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第1回 海外が待っている声優&歌手、茅原実里インタビュー。NYはそのとき大きく動いた
タイトルも新たに新規連載開始の「櫻井孝昌のJAPAN!JAPAN! JAPAN!」。日本が世界にどんなふうにつながっているのか、いくのか、その最新事情をさまざまな角度からお伝えしていく。
その第1回目は、日本だけでなく、いまや世界にも多数のファンを持ち、海外に日本を発信する立役者のひとりになっている声優&歌手の茅原実里へのインタビューを中心に構成する。

その第1回目は、日本だけでなく、いまや世界にも多数のファンを持ち、海外に日本を発信する立役者のひとりになっている声優&歌手の茅原実里へのインタビューを中心に構成する。

ニューヨークでのライブとオフショット
私が海外で初めて彼女のライブを観たのは、2010年10月ニューヨークのマンハッタンにあるジャビッツ・コンベンションセンターで開催された「ニューヨーク・アニメ・フェスティバル」のステージだった。10万人ものアメリカ人を動員する、ニューヨークの秋の風物詩ともなった同イベント。茅原実里ライブのニューヨーカーたちの熱狂ぶりは、日本人すべてに見せたいと思える光景だった。日本語で歌う彼女の歌に陶酔するアメリカの若者たち。その姿は、アメリカの音楽を聴いて育ってきた私自身の姿とまったく同じだった。音楽に国境はないということだけでなく、言葉にもじつは壁はないのだという真理を、実感させてくれたライブだった。



言葉の壁は、日本のエンターテイメント業界全体にとって、どうしても越えられない壁と長く思われてきたことである。でも、それはわれわれの誤解であり、言葉の意味がわからなくても私たちが海外の音楽をよいと思ってきたように、海外の若者に日本語のままでも音楽は届くのだということを私自身も実感できたのである。
では、本当の壁は何か? それは、言葉が壁と思ってきた誤解であり、なによりも海外に直接乗りこんでいかなかったこと自体に日本の課題はある。そして、これは音楽業界だけの問題はなく、いまや日本全体の課題といえるだろう。
「声優をしていなかったら、海外にライブで行くことなどなかったかもしれません。歌手がもともとの夢でしたが、声優がきっかけでそれを実現することができました。あのころの私の世界はもっと小さかった。アニメが私に大きなチャンスをくれたのですが、海外でライブをして、いかにアニメのパワーがすごいかを実感できました」
彼女が声優として大きくブレイクし、夢であった歌手としてヒットチャートをにぎわす常連になるチャンスを与えた作品は、言うまでもまくアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」であり、そこで彼女が演じた長門有希という登場人物である。
「ハルヒの3人、ハルヒ、有希、みくるのうち好きなキャラは誰?」そんな質問を海外の講演でできるほど、「涼宮ハルヒ」シリーズは世界で愛されているのだ。
ハルヒの声優陣で乗りこんだ2007年ロサンゼルスの「アニメエキスポ」をへて、茅原実里が単独で海外で初めてライブをしたのは台湾だった。
では、本当の壁は何か? それは、言葉が壁と思ってきた誤解であり、なによりも海外に直接乗りこんでいかなかったこと自体に日本の課題はある。そして、これは音楽業界だけの問題はなく、いまや日本全体の課題といえるだろう。
「声優をしていなかったら、海外にライブで行くことなどなかったかもしれません。歌手がもともとの夢でしたが、声優がきっかけでそれを実現することができました。あのころの私の世界はもっと小さかった。アニメが私に大きなチャンスをくれたのですが、海外でライブをして、いかにアニメのパワーがすごいかを実感できました」
彼女が声優として大きくブレイクし、夢であった歌手としてヒットチャートをにぎわす常連になるチャンスを与えた作品は、言うまでもまくアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」であり、そこで彼女が演じた長門有希という登場人物である。
「ハルヒの3人、ハルヒ、有希、みくるのうち好きなキャラは誰?」そんな質問を海外の講演でできるほど、「涼宮ハルヒ」シリーズは世界で愛されているのだ。
ハルヒの声優陣で乗りこんだ2007年ロサンゼルスの「アニメエキスポ」をへて、茅原実里が単独で海外で初めてライブをしたのは台湾だった。
台北でのライブとオフショット




「茅原実里自身の曲を歌ったのですが、みなさん日本語で一緒に歌ってくれたんです。日本と離れた場所で、私の歌を知っている人がこんなにたくさんいる、受け入れてもらっているという事実に心から感動しました。初めてCDを出したとき、ショップで買ってくださった方を見たときと同じぐらい感動し、音楽制作を頑張ろうと改めて思いました」
そして、マレーシアでのライブをへて再び彼女が海外のステージに立ったのがニューヨークだったわけである。
そして、マレーシアでのライブをへて再び彼女が海外のステージに立ったのがニューヨークだったわけである。
クアラルンプールでのライブとオフショット




「ニューヨークは映画の世界で、自分がそこにいること自体が不思議でした。海外のファンのみなさんは日本でのライブと少し違い、それぞれが自由に楽しんでくれています。そんな会場の雰囲気も含め、日本のライブとはまた違った形で私自身も楽しみながら歌うことができました」
そんな茅原実里にとって、ライブはどんな存在なのだろうか?
「生きてるぞ!って感じですね。ライブは毎回いつも大ピンチ、綱渡りなんです。家でヌクヌクしているのではない、追い込まれている感じ。あんなに全力で何かに臨む場面はめったにありません」
海外でライブを開催することの不安材料は、本人も事務所にもたくさんあるだろう。だが、いま日本に必要なのは、彼女がしたように、まず行って歌うことなのだ。海外の若者はわれわれ日本人が思っている以上に日本の音楽を待っている。
もちろんその数がアメリカの人気アーティストのようなものでなかったとしても、その分待ってくれている人たちの愛と想いは熱いのだ。そこで感動した人の想いは、facebookやTwitterなどさまざまなネットツールを経て、次々に伝わっていくだろう。そんな想いに答えようと海外に足を踏み出したアーティストを、われわれはもっともっと応援し、見守るべきなのではないかと思うのだ。
そんな茅原実里にとって、ライブはどんな存在なのだろうか?
「生きてるぞ!って感じですね。ライブは毎回いつも大ピンチ、綱渡りなんです。家でヌクヌクしているのではない、追い込まれている感じ。あんなに全力で何かに臨む場面はめったにありません」
海外でライブを開催することの不安材料は、本人も事務所にもたくさんあるだろう。だが、いま日本に必要なのは、彼女がしたように、まず行って歌うことなのだ。海外の若者はわれわれ日本人が思っている以上に日本の音楽を待っている。
もちろんその数がアメリカの人気アーティストのようなものでなかったとしても、その分待ってくれている人たちの愛と想いは熱いのだ。そこで感動した人の想いは、facebookやTwitterなどさまざまなネットツールを経て、次々に伝わっていくだろう。そんな想いに答えようと海外に足を踏み出したアーティストを、われわれはもっともっと応援し、見守るべきなのではないかと思うのだ。
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール

ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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※次回は、南京で出会ったカワイすぎる大学教師の人生を変えたものは?
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