マタギキ AKIHITO 氏(6/13)
5.学園長との勝負

ちょうど学園長が視察に来ることがあったので、直談判したことがありました。きちんとした授業をすることもなく、僕たちの創作活動をみて「モンスターなんぞ作るより、恐竜を作る方がお金になる」みたいなことを頭ごなしに言われて、カチンときたんですよ。その頃、映画「ジュラシックパーク」が流行っていましたね。僕は「ものすごくクオリティの高い恐竜を作れたら、学校のパンフレットに作品と名前と顔写真を載せてくれ! さらにそのために製作費を援助してくれ!」と詰め寄ったんです。何とか4万円の予算を調達しました。同じ学科の仲間たちに声をかけたら、僕を入れて3人でした。もちろん製作費が足りないので、食事は居酒屋のバイトで出るまかない料理1食で過ごしながら、バイト代をほとんど突っ込んで制作に取り組みました。
何とかして材料費を抑えたかった(購入するお金がなかった)ので、ボディーに使用する発泡スチロールは、デパートの鮮魚売り場の親父さんにもらってました。これがめちゃくちゃ生臭くて(笑)。気合を入れた甲斐あって、めでたく学園長との勝負には勝利して、パンフレットに掲載できました。でも、朝がめちゃくちゃ弱かった僕は、ある日いきなり学校に呼び出されて、寝ぼけ顔&寝癖、加えてパンツ一丁という姿で撮影され載ることになりました(笑)。