マタギキ おちまさと氏 VS 本田直之氏(11/13)
10.仕事とプライベートの区別は必要ない

本田:老子の言葉に「仕事と遊びの区別をつけない」とあります。仕事なのか遊びなのかは他人が決めてくれることであって、自分はやっていること(両方)に対して卓越したものを目指して行く。世の中の流れとして、最近はこのようなことがやりやすくなってきたと思います。今までは仕事とプライベートを分けなくてはいけないことが多かったと思います。僕とおちさんは今遊びなのか、仕事なのかということは正直考えていません。やらないことを決めて今やりたいことをやる。それが「ビジネスになってもならなくてもいいや」位のスタンスです。そう思っている方が上手くいくことの場合が多いですね。
おち:ランニングをしている最中にビジネスのことを思いつく瞬間もあるわけですよ。健康のために走っていたのに仕事のことを思い付くわけですから、遊びか仕事かわからないですよね。皆さんにも、運転中に思いついたりするそんな時があるともいます。それは、区別をしない方がいいと思います。
本田:ワークライフバランスとは違うんです。この考え方は、そもそも「仕事が嫌い」という観点から来てるものだと思います。だからバランスを取らなくてはいけない、仕事とプライベートの関係がトレードオフになっていて、辛いことをやっているからプライベートの充足感を高めようという考え方になってしまっているのではないでしょうか? だから、僕が提唱していることは「ワークライフハッピネス」です。両方楽しい。今「やっていることが楽しいから仕事になっている」という風にしていけばいいんですよ。
おち:分けるから「家族サービス」なんて言葉が出てくるんですよ。僕はこの言葉が大嫌いです。おかしくないですか? 家族にサービスするなんて嫌々じゃないですか! 僕は、週末に家族と遊ぶことは遊びたいからするのであって、義務でもなんでもありません。あれは、仕事とプライベートを分けすぎだから出てくる考え方だと思います。だから、忙しいという言葉も分けているから出てくるのだと思います。忙しいという観点で言えば、対して忙しくはないんですよ。沸点が小さすぎるのではないでしょうかね。あと、自分の都合を聞かれて「いつでもいいですよ」という人は駄目ですね、そもそもそんな人は自分のブランディングになっていませんね。単なる都合のいい人になってしまうわけですから。
-自分と違うことをやっている人を見る-
本田:同じ会社の人ばかり見るのも駄目ですね。違うことをやっている人を見ることが大切です。違う視点でものを見れなくなってしまいますから。海外も含めて、違う文化、違う考えの人と会うことによって、自分の頭も柔らかくなっていきますし、クリエイティビティも上がっていくと思います。
おち:社交辞令禁止令を出すべきです。よく「今度飲みに行きましょう」って言うじゃないですか。言ったからには絶対行かなきゃ駄目です! そこでぼやかすことが楽にあってしまってはいけないんです。少なくとも僕と本田さんは、社交辞令はしないです。自分の中で徹底してやることで、必ず変化はみえてきますから、とにかくやることです。
-失敗する人の2つのパターン-
おち:「何かが嫌だからこれをやろう」、「お金の為に動く」の二つです。僕はブログにも書いているのですが、「旗印に数字を入たら駄目」だということです。「目標○○店舗」や「何万枚セールス」など、そうすると数字を取りにかかりますから、本来の形が崩れていって背骨が折れてしまうんです。僕は、数字ばかりみると画一化が起こると思います。例えばファッション誌を作ろうとした場合に、まずは、競合他社を研究しますよね。そもそもこれがいけないのです。同ジャンルのものを研究すれば、パイの取り合いでしかありません。僕はアイディアは二つ以上の記憶の掛け合わせだと思っています。一つだけの場合は、結果、他から持ってきているだけですから、皆が同じになってしまいます。それは、しのぎを削らないですし、文化レベルも下がっていくと考えています。全部の文化が下がっていくと寿命は短くなります。だから、最初に掲げるべきは「理念」であり、それに向かって突進していくことで数字が付いてくることが本来あるべき姿だと思います。