昨年末、タイ王国政府観光庁から招待を受け、パタヤを訪問した。タイの魅力を再発見する目的で、世界中からメディア関係者や、インスタグラマーのようなインフルエンサーなどが招集された。何故、私まで白羽の矢が立ったかと言うと、おそらく行程の中に、Wonderfruit (ワンダーフルーツ) と言う注目のフェスが入っていたからであろう。と言うのも、一昨年、同じくタイのバンコク郊外で毎年開催されている、BMMF (ビッグ・マウンテン・ミュージック・フェスティバル) を視察した際に、パタヤ郊外で、世界レベルのヤバいフェスがあっているらしい、と言う噂を耳にしていた。

帰国後、様々な関係者にその話を伝えていたら、こんなにも早いタイミングで運良く繋がったのである。福岡国際空港からタイ航空の直行便で5時間、先ずはバンコクへ。スワンナプーム国際空港で、東京からのチームと合流後、車で一路パタヤへ向かった。タイ旅行で密かな楽しみの一つは、移動車の内装が派手なこと。夜ともなると車内がギラギラ光り出すのだ。ここではデフォルトとも言えるこのヤンキー仕様なおもてなしに、タイへ来たなとテンションが徐々に上がっていくのだ。


ホテル到着後、早速ウェルカムディナーがルーフトップで開催された。パタヤビーチが一望できるプールやバーも併設されたオープンスペースで、タイ料理とフレンチのマリアージュに舌鼓を打ちながら、翌日からいよいよ始まる観光ツアーに想いを馳せる。部屋にはウェルカムスイーツに加え、「Wonderfruit」の名前が入ったサバイバルキットまで用意されていた。キットの中身は日焼け止め、エナジードリンク、ウェットタオルなどで、私は細やかなサービスに感謝すると共に、こちらは12月でも真夏並みに暑いという事を改めて肝に銘じた。