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【櫻井孝昌のJAPAN! JAPAN! JAPAN!】 第93回 なぜメイドカフェが世界と日本をつなぐのか~アキバの人気メイドにインタビュー
海外の日本ファンが熱い視線を送っている日本現代文化のひとつに、メイド文化がある。
メイドという概念自体は日本で生まれたものではない。だが、それを自分たちのオリジナルでユニークな文化に創り変えていったのが日本人だ。他の例で言えば、マリー・アントワネットの世界にあこがれた日本のデザイナーたちがロリータファッションを創り上げたように、影響を受けたものを本気で自分たちのものにしていく力を日本人は持っているのだと思う。
メイドは、いまや日本が世界に対して熱く発信することができる文化なのだ。
メイドという概念自体は日本で生まれたものではない。だが、それを自分たちのオリジナルでユニークな文化に創り変えていったのが日本人だ。他の例で言えば、マリー・アントワネットの世界にあこがれた日本のデザイナーたちがロリータファッションを創り上げたように、影響を受けたものを本気で自分たちのものにしていく力を日本人は持っているのだと思う。
メイドは、いまや日本が世界に対して熱く発信することができる文化なのだ。


「アニメやマンガの中に存在していたメイドを、秋葉原という場所で一体化させ、メイドカフェという文化に昇華させる日本人の特性はすごいと思います」
秋葉原の有名メイドカフェ「@ほぉ~むカフェ」の社長でもある、メイドのhitomiさんは語る。
「日本人って職人気質な人が多いですよね。自分の好きなことをとことん突き詰めていくような。」
もともとアニメやコスプレが大好きだったという同店のメイドめぅさんは、日本人の特性をそう分析する。まさにめぅさんが言うとおりで、ディズニーのアニメーションに憧れたクリエイターたちが、アニメという日本独特の表現方式をアニメーションの世界に打ちたてていったことなども、まさにその好例だろう。ANIMEと言えば、世界では日本製商業アニメーションのことを指す。それだけ日本のアニメは世界でも特別な存在なのだ。
「アニメはその後、萌え産業も創りだしましたよね」
カワイイ衣装を着て、秋葉原でオタク仲間ができるなんてこんなすばらしい職業はないじゃないかと思いメイドになろうと思ったというめぅさんらしい発言だ。
秋葉原は、浅草、原宿と並び、東京のなかでも海外の観光客が飛び抜けて多い場所だ。メイド喫茶を訪れる海外の人も多い。
秋葉原の有名メイドカフェ「@ほぉ~むカフェ」の社長でもある、メイドのhitomiさんは語る。
「日本人って職人気質な人が多いですよね。自分の好きなことをとことん突き詰めていくような。」
もともとアニメやコスプレが大好きだったという同店のメイドめぅさんは、日本人の特性をそう分析する。まさにめぅさんが言うとおりで、ディズニーのアニメーションに憧れたクリエイターたちが、アニメという日本独特の表現方式をアニメーションの世界に打ちたてていったことなども、まさにその好例だろう。ANIMEと言えば、世界では日本製商業アニメーションのことを指す。それだけ日本のアニメは世界でも特別な存在なのだ。
「アニメはその後、萌え産業も創りだしましたよね」
カワイイ衣装を着て、秋葉原でオタク仲間ができるなんてこんなすばらしい職業はないじゃないかと思いメイドになろうと思ったというめぅさんらしい発言だ。
秋葉原は、浅草、原宿と並び、東京のなかでも海外の観光客が飛び抜けて多い場所だ。メイド喫茶を訪れる海外の人も多い。

「メイドになった当初はコミュニケーションできなかったらどうしようと心配していましたが、杞憂でした。いまでは海外のご主人様(お客さん)がいらしても日本のご主人様と同じように対応しています。日本語で通しつつ、何か聞かれたら片言の英語で話します。そうすると逆に片言の日本語で返してくださる。ご主人様も日本語で一生懸命接客するほうが喜んでくださるんです。『おかえりなさいご主人様』って日本語でやはり言われたいんですね。
お互いの国で流行っているアニメの話などになると、もう言語じゃありません。ジェスチャーや雰囲気だけでも言いたいことがわかります。アニメって全世界共通なんだなと実感します。
オタクの共通要素だと思いますが、好きなアニメが一緒だったりするとお互いテンションがとても上がるんです。声の大きさも。これも万国共通ですね。持っているアニメグッズを見せていただいたりします」(めぅさん)
「お店でもそうですが、シンガポールとタイのイベントに行ったとき、日本が愛されているんだなということを実感しました。アニメや初音ミクの浸透ぶりはすごいですよね」(hitomiさん)
▲「海外のお嬢様は、ネイルやファッションのことなど、日本の女子の日常に興味津津ですよ。たくさん質問されます」(hitomiさん)
お互いの国で流行っているアニメの話などになると、もう言語じゃありません。ジェスチャーや雰囲気だけでも言いたいことがわかります。アニメって全世界共通なんだなと実感します。
オタクの共通要素だと思いますが、好きなアニメが一緒だったりするとお互いテンションがとても上がるんです。声の大きさも。これも万国共通ですね。持っているアニメグッズを見せていただいたりします」(めぅさん)
「お店でもそうですが、シンガポールとタイのイベントに行ったとき、日本が愛されているんだなということを実感しました。アニメや初音ミクの浸透ぶりはすごいですよね」(hitomiさん)

秋葉原にメイド喫茶が誕生してから10年以上の月日が流れた。 最近の傾向としては、メイド志望の女子のすそ野の広がりがあるという。
「応募してくる女子の層が広がっていることに、メイドの認知が上がっていることを日々感じます。アニメをあまり観ない層の志望者も多いです。小さいころからメイドにあこがれていて、受けられる年齢になったので来ましたなどという志望者に会うと嬉しくなりますね。
初めてお店にいらっしゃるお客様も、2~3割がお嬢様(女性のお客さん)です」(hitomiさん)
休日には原宿や池袋でファッションやネイル関連のショップを周って過ごすメイドが多いなということも私の感覚値なのだが、そのあたりは実際のところはどうだろうか。
「応募してくる女子の層が広がっていることに、メイドの認知が上がっていることを日々感じます。アニメをあまり観ない層の志望者も多いです。小さいころからメイドにあこがれていて、受けられる年齢になったので来ましたなどという志望者に会うと嬉しくなりますね。
初めてお店にいらっしゃるお客様も、2~3割がお嬢様(女性のお客さん)です」(hitomiさん)
休日には原宿や池袋でファッションやネイル関連のショップを周って過ごすメイドが多いなということも私の感覚値なのだが、そのあたりは実際のところはどうだろうか。

「みなファッション大好きですが、読んでいるファッション誌の傾向もさまざまですね。私服の幅も、フリフリなお洋服からギャルっぽいものまで、とても広いです」(hitomiさん)
「私はプライベートでオタクな集まりに行くときは、いつも以上に洋服に気をつかいます。最近、そうした現場はメディアの取材も多いので、オタクのイメージを変えたいですし」(めぅさん)
「秋葉原やメイドカフェを、より一般的な存在にしていきたいんです。ネガティブなイメージを少しずつでも変えていきたいと、ずっとがんばってきました。原宿や渋谷と変わらない、趣味に特化した自由な街が秋葉原なんだと思います」(hitomiさん)
彼女たちと話していると、いかに彼女たちがメイドという仕事に誇りを持って取り組んでいるかがよくわかる。
「昨年『おもてなし』が流行語大賞になりましたが、私たちはずっとその精神を大事にやってきました。いま流行りのメイド喫茶というのではなく、新しい日本の文化として秋葉原という街でずっとやっていくんだという志だけは忘れないようにしてきたつもりです。今後は海外にももっとメイド文化を広めていきたいです。海外からいらしたご主人様たちは、母国にないものだからこそ心から喜んでくださいます。メイドカフェは秋葉原に来て体験できるものですけれど、自分たちからもいろいろな方法で海外にもっとメイド文化を発信していかなければいけない段階が来たのだと思います」(hitomiさん)
「私はプライベートでオタクな集まりに行くときは、いつも以上に洋服に気をつかいます。最近、そうした現場はメディアの取材も多いので、オタクのイメージを変えたいですし」(めぅさん)
「秋葉原やメイドカフェを、より一般的な存在にしていきたいんです。ネガティブなイメージを少しずつでも変えていきたいと、ずっとがんばってきました。原宿や渋谷と変わらない、趣味に特化した自由な街が秋葉原なんだと思います」(hitomiさん)
彼女たちと話していると、いかに彼女たちがメイドという仕事に誇りを持って取り組んでいるかがよくわかる。
「昨年『おもてなし』が流行語大賞になりましたが、私たちはずっとその精神を大事にやってきました。いま流行りのメイド喫茶というのではなく、新しい日本の文化として秋葉原という街でずっとやっていくんだという志だけは忘れないようにしてきたつもりです。今後は海外にももっとメイド文化を広めていきたいです。海外からいらしたご主人様たちは、母国にないものだからこそ心から喜んでくださいます。メイドカフェは秋葉原に来て体験できるものですけれど、自分たちからもいろいろな方法で海外にもっとメイド文化を発信していかなければいけない段階が来たのだと思います」(hitomiさん)
秋葉原にはその昔、飲食店がとても少なかった。みな来る目的が明確で、休んだり、食事をする場所が必要なかったということもその理由と言われている。
メイドカフェは、世界と日本をつなぐ重要なコミュニケーションの現場と私は思っている。海外から来た観光客が、メイドカフェに立ちよらなければ、買い物だけして帰ることになるかもしれない。だが、いまや秋葉原にはたくさんのメイドカフェが個性を競いあっている。そこでのひとつひとつの出会いが、日本と世界のパイプをまたひとつ太くしていくだろう。メイドカフェは、秋葉原という世界に類をみない街で、日本と世界をつないでいるのだ。
メイド文化のさらなる進化が楽しみだ。と当時に、これまで私の文化外交活動でしてこなかったメイドとの海外訪問にも私の文化外交活動の夢が広がった。
文化外交活動で訪問した都市で、メイドカフェを訪問することもしばしばある。
「おかえりないませご主人様、お嬢様」
店に日本人が一人もいなくても、現地の人が現地の人を日本語で出迎えている光景をずっと見てきた。
秋葉原のメイド文化の積極的な世界への発信のときも、日本にとって待ったなしだろう。
メイドカフェは、世界と日本をつなぐ重要なコミュニケーションの現場と私は思っている。海外から来た観光客が、メイドカフェに立ちよらなければ、買い物だけして帰ることになるかもしれない。だが、いまや秋葉原にはたくさんのメイドカフェが個性を競いあっている。そこでのひとつひとつの出会いが、日本と世界のパイプをまたひとつ太くしていくだろう。メイドカフェは、秋葉原という世界に類をみない街で、日本と世界をつないでいるのだ。
メイド文化のさらなる進化が楽しみだ。と当時に、これまで私の文化外交活動でしてこなかったメイドとの海外訪問にも私の文化外交活動の夢が広がった。
文化外交活動で訪問した都市で、メイドカフェを訪問することもしばしばある。
「おかえりないませご主人様、お嬢様」
店に日本人が一人もいなくても、現地の人が現地の人を日本語で出迎えている光景をずっと見てきた。
秋葉原のメイド文化の積極的な世界への発信のときも、日本にとって待ったなしだろう。

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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール

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※次回は、アニメとコスプレを愛してやまない純正オタクなアイドルにインタビュー。
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