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第10回 タイの注目フェス「Wonderfruit」 (前編)(4/4)
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さぁいよいよ今回の旅の主目的である、Wonderfruit (ワンダーフルーツ) へ!パタヤから車で約2時間、ゴルフ場の広大な遊休地が会場となっている入り口に到着して先ず驚かされたのは、パスポート提示によるセキュリティチェックと、持参したペットボトル類が回収されるなどレギュレーションの徹底である。海外からのオーディエンスが過半数を占めるフェスだけに、治安維持や安全性がしっかりと担保されている。

このフェスを貫くテーマは、サスティナビリティ (持続可能性) である。環境面に対する配慮が随所に現れており、その一つが脱プラスティックで、ペットボトルが販売されていないばかりか、持ち込みさえ禁止されているのだ。さらに会場内で販売・利用されている飲料水は、近隣の自然湖から濾過された水だけですべて賄われている。水のアウトソーシングへの依存を絶つことで、外注から生み出されるCO2の排出削減を目的としている。食器類は堆肥にできるもの、コップはサトウキビの搾りかすから作られたものが使用されている。また受付で渡されるリストバンドにはRFIDが内蔵されており、会場内ではキャッシュレスがデフォルトとなっている。数カ所あるTOP UPと言われるブースにて、現金をチャージした後は、財布を出し入れせずに飲み食い出来て実際便利だし、運営上もつり銭の手間が省け、お金の流れがしっかり把握できるなど、今後日本のフェスでも普及していくと思われる。




このフェスを貫くテーマは、サスティナビリティ (持続可能性) である。環境面に対する配慮が随所に現れており、その一つが脱プラスティックで、ペットボトルが販売されていないばかりか、持ち込みさえ禁止されているのだ。さらに会場内で販売・利用されている飲料水は、近隣の自然湖から濾過された水だけですべて賄われている。水のアウトソーシングへの依存を絶つことで、外注から生み出されるCO2の排出削減を目的としている。食器類は堆肥にできるもの、コップはサトウキビの搾りかすから作られたものが使用されている。また受付で渡されるリストバンドにはRFIDが内蔵されており、会場内ではキャッシュレスがデフォルトとなっている。数カ所あるTOP UPと言われるブースにて、現金をチャージした後は、財布を出し入れせずに飲み食い出来て実際便利だし、運営上もつり銭の手間が省け、お金の流れがしっかり把握できるなど、今後日本のフェスでも普及していくと思われる。



PROFILE

音楽プロデューサー
1961年福岡市生まれ。9歳より音楽に目覚め、大学時代は、福岡出身の陣内孝則氏が在籍したロッカーズ解散後に、同ギタリストの谷信雄氏と共に「ネルソープ」を結成。その後、福岡の旅行会社に就職し、コンサートツアーや音楽イベントの企画・主催を行い、ソラリアプラザ開業準備段階からイベントプロデューサーとして参画。福岡のアーティスト・ミュージシャン・ダンサーによるコラボレーションイベントプロデュースを手掛け、1998年からは糸島市で開催されるSunSet Liveの共同プロデュース・MCを担当。執筆活動やTV番組などにも多数出演し、現在は音楽プロデューサーとして、地元福岡で活躍中。
■深町健二郎 facebook: facebook.com/kenjiro.fukamachi
■深町健二郎 twitter: twitter.com/kenjirokenjiro
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