから始められるワケでさ。もっともっと挑戦してもいいんじゃないかなって思うんだよね。悔しかったら僕みたいな50歳になってみろっていうことだと思うんだ。
(取材日:2010.10.29)
[INFO]

米原康正
編集者 / クリエイティブディレクター / フォトグラファー
■略歴
90年代に伝説的写真投稿雑誌『アウフォト』を創刊し、国内外で高い評価を受ける。その後企画・編集した『smart girls』にて、チェキで撮った女の子の素のままのセクシーでガーリーな世界観の写真を発表して大好評を博す。以降世界で唯一チェキをメイン機材とするアーティストとして、雑誌、CDジャケット、ファッショカタログなどで幅広く活躍。2008年にNY、チェルシーの老舗ギャラリーBarry Friedmanに招聘されコンテンポラリー・アートの世界に参入し、多くの都市で個展やグループ展、コラボ展などを開催している。世界のストリート・シーンで注目される、ジャパニーズ・カルチャーを作品だけでなく自分の言葉で語れる日本人アーティストの一人。
■Web Site
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