- ホーム
- J Pop Culture 見聞録
- 第23回 ハロプロを愛してやまないアメリカ人女子に日本のオリ...
第23回 ハロプロを愛してやまないアメリカ人女子に日本のオリジナリティを教わった
ゲストとして招かれた、2011年6月、アメリカ・ニュージャージーの「AnimeNEXT」。アンティック-珈琲店-(アンカフェ)のカノンや木村優と別行動で会場を歩いているときのことだ。
会場の一角からそのイントロが流れてきた。“モーニング娘。”の「女と男のララバイゲーム」。
なにごと!? 急ぎ向かうと、観客を前に3人のアメリカ人少女が歌に合わせて踊っている。人数こそ違えど、完コピに近い振付だ。
席に座って、しばし観客になってみた。
℃-uteの「Kiss me 愛してる」、スマイレージの「同じ時給で働く友達の美人ママ」……Berryz工房やBuono!の曲はじめ、ハロプロオンパレードだ。
会場の一角からそのイントロが流れてきた。“モーニング娘。”の「女と男のララバイゲーム」。
なにごと!? 急ぎ向かうと、観客を前に3人のアメリカ人少女が歌に合わせて踊っている。人数こそ違えど、完コピに近い振付だ。
席に座って、しばし観客になってみた。
℃-uteの「Kiss me 愛してる」、スマイレージの「同じ時給で働く友達の美人ママ」……Berryz工房やBuono!の曲はじめ、ハロプロオンパレードだ。


30分ほどのステージを終えた彼女たちに声をかけ、インタビューした。ハロプロや日本のアイドルのどんなところが魅力なのだろうか。
集約すると、身近な存在に感じるのに、やっているパフォーマンスがすごいという両面があることが大きな理由だった。たとえば、日本人にはアイドルのブログはきわめて当たり前だが、身近なことをファンに教えてくれる日本のアイドルはすごいし、ファンをとても大切にしていると感じるのだそうだ。
日本では当たり前のものが海外では当たり前ではない。そこに日本の大きな特徴であり、魅力があるのだということ、日本がオリジナルでユニークな国と世界が感じていることに通じる大事なポイントだろう。
彼女たちと話していると、こちらがびっくりするぐらいの知識を持っていることに驚かされる。アニメでも原宿ファッションでもビジュアル系でも、海外の若い日本ファンたちは彼らが好きなジャンルの情報に関して、私よりはるかに知っているということは珍しくもなんともない。
インターネットという存在が、いかに情報に関する国境の壁をなくしているかを、海外で若者と話すたびに感じてならない。考えてみれば、われわれも今や多くの情報をネットから得ている。海外の人たちだって、日本人と基本的には同じことなのだ。
すごいなと思うのは、その情報を得るために日本語を習得しようと努力する若者が激増していることだ。マンガを1日も早く読みたい、アニメをオリジナルの声優で聞きたいといった需要の範囲を大きく超えて、エンターテインメントに関する日本語習得の需要が増えているということは嬉しいことだ。日本語教育関係者も、この事実をもっと知る必要があるあると思うのだ。
集約すると、身近な存在に感じるのに、やっているパフォーマンスがすごいという両面があることが大きな理由だった。たとえば、日本人にはアイドルのブログはきわめて当たり前だが、身近なことをファンに教えてくれる日本のアイドルはすごいし、ファンをとても大切にしていると感じるのだそうだ。
日本では当たり前のものが海外では当たり前ではない。そこに日本の大きな特徴であり、魅力があるのだということ、日本がオリジナルでユニークな国と世界が感じていることに通じる大事なポイントだろう。
彼女たちと話していると、こちらがびっくりするぐらいの知識を持っていることに驚かされる。アニメでも原宿ファッションでもビジュアル系でも、海外の若い日本ファンたちは彼らが好きなジャンルの情報に関して、私よりはるかに知っているということは珍しくもなんともない。
インターネットという存在が、いかに情報に関する国境の壁をなくしているかを、海外で若者と話すたびに感じてならない。考えてみれば、われわれも今や多くの情報をネットから得ている。海外の人たちだって、日本人と基本的には同じことなのだ。
すごいなと思うのは、その情報を得るために日本語を習得しようと努力する若者が激増していることだ。マンガを1日も早く読みたい、アニメをオリジナルの声優で聞きたいといった需要の範囲を大きく超えて、エンターテインメントに関する日本語習得の需要が増えているということは嬉しいことだ。日本語教育関係者も、この事実をもっと知る必要があるあると思うのだ。

彼女たち3人のグループ名は、Paradise Peach。facebookやtwitterなどでもやりとりしているが、彼女たちとの再会が楽しみだ。そのころまでに、彼女たちはハロプロ楽曲の踊りをさらにどれだけマスターしているのだろうか。
日本のアイドルの世界に対する潜在力は、じつはわれわれが思っている以上に高いのだ。
日本のアイドルの世界に対する潜在力は、じつはわれわれが思っている以上に高いのだ。
毎週水曜日更新!
※次回はサクラメントKINTOKI-CONへの、アンカフェ輝喜との旅。
※次回はサクラメントKINTOKI-CONへの、アンカフェ輝喜との旅。
執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール

ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/