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第14回 上海の中国国際アニメ・ゲーム博覧会(CCG)。目の前の光景は秋葉原だった
2012年7月12日~16日、上海万博会場跡地の展示施設で開催された第8回中国国際アニメ・ゲーム博覧会(CCG)に参加してきた。中国文化省と上海市政府が共催の本イベントには、中国や日本など約300の企業や団体が出展し、若者を中心に多数の来場者がつめかけた。
入り口外にはガンダム像!まずはみなここで記念写真を撮影している。私も早速一枚撮影してみた。
会場に入ると、日本の人気アニメの数々が目に飛び込んでくる。その光景はまるで秋葉原の街並みだった。
今回の視察のいちばんの目的は、「VOCALOID CHINA」プロジェクト、VOCALOID3の中国語版として話題の「洛天依」の出展を見ることだった。
メインステージでは、まさにそのイベントが開催されていたが、洛天依とその仲間たちのコスプレイヤーの登場に、観客から大きな歓声があがった。印象的だったのは、会場で流された「洛天依」で作られた中国語の楽曲がみな素晴らしかったこと。C POPはK POPに比べてまだ日本での注目度は大きくないが、そのメロディは日本人にも受け入れやすいものが多いと思う。今後の注目株と思っているのだが、洛天依がその橋渡しの役も果たすのではないだろうか。
「VOCALOID CHINA」プロジェクトに関しては、機会を見て、改めて記事にしたいと思っている。
会場に入ると、日本の人気アニメの数々が目に飛び込んでくる。その光景はまるで秋葉原の街並みだった。
今回の視察のいちばんの目的は、「VOCALOID CHINA」プロジェクト、VOCALOID3の中国語版として話題の「洛天依」の出展を見ることだった。
メインステージでは、まさにそのイベントが開催されていたが、洛天依とその仲間たちのコスプレイヤーの登場に、観客から大きな歓声があがった。印象的だったのは、会場で流された「洛天依」で作られた中国語の楽曲がみな素晴らしかったこと。C POPはK POPに比べてまだ日本での注目度は大きくないが、そのメロディは日本人にも受け入れやすいものが多いと思う。今後の注目株と思っているのだが、洛天依がその橋渡しの役も果たすのではないだろうか。
「VOCALOID CHINA」プロジェクトに関しては、機会を見て、改めて記事にしたいと思っている。



中国でも有名な日本のアニメショップのブースには、常時ブースに入るための長い行列ができていた。中国の若者たちもまたオフィシャルなアニメグッズを販売するショップを待ち望んでいることは明らかなのだ。
CCGでは、中国人や日本人の友人知人にも何人も偶然出会うことができた。まるで、その直前に訪れたパリのジャパンエキスポのようだった。というより、目の前に広がっている光景が、フランス人が中国人に観客が替わっただけで同じなのだ。改めて日本のアニメの力と可能性を感じざるをえなかった。
CCGでは、中国人や日本人の友人知人にも何人も偶然出会うことができた。まるで、その直前に訪れたパリのジャパンエキスポのようだった。というより、目の前に広がっている光景が、フランス人が中国人に観客が替わっただけで同じなのだ。改めて日本のアニメの力と可能性を感じざるをえなかった。





翌日、本連載でも紹介した南京の南京信息工程大学を訪問した。先生や学生が夏休み中にも関わらず集まってくれた。彼女たちの日本のアニメに対する愛情は深い。アニメ文化外交の手段にはさまざまな方法があるが、こうしてどこかの国で日本のアニメを愛してやまない人たちと出会い、彼らがいかにそれを愛しているかを聞くことにこそ、その根底はあると私は思っている。
アニメが好きな日本人のみなさん。中国はすぐそこの国だ。上海や北京へのフライト時間は、日本国内での移動時間とさほど変わらない。どうか、CCGのようなイベントに出向き、現地の若者と話してみてほしい。そこで感じたこと、知ったことは、みなさんのこれからにとって、日本と中国の関係にとってもはかりしれない財産になるだろう。
アニメが好きな日本人のみなさん。中国はすぐそこの国だ。上海や北京へのフライト時間は、日本国内での移動時間とさほど変わらない。どうか、CCGのようなイベントに出向き、現地の若者と話してみてほしい。そこで感じたこと、知ったことは、みなさんのこれからにとって、日本と中国の関係にとってもはかりしれない財産になるだろう。
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール
作家、ジャーナリスト、事業企画・イベントプロデュース等の仕事とならび、世界24カ国延べ103都市で講演やイベント企画、ファッションショーといった「ポップカルチャー文化外交」活動を実施中。外務省委嘱のカワイイ大使プロデューサー、アニメ文化外交に関する有識者会議委員等も歴任。著書(発売順)に『アニメ文化外交』(ちくま新書)『世界カワイイ革命』(PHP新書)『日本はアニメで再興する』(アスキー新書)『ガラパゴス化のススメ』(講談社)『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社)がある。ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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※次回は、アフリカ初訪問。南アフリカ共和国でのアニメファンとの出会い。
※次回は、アフリカ初訪問。南アフリカ共和国でのアニメファンとの出会い。
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