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第21回 Berryz工房のラストライブ。世界をつないだアイドル・オブ・アイドルとの4年半を振り返る(1/3)
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2015年3月3日、Berryz工房が無期限活動停止に入る最後の武道館公演が行なわれた。
考えてみれば、何かが終わる瞬間を観るというのは、私にとってこのときが初めてだった。メンバーがMCで「時間は止められないことがわかった」と話したことが、とても印象に残っている。
ライブは、今日で終わりという感傷で終始するのではなく、結成11年、オーディション合格からBerryz工房結成までのハロー!プロジェクト・キッズ時代を加えると12年半に渡る彼女たちの芸歴の、集大成ともいえる素晴らしい内容だった。
とはいえ、彼女たちは最年長の清水佐紀が23歳、最年少の菅谷梨沙子は20歳というまだ若さなのである。彼女たちの歌の歌詞にもあるとおり、文字通り彼女たちの少女時代のすべてはBerryz工房とともにあったわけだ。
会場には、じつにたくさんのアイドルが観にきていた。アイドル・オブ・アイドルとしてのBerryz工房。日本にはBerryz工房を知らない人もいるかもしれない。かくいう私も、2010年までグループ名をかろうじて聞いたことがある程度の知識だったのだ。だが、彼女たちの12年半は、いわば遺伝子のようにたくさんの女性アイドルたちに、さまざまな形で引き継がれている。これ以上の勲章がアイドルにとってあるだろうかとさえ思えた。

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