マタギキ 元祖爆笑王 氏(6/15)
5.元祖爆笑王とテレビ-3

僕の人生は「笑い」しかありません。だから笑いの関わることは何でもやっています。現在は、芸人になりたい人たちのための専門学校で先生をやっています。吉本興業やワタナベエンターテインメントなど芸能プロダクションが運営しています。芸人になるためには色々な方法があります。昔は有名な芸人に弟子入りして、笑いを勉強することが主流でした。17、18年前からは学校に入って1年間勉強してからデビューする人が多くなってきました。
まず最初に教えることはコンビを組ませること。大半の人はボケて笑いを取りたいので、ボケが多くなります。でもツッコミとボケは、実際にやってみないとどちらが合うかは分からないので組ませるわけです。そうするとコンビが成立しますので、それから漫才の作り方を教えます。1ヶ月ぐらい座学をやった後に、2ヶ月目から実践に入り、ネタ作りを覚えながら、秋頃に発表会を開きます。このような段階を踏んて卒業するまでには形になるようにします。こんな風に若手育成にも関わっているので、関東の芸人は大体僕に最初のネタ見せをします。だから、ほとんどは僕の息がかかってますね(笑)。