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櫻井孝昌(Takamasa Sakurai) のJAPAN! JAPAN! JAPAN!

第23回 秋葉原に日本全国の萌えキャラとお土産が大集合。Moe1グランプリの行方は?

21世紀に入って世界にもっとも広がった日本語はまちがいなく「カワイイ」だが、それに続いて急速に世界語化しつつある言葉がある。
「萌え」だ。moeという言葉も、kawaiiと同じように当たり前のようにアルファベット表記される時代が来るかもしれない。
中国の街を歩いていると「萌」と表示された広告に出会うことが珍しくない。中国語にも「萌」という言葉はもともとあったのだが、日本の若者が「萌え~」と使うのと同じように、「好き~」という意味で使われている。主に二次元のキャラクターに対して使われていたものの意味が広がっていった展開も同じだ。

2012年10月13日14日、秋葉原のベルサール秋葉原を会場に、地域キャラクター物産観光展「Moe1グランプリ」が開催され、2万3千人の来場者でにぎわった。
かくいう私もこの「Moe1」の審査員として、観光部門、お土産部門の審査に携わった。
各審査員が日本全国の萌えキャラの由来や、お土産を、出展ブースで話を聞きながら審査していく。じつにさまざまな萌えキャラと商品があって、とても楽しい審査だった。観光部門に関しては、審査委員室でのエントリー者からのプレゼンテーションもある。

Moe1グランプリ会場の模様。

9.jpg
夢絵心地
足利ひめたま
あきたこまち

メインキャラクターとなったタレント、あきち。2次元(イラスト)と3次元(本人)

メインキャラクター
あきち
観光部門でグランプリに輝いたのは、福島県白河市の萌えキャラ「小峰シロ」だった。2011年の東日本大震災で崩れてしまった小峰城の城壁の復興資金を作るために生まれたのが小峰シロ。シロは他の観光スポットでは、観光地に満ちる「活気の力」を取り込んで変身できるという特徴を持っている。小峰城、南湖公園、白河の関など白河市の別の観光スポットには、それぞれ変身したシロがいるわけだ。このコンセプトがすでに見事なのだが、なんとシロは期間限定の萌えキャラなのだ。城壁が復興すると同時に、シロは城壁の中に消えていくという。
審査員満場一致での「観光部門」グランプリ選出もうなずいていただけるだろう。
観光部門グランプリ小峰シロのブース
小峰シロの桜蒸しどら
▲観光部門グランプリ小峰シロのブースとお土産「小峰シロの桜蒸しどら」
お土産部門グランプリには、秋田県羽後町観光物産協会が輝いた。「JAうご」が作った「あきたこまち」と名付けられたお米がネット販売で大ブレイクしたというニュースを記憶している人も多いだろう。農業とイラスト業界がコラボし、お米の入ったパッケージに美少女が描かれた商品に多数の消費者がとびついたわけだ。同JAの萌えキャラ商品は、お米からカレー、シチューへと発展し、現在も売れ続けている。お米といえばカレー、そしてシチュー。特産品と萌えを結びつけ、さらにはそのヒット商品の次なる展開まで発展させて企画力の勝利だろう。

お土産部門グランプリの「あきたこまち」「羽後牛カレー」「羽後牛シチュー」
▲お土産部門グランプリの「あきたこまち」「羽後牛カレー」「羽後牛シチュー」
こうして審査員として日本全国の萌えキャラを見ながら、改めて日本は世界のなかで極めてユニークな存在であることを感じた。
商品のパッケージを、売れるために目立つものにするといった工夫を越えて、それ自体さえ商品にしてしまうような発想は世界にはこれまでなかったろう。
日本は本来、発想力の国だと私は思っているし、世界が期待している日本もまさにそうだ。
萌えキャラをどう考えるかは個人の自由だが、その根底に流れる日本人が大切にしなければならない精神を考えたとき、萌えキャラという存在がここまで大きな潮流になってきたことをもっと日本全体で注目してよいと思うのだ。
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール 

櫻井孝昌.jpg作家、ジャーナリスト、事業企画・イベントプロデュース等の仕事とならび、世界24カ国延べ100都市以上で講演やイベント企画、ファッションショーといった「ポップカルチャー文化外交」活動を実施中。外務省委嘱のカワイイ大使プロデューサー、アニメ文化外交に関する有識者会議委員等も歴任。著書(発売順)に『アニメ文化外交』(ちくま新書)『世界カワイイ革命』(PHP新書)『日本はアニメで再興する』(アスキー新書)『ガラパゴス化のススメ』(講談社)『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社)がある。
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