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第55回 中東ヨルダンの若者も日本のアニメやアイドルが大好きだった
2012年2月末、私はヨルダンの首都アンマンに向かった。22カ国めの文化外交の地であり、2008年3月サウジアラビア以来の中東での文化外交講演を行うためだった。
「日本とイスラム世界への未来への対話」基調講演。外務省主催、笹川平和財団共催となる国際シンポジウムの今回のテーマとでもいうべき講演をしてほしいという依頼だった。
「日本とイスラム世界への未来への対話」基調講演。外務省主催、笹川平和財団共催となる国際シンポジウムの今回のテーマとでもいうべき講演をしてほしいという依頼だった。
アニメ文化外交を提唱し始めた2008年当初と比較すると、こうした依頼が来ること自体が感慨深いものがある。若者が創る未来。その若者たちに、世界レベルで大きな影響を与えている日本のアニメ。日本がそのことを強く意識しだしていることの現れといえるからだ。
だが、全体で見た場合、若者が支持する文化に対しての国の認識が隣国、韓国に比べるとかなり低いと言わざるをえないのが現状だ。この差自体が、世界の各地で日本企業が韓国企業に対して苦戦を強いられている大きな背景にあることは間違いない事実なのに、だ。
たとえば、こんなエピソードがある。2012年、韓国政府が各国に配布したカレンダーのタイトルは「K-POP」だったのだ。サブタイトルには、こうある。「K-POP AND TRADITIONAL MUSICAL INSTRUMENTS」。使用者は、自分の好みに合わせて、毎月のカレンダーの写真を、Super JuniorやKARAといったK-POPアーティストか韓国の伝統楽器かで選択することができるのだ。
韓国の文化戦略のうまさは、真剣に見習うべきことが多い。
だが、全体で見た場合、若者が支持する文化に対しての国の認識が隣国、韓国に比べるとかなり低いと言わざるをえないのが現状だ。この差自体が、世界の各地で日本企業が韓国企業に対して苦戦を強いられている大きな背景にあることは間違いない事実なのに、だ。
たとえば、こんなエピソードがある。2012年、韓国政府が各国に配布したカレンダーのタイトルは「K-POP」だったのだ。サブタイトルには、こうある。「K-POP AND TRADITIONAL MUSICAL INSTRUMENTS」。使用者は、自分の好みに合わせて、毎月のカレンダーの写真を、Super JuniorやKARAといったK-POPアーティストか韓国の伝統楽器かで選択することができるのだ。
韓国の文化戦略のうまさは、真剣に見習うべきことが多い。



話はヨルダンに戻る。日本とイスラム世界の若者に焦点を当てた今回のシンポジウムには、日本からも希望者から選抜された5名の大学生、ヨルダンにいる日本の海外青年協力隊員も参加した。
大学生とは、ヨルダン大学で日本語を学ぶ学生と交流したり、一般家庭を一緒に訪問することもできた。
こうした草の根の交流のコーディネートをしてくださったのは、笹川平和財団の加藤恵実さん。彼女は、当時勤務していた在サウジアラビア大使館職員として、私のリヤドでの講演にも参加してくれた、中東での文化外交活動の同志のような存在だ。かつて、ヨルダン大学に留学して、アラビア語を学んだ加藤さん。加藤さんのような志をともにする同志が存在するからこそ、私の文化外交は進んでいける。
大学生とは、ヨルダン大学で日本語を学ぶ学生と交流したり、一般家庭を一緒に訪問することもできた。
こうした草の根の交流のコーディネートをしてくださったのは、笹川平和財団の加藤恵実さん。彼女は、当時勤務していた在サウジアラビア大使館職員として、私のリヤドでの講演にも参加してくれた、中東での文化外交活動の同志のような存在だ。かつて、ヨルダン大学に留学して、アラビア語を学んだ加藤さん。加藤さんのような志をともにする同志が存在するからこそ、私の文化外交は進んでいける。





日本のドラマに夢中になっていたり、モーニング娘。やジャニーズの話題になったり、「NARUTO」や「ONE PIECE」、「BLEACH」や「銀魂」といったマンガ、アニメにいかに彼らがはまっているかを聞いたり。ものによっては、ヨルダンの学生のほうが日本人の学生より知っていることも多い。そんな素朴な交流が、twitterやfacebookといった現代ツールをへて広がっていく重要性は、世界がお互いを理解しあううえでとても重要な意味を持ってくるのだ。
点を面にしていく重要性。世界から見た日本を意識している人と話すと、この視点を説く人が多いことに気づく。
点を面にしていく重要性。世界から見た日本を意識している人と話すと、この視点を説く人が多いことに気づく。
毎日海外から私のところにもメールやtwitter、facebookなどを通して、たくさんのメッセージが届いてくる。彼らの日本に対する愛を無駄にしてはいけない。私が文化外交活動を続ける勇気をくれ、背中を押してくれるのは、いつも世界で出会った数多くの若者たちなのだ。

執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール

ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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※次回は、再び中東へ。カタールの首都ドーハで触れ合ったJ Pop Cultureを愛する若者との交流の模様。
※次回は、再び中東へ。カタールの首都ドーハで触れ合ったJ Pop Cultureを愛する若者との交流の模様。