マタギキ volume 04 椎木 隆太氏(7/10)
6. 創ったモノをお金にするビジネスプロデュース力と天才とパートナーをくむ秘訣②

メンタルブロックを外せるかどうかは、とても大きな事だと思います。いかに思考のリミッターを外し、業界を越えた広い分野の人達とビジネスマッチングを考え、世の中のニーズと照らし合わせながら、仮説を立て、アタックしてゆくか」、そういう馬力のある人です。ビジネスプロデューサーとして、「爆発的な発想力とブルドーザーのような実行力」を持っていたいと私はいつも思っています。その際には、メンタルブロックを外して考え抜くことが重要だと思います。
天才的な才能を持った人と出会い、パートナーを組む秘訣は、ずばり、彼らにないモノを、如何にチームや会社が担保するかです。僕の場合は、海外への展開力や、国内でのビジネスの展開力ですね。僕も彼らが居なければ仕掛ける際のビジネスの重要なピースが足りないので、相思相愛の関係が築けています。やはり、優秀なクリエイターであるほど、当然自分のパートナーであるプロデューサーにも高いハードルを求めますので、僕たちが優秀なクリエイターたちと付き合い続けるためには、自分たちが大きくなり続ける事がとても大事です。仕掛ければ仕掛けるほど、クリエイターはダイナミックな発想をしていくようになりますので、僕たちはそれ以上の早さで成長し、ダイナミズムを担保する必要があります。
そのためにはノウハウも大事ですが、ネットワークが重要。僕は人脈という面ではかなり広げていますし、フットワーク良く動くことを心がけています。先週は仙台、岡山、広島、静岡と飛び回ってました(笑)。そこで得た人脈とかで、加速度的にビジネスの組み合わせの選択肢が広がります。クリエイターから、地方や世界に進出したいと相談受ける際に、僕の中では直観的に、彼らのクリエイティブとメディアやビジネスの組み合わせが浮かび、「解」が出るんです。大げさにいえば、そういう発想や実行ができるビジネスブロデューサーを何人持つかが、会社や自治体、国の成長性と比例するんじゃないかな、とまで思っています。とにかく、ビジネスをプロデュースする人間は、情報と人脈を通じた発想力と実行力、を持っていることがとても大事です。