マタギキ AKIHITO 氏(7/13)
6.クリエイターへの道 その①

2年生の10月に学校がやっと先生を呼んでくれました。この時の先生が、僕の将来に大きく影響することになります。先生はスクリーミング・マッド・ジョージさんの日本におけるマネジメントをされていた方だったんです。僕が1人で作った恐竜を見て「お前根性があるから、いま俺がやっている大きな仕事を手伝え」って声をかけてくださいました。それで、運よく卒業と同時に仕事をもらうことができました。それが、1995年福岡市で行われた第18回夏季ユニバーシアードの仕事です。8ヶ月以上かけて、150体の作品を8人がかりで作る大きなプロジェクトでした。
それからもフリーで活動していましたので、先生の薦め&宣伝の意味もあり、今は放送が終了してしまった「TVチャンピオン」の“特殊メイク王選手権”に出場しました。そこで蛇髪の怪物“メデューサ”などを作り、3連覇を果たすことができました。ここで自分の目いっぱいを表現することで、自分の世界観の大枠ができたと思います。僕の世界観は“気持ち悪いけど、とこかに美しさがある=妖艶”です。美容師さんに15分与えれば綺麗にしてくれますが、僕らの手にかかると、グチョグチョした気持ち悪いメイクに仕上がります。同じメイクでも、天と地ほどの差がありますよね。それならば、僕の作品が女性の人にも好かれるようなれば、一般的になるのかなと考えて辿りついた世界が“特殊メイクとビューティーが半分づつ混在する”ものでした。