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【櫻井孝昌のJAPAN! JAPAN! JAPAN!】 第98回 日本メジャーアーティスト初ライブの地を周るAlice Nine中国ツアーは、日本音楽業界の重大な試金石
今年2014年、日本のエンターテインメントと世界の関わりでとても重要になるライブツアーが中国で実施される。
6月に実施される中国、台湾、シンガポール、マレーシア、香港、韓国をまわるAlice Nineのアジアツアーだ。そのツアーのなかで、中国では深セン、広州、武漢、北京、上海、重慶、廈門、香港の8都市でライブが実施される。これだけの都市を一気に周った日本人有名アーティストのツアーはあまり例がないのではないだろうか。
Alice Nineの世界的な人気の高さを、私は海外を周りながら実感しているが、それはたとえばNHK WORLDの「J-MELO」の海外からのリクエスト数からもわかる。私もTeam J-MELOとして時々番組出演している「J-MELO」に海外から寄せられた2013年のリクエスト数は、1位 the GazettE、2位 嵐、3位Alice Nine、4位モーニング娘。なのだ。
ボーカル&リーダーの将、ギターのヒロトに中国でのライブへの想いを聞いた。
6月に実施される中国、台湾、シンガポール、マレーシア、香港、韓国をまわるAlice Nineのアジアツアーだ。そのツアーのなかで、中国では深セン、広州、武漢、北京、上海、重慶、廈門、香港の8都市でライブが実施される。これだけの都市を一気に周った日本人有名アーティストのツアーはあまり例がないのではないだろうか。
Alice Nineの世界的な人気の高さを、私は海外を周りながら実感しているが、それはたとえばNHK WORLDの「J-MELO」の海外からのリクエスト数からもわかる。私もTeam J-MELOとして時々番組出演している「J-MELO」に海外から寄せられた2013年のリクエスト数は、1位 the GazettE、2位 嵐、3位Alice Nine、4位モーニング娘。なのだ。
ボーカル&リーダーの将、ギターのヒロトに中国でのライブへの想いを聞いた。
「インドネシアなどに初めて行った、2年前の複数のバンドでのアジアイベントツアーは僕の琴線に触れる熱いもので、それ以来アジアを周りたいとずっと思っていました。中国は子供のころから中国史が好きだったので、文化にはなじみ深いこともあり、期待に胸を膨らませています。横山光輝のマンガ「三国志」に9歳のときはまり、その後も「水滸伝」や「項羽と劉邦」といった小説を愛読してきました。そんな中国の見えてない部分を、自分の目で見てみたいです」
いまは春秋戦国時代を描いたマンガ「キングダム」にはまっているという将は、こう語った。
ヒロト「僕も2年前のインドネシア、シンガポールでのライブが忘れられません。観客のみなさんの熱量がすさまじく、自分たちが激しく求められていると感じ、感動しました。自分がよく知らない土地での可能性を意識したライブです。今回の中国ツアーは、かなりの土地を周ります。自分が、そこがどんなところなのか想像もつかない場所に行く。そこで自分たちの音楽でどんな景色を見ることができるのか、楽しみでなりません」
いまは春秋戦国時代を描いたマンガ「キングダム」にはまっているという将は、こう語った。
ヒロト「僕も2年前のインドネシア、シンガポールでのライブが忘れられません。観客のみなさんの熱量がすさまじく、自分たちが激しく求められていると感じ、感動しました。自分がよく知らない土地での可能性を意識したライブです。今回の中国ツアーは、かなりの土地を周ります。自分が、そこがどんなところなのか想像もつかない場所に行く。そこで自分たちの音楽でどんな景色を見ることができるのか、楽しみでなりません」

今回、Alice Nineが周る中国の都市には、北京、上海、広州といった日本人にもなじみ深い都市だけではなく、私の文化外交活動でも思い出深い、重慶や廈門も含まれている。
私が重慶の地を始めて踏んだのは2010年1月。長江と嘉陵江という二つの大河が交差する、中国のはるか西部に、こんな刺激的な大都市があるんだ……。そびえたつ摩天楼と人の多さに圧倒されながら、重慶を代表する料理、本場の火鍋(その辛さは多くの日本人が体験したことのない、舌がしびれる辛さだ。慣れると病みつきになってくる)を囲みながら、日本を愛してくれるたくさんの若者たちと語り合った。
訪中団長として、アニメイベントのゲストとして、重慶には1年ほどの間に4回も通うことになった。
その重慶に、私とプライベートでも交流の深いAlice Nineが行くのである。私自身も期待に胸膨らませているし、それはそこに暮らす若い友人たちにとっても同じだろう。
私が重慶の地を始めて踏んだのは2010年1月。長江と嘉陵江という二つの大河が交差する、中国のはるか西部に、こんな刺激的な大都市があるんだ……。そびえたつ摩天楼と人の多さに圧倒されながら、重慶を代表する料理、本場の火鍋(その辛さは多くの日本人が体験したことのない、舌がしびれる辛さだ。慣れると病みつきになってくる)を囲みながら、日本を愛してくれるたくさんの若者たちと語り合った。
訪中団長として、アニメイベントのゲストとして、重慶には1年ほどの間に4回も通うことになった。
その重慶に、私とプライベートでも交流の深いAlice Nineが行くのである。私自身も期待に胸膨らませているし、それはそこに暮らす若い友人たちにとっても同じだろう。

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