マタギキ volume 04 椎木 隆太氏(6/10)
5. 創ったモノをお金にするビジネスプロデュース力と天才とパートナーをくむ秘訣①
たいていの大きなエンタメ系の会社には、独自のクリエイティブ機能を持ち、プロデューサーと意見を戦わせて「イイモノ」を創り上げる能力があります。でも、これを仕掛けてお金にしてくという部分に関しては、なぜか急に推進力が弱くなります。「お金儲けを考えるといけないんじゃないか?」という、見えない「メンタルブロック」がかかっていると思うんです。意外と、この部分を追求できる人が日本にはいません。今、日本の問題はまさにここだと思います。僕は政府系の研究会等に呼ばれて行く機会があるのですが、「エンタメ業界だけでなく、家電も車も全部、この人の問題に行き着くよね」という話になります。結局は人ですね。
僕は、社内のプロデューサーに対して、ビジネスプロデュースを行う上で、常に3つのクロスを考えてくれ、と言っています。1つ目は「クロスメディア」。これはイマドキ、当たり前中の当たり前ですが、流行を演出するには、一緒にお祭り騒ぎを作ってくれる、テレビ、WEB、携帯等のメディアパートナーさん達が必要です。2つ目は、「クロスインダストリー」。ビジネスには良い化学反応が必要だと考えます。そこに驚きや発見があり、多くの人の気を引きつける、と考えています。良い化学反応を起こすためには「業界を越える」ことが必要だと思っています。音楽業界と自治体など、全然違う業界を絡めたりしても面白いでしょうし、外食産業とエンタメ業界とかは必然的な組み合わせだと思います。
僕は、社内のプロデューサーに対して、ビジネスプロデュースを行う上で、常に3つのクロスを考えてくれ、と言っています。1つ目は「クロスメディア」。これはイマドキ、当たり前中の当たり前ですが、流行を演出するには、一緒にお祭り騒ぎを作ってくれる、テレビ、WEB、携帯等のメディアパートナーさん達が必要です。2つ目は、「クロスインダストリー」。ビジネスには良い化学反応が必要だと考えます。そこに驚きや発見があり、多くの人の気を引きつける、と考えています。良い化学反応を起こすためには「業界を越える」ことが必要だと思っています。音楽業界と自治体など、全然違う業界を絡めたりしても面白いでしょうし、外食産業とエンタメ業界とかは必然的な組み合わせだと思います。


3つ目は「クロスボーダー」。僕的には国境ですが、県境という意味でもあります。ボーダーを超えるには、仕掛ける側にもかなりのエネルギーが必要です。それには、まず自治体や企業の潜在的「夢」を聞き出し、自分自身やクライアントのメンタルブロックを外し、「ボーダーを超えることにより、ものすごい化学反応が起きる」ことを期待させつつ、仕掛け側の思いと他の県や国のビジネスパートナーの夢とを融合させ、両者の夢を繋いでいく、ドリームリンカーの存在が必要だと思っています。