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第12回 オタク女子はなぜ世界から見た日本の中心になったのか? 春奈るなに学ぶ
文化外交活動で世界を回り始めて4年半強、最近日本にいるときに私がもっとも会っているのがオタク女子とでもいうべき若い友人たちだ。
日本には明らかにオタク女子の時代が来ているし、それは文化外交にとっても日本経済にとっても重要なキーワードになっている。
日本には明らかにオタク女子の時代が来ているし、それは文化外交にとっても日本経済にとっても重要なキーワードになっている。
いまだにオタク=男性のイメージを持つ人が多いなか、いかにオタク女子は日本社会に急増していったのか?そんなことを日々考えているときに出会ったのが、人気アニメ「Fate/Zero」のエンディングテーマ「空は高く風は舞う」でメジャーデビューし、いきなりヒットチャートをにぎわせた歌手&モデルの春奈るなだった。彼女は歌手としてデビューする前に、人気女性ストリートファッション誌「KERA」の読者モデルとしても注目を集めていた。私が2009年度、そのプロデューサーとして世界をともに駆け巡った、ファッションを使って日本を世界に発信するカワイイ大使(外務省が委嘱)の青木美沙子と同じフィールドで活躍していたわけだ。

モデルとしての春奈るなのイメージを強く抱く人も多いが、彼女以上にストレートなオタクに私はほかに出会ったことがない。ようは筋金入りのオタクなのである。
「ゴスロリファッションを着始めたのは中学生のときです。アニメ『D.Gray-man』のキャラクターの一人、ロード・キャメロットが好きで好きで、その世界観と一緒になりたくて、ゴスロリファッションを私も身につけるようになったんです」
彼女の原宿ファッションのデビュー、モデルとしての原点はアニメにあり、コスプレ感覚にあるのである。
「当時、メイド服と一緒に思われるようなことを嫌がるロリータ女子は多かったのですが、私はそうは思いませんでした」
春奈と話していると、海外の日本ファッションを愛してやまない女子と話しているのときわめて近い感覚を覚える。アニメが価値観の根底にあり、そこから知ったもの、発見したものは“よいものはよい”なのである。
春奈にとってアニメは絶対的な存在である。自分の生きるすべてがそこにあるという。では、たとえばリアルな俳優が演じるドラマや映画にのめりこむことはないのだろうか。
「ゴスロリファッションを着始めたのは中学生のときです。アニメ『D.Gray-man』のキャラクターの一人、ロード・キャメロットが好きで好きで、その世界観と一緒になりたくて、ゴスロリファッションを私も身につけるようになったんです」
彼女の原宿ファッションのデビュー、モデルとしての原点はアニメにあり、コスプレ感覚にあるのである。
「当時、メイド服と一緒に思われるようなことを嫌がるロリータ女子は多かったのですが、私はそうは思いませんでした」
春奈と話していると、海外の日本ファッションを愛してやまない女子と話しているのときわめて近い感覚を覚える。アニメが価値観の根底にあり、そこから知ったもの、発見したものは“よいものはよい”なのである。
春奈にとってアニメは絶対的な存在である。自分の生きるすべてがそこにあるという。では、たとえばリアルな俳優が演じるドラマや映画にのめりこむことはないのだろうか。

「たとえば、ドラマで誰かが死ぬとします。それは、役者さんが一生懸命死んだフリをしているわけですよね。でも、アニメは登場人物が死ぬときは、本当に死んじゃうんです。アニメはリアルだという意識が私の中につねにあります。アニメを観るときは、つねにアニメ入って観ています。だから自分でもなんでここでというところで、涙があふれてきたりするんです。大好きな『イナズマイレブン』の劇場版などを観にいくと、これまでのストーリーが走馬灯のように浮かんできて、オープニングで必ず泣いてしまうんです」
春奈は二次元にしか萌えないという。人を好きになって胸が痛くなる感覚を彼女は子供のときからアニメのキャラクターだけに感じてきた。そんな自分を心配した時期もあったというが、ふと気付くとそう思う女子が自分の周りにも珍しくなくなったのだという。
「それが自然な時代が来たんですね」
春奈は、そんなふうに大好きな街、秋葉原でつぶやいた。彼女は中学生のころ、秋葉原に週4、5回は通っていた。ショーケースのちょっとした変化も気になって仕方がなかったのだという。
春奈は二次元にしか萌えないという。人を好きになって胸が痛くなる感覚を彼女は子供のときからアニメのキャラクターだけに感じてきた。そんな自分を心配した時期もあったというが、ふと気付くとそう思う女子が自分の周りにも珍しくなくなったのだという。
「それが自然な時代が来たんですね」
春奈は、そんなふうに大好きな街、秋葉原でつぶやいた。彼女は中学生のころ、秋葉原に週4、5回は通っていた。ショーケースのちょっとした変化も気になって仕方がなかったのだという。


アニソンを歌う歌手になりたいと思っていた春奈は、音楽オーディションである全日本アニソングランプリへの出場を契機に歌手としての切符を手にした。
「でも、あのときは傷つきましたよ。モデルとして活動していたので、『ほんとはアニメなんて観たことないんじゃないの?』とか言われることもあって」
二次元と三次元を自分の歌を通してつなげることが春奈の野望だという。
彼女と話していると、なぜ私がオタク女子が気になってしかたがないのか、その理由も含め腑に落ちていく。
「自分が好きになったジャンルをとても大事にして、そこにせいいっぱいの愛情を注ぐのがオタクだと思うんです」
秋葉原のウインドウを眺める女子、表参道や銀座のブランドショップにあこがれのまなざしをそそぐ女子。そこには何の差もない。大事なのは、春奈たちはそこに週4日も5日も通うほどの愛情を注いでいることなのだ。
「池袋も中野ももちろん行きますよ。アニメを愛する街は私も愛する街ですから」
春奈るなの生き方、考え方は、彼女自身が意識するしないにかかわらず、世界から見た日本のひとつの中心になっている。歌という表現方法を手に入れた彼女が、二次元と三次元の媒介としていかに世界に日本を発信していくのか、これからが楽しみでならない。
「でも、あのときは傷つきましたよ。モデルとして活動していたので、『ほんとはアニメなんて観たことないんじゃないの?』とか言われることもあって」
二次元と三次元を自分の歌を通してつなげることが春奈の野望だという。
彼女と話していると、なぜ私がオタク女子が気になってしかたがないのか、その理由も含め腑に落ちていく。
「自分が好きになったジャンルをとても大事にして、そこにせいいっぱいの愛情を注ぐのがオタクだと思うんです」
秋葉原のウインドウを眺める女子、表参道や銀座のブランドショップにあこがれのまなざしをそそぐ女子。そこには何の差もない。大事なのは、春奈たちはそこに週4日も5日も通うほどの愛情を注いでいることなのだ。
「池袋も中野ももちろん行きますよ。アニメを愛する街は私も愛する街ですから」
春奈るなの生き方、考え方は、彼女自身が意識するしないにかかわらず、世界から見た日本のひとつの中心になっている。歌という表現方法を手に入れた彼女が、二次元と三次元の媒介としていかに世界に日本を発信していくのか、これからが楽しみでならない。

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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール

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※次回は、ロシアを愛してやまない、声優上坂すみれに注目!
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