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マタギキ 遠山正道 氏(10/17)

9.「giraffe」というブランド

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 「giraffe(ジラフ)」はネクタイのブランドです。実はこのブランドはスープストックトーキョーの前から始まっていた事業なんです。僕が入社して6年目、28歳ぐらいの時に“なんかサラリーマンって調子悪いなぁ”って思って、立ち上げた企画です。もっとイケてるイメージで入社したのですが、日々残業して、仕事帰りに赤ちょうちんに寄って上司の悪口をつまみに呑んだり…そんなんじゃなくて、もっと“この仕事俺がやったんです!”みたいな、胸を張って言えることをがんばらなきゃだめだと考えてやりました。

 取っ掛かりはシンプルで“そもそもネクタイがいけない。会社や社会に首絞められて飼い慣らされている感じがいけない”と思っていました。そこで“自分自身で自分の首を締め上げよう”をコンセプトに、情報産業部時代に提案しました。当時部長には「意味が解らない」って一蹴されました(笑)。いったんその時は諦めたのですが、スープストックトーキョーの事業から5年経った頃に“機は熟した”ということで再チャレンジしました。アパレル部門の部長さんのところに「実は、温めていたすごい企画がありまして……ネクタイなんですけど」みたいに売り込みに行ったんです。すると「君はスープを売ってなさい」と、ここでも一蹴されました(笑)。三菱商事がやる理由も規模もまったくもってそぐわないものでしたから、正しい判断なんですよ。社内で2回提案してダメだったので、自分の中でも納得がいきまして、自分でやることにしました(笑)。

 事業は7年くらいかかってやっと黒字になりました。言葉は悪いのですが、ブランド的には不景気が後押しになりました。景気が良い時に職人さんの所や生地を折る・縫製をする工場に出向いても、全く相手にされませんでした。当時僕はお店を持っていませんし、オーダーするロット数も8本とかしかなので、受け手側にはおいしくない仕事です。加えて、ネクタイのスタイルコンセプトを4つの体温に分けて表現していましたから、輪をかけて職人さんは“訳が分からない”ですよね(笑)。そのあと、不景気になりネクタイ産業も右肩下がりになった時に、職人さんたちも時間が空いて相手にしてくれる隙間ができ、形になりました。今、製品のほとんどを京都の丹後で織っています。おかげさまで2015年の2月に、東京の丸の内にある新丸ビルに出店させて頂くことになりました。今どき「ネクタイ専門店出店」なんてほぼありません。昨年高島屋に出店した時も「100年やってきてネクタイ専門店は初めてです」とのことでした。この話から分かるようにマーケティングからは、今の経済状況から考えて“ネクタイ産業やるべし”なんてことは、1ミリも出てこないわけです。周りが沈んでいった分、しっかりと続けていた我々のブランドが頭一つ出た形になったのだと思います。

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