icon 新型コロナウイルス感染症対策が各地で実施されています。イベント・店舗の運営状況は公式サイト等でご確認ください。

asianbeat 福岡県が運営する多言語WEBサイト

beyond2020
  • facebook
  • twitter
  • Instagram

"Creative Meetup! powered by CLF vol.5 ~福岡のアニメ産業~" イベントレポート!(5/6)

ヒットするアニメのひみつ。制作する上で大事なこととは?

reThis-one_venue.jpg
井上: 制作する側の「こういうものを出したい」というものがアニメに出てないとやっぱりヒットはしないんでしょうか?

竹田: 出てりゃヒットするってわけじゃないと思うけど、どっかに何かがあるんじゃないかなって思う。

青池: 例えば、「進撃の巨人」とかもちろんコミックが流行ってアニメ化するとなった時、みんなどうなるんだろうってなりませんか?一話目とか衝撃だったと思うんですよ。作るサイドにものすごい意識があったんですか?

竹田: あれはコミックの話をアニメで何とか見せられるようにしない限りはアニメ化は無理だったんだけど、「進撃の巨人」はまったくの原作通りではないから、ある程度自分達で工夫をしていいって言われると非常に面白くなるね。

井上: 青池さん、村山さんは実際に制作する側として、必ずポイントにおく部分、大事にして作ってる部分はありますか?
murayama_portrait.jpg
▲「クリエイターとしての勢い」は大切、と語る村山氏
青池: 他の人が絶対したくないと思うことを気合いを入れてやること。例えば、「紙兎ロペ」だったら背景で、ものすごく小さな小物とかも全部にダジャレを入れる作業を絶対手を抜かないでやりましょう、と。もう現場パツパツなのに、その看板考えるのに3時間くらい掛かったりとかってあるわけですよ。そういうところで他と差別化するっていうね。

竹田: あれ(背景)があるのとないのとで全然違うで!アニメでも映画でもドラマでも、嘘の中に没入して入り込むためにはある程度段取りがあって、アニメーションは特に有名俳優が出てるわけでもないから余計に嘘の世界を作らなきゃいけない。だからこそ、背景とか設定とかをちょっとでも疎かにしたら見てる人にはそれが見えて、もう入っていかれなくなる。だからそこが、(「紙兎ロペ」は)掴みがええなって思う。「ウサビッチ」も多分そこなんやと思う。

村山: 私の立場って企画開発系のプロデューサーで、大体ディレクターさん一人か複数だったりと一緒に作っていく感じなんですが、自分が心掛けてるのはクリエイターとしての勢い、これを見せたい!というその芯の部分を削らないようにして何を足せばいいのか、それをいつも考えています。だから、独りよがりにもなりがちなのでそうならないように、と。

竹田: 結局は独りよがりや自惚れで、それが才能だったりするわけだから。それは実は棘であってみんなが引っ掛かるフックになって、それが一杯あった方がいいけどいっぱいあり過ぎても尖ったものがわからないようになる。自惚れってその人しか認めなかったら自惚れだけど、それを沢山の人たちが認めたら才能になっていくでしょ?そこをうまい具合に、どこをどう立ててどこを削ったら一般的にもうちょっと普遍化できて受けやすいかとかをちょっと考えないといけないんだろうけど。ずっと自分で考え続けたこれやりたいなって思う、自分の中から沸いてくるモチベーションをそのまま表現して現実のものにするっていうそのエネルギーがそこ(作品)からはやっぱり感じられるはずだと思うけどね。当たってるものにはそういうエネルギーがあるんだと思うよ。

青池: そうですね。当たってるプロジェクトには必ず関係者の中にひとり『スゴイ』のがいますね。プロデューサーであったり監督であったり。誰かはわかんないけど本当にいるんですよ。後は良いこともいっぱいあるけど、嫌になるからネットを見ないようにする(笑)今うちのチームにはネットを見る担当の人がいて、一応客観的にまとめて良いとこだけ教えてって言ってます(笑)

福岡のアニメ産業の可能性について

井上: 福岡のアニメ産業の可能性について、最後の質問になりますがお伺いさせていただきます。

竹田: 多分最初の一歩を誰かが踏み出さなければいけないので、例えばテレビのミニ枠のようなことやキャラクターをつくってもいい。そういうところから始まって作品になっていくとかね。ものをつくってみる、動かしてみるっていうところから始めて、それを持ってスポンサーの所に行ったりすることが出来るんだったら十分そこから始まれるんじゃないかなって思いますね。

村山: 人材が豊富なのはもう間違いないので後はどうやって産業化していくか、その為にどうやって説得力のある企画を立てていくかってことですね。

青池: 色んな企業さんも今福岡に支社を作られているんで良い流れだと思うし、それで福岡以外の都市からデキる人たちが九州全域とか、中国地方とかから集まってきてるんで、熟したとこで竹田さんとかがドンっと来て色々つくっていただければいいんじゃないかなと思いますね。

会場にいらっしゃった皆さんからの質問

男性 Q:今までで一番苦労した仕事、やって良かったなと思えた仕事を教えてください。

青池: 何年か前に僕個人で作っているアニメーションの「CATMAN」というシリーズをやらせていただいて、5分のアニメ7本を1日22時間くらい作ってたんですよね。あとの2時間はコンピューターが落ちてる時間だったんですが、その時はアニメ作りながら何の感情もなく涙が流れた(笑)モニター以外、何も目のピントが合わなくなって。スゴく頑張って、その時は辛かったです。

村山: 完全なチームというのはないので、いつもないものを足すということをやるんですけど、それが見つからない時に結構もがいてる時間があったりします。そういう時は助けてくれる人を見つけたり、あるいは作り方を変えたりして試行錯誤が入ってきてしまうので、その間は結構イヤな感じです。

竹田: 僕は夕方と深夜のとアニメを2本やってたことがあって、2本やるってことは次回作もあるので同時に4本走ってて。2本のシナリオは当然あるし、次の作品の2本のシナリオもあるから1週間で4本のシナリオを見て、どっちもアフレコとビデオの編集あるからそれも二つ。その時はほんまに目ヤバイなと思った(笑)やって良かったと思うのは、それぞれの作品が苦しかったらそれだけやっぱり達成感があって、「交響詩篇エウレカセブン」っていうのは全部オリジナルだったんで、シナリオはほんと一番苦労したかもしれない。でも面白かったね。

村山: シナリオを書く時にどのくらい練ったりやり取りできる時間があるんですか?
 
竹田: 優秀な人だったら3稿くらいまでで終わるけど、8稿くらいいく人いるよ。本当に優秀だなと思うシナリオライターは、監督の演出方法まで考えてるからすごく演出がしやすい。皆さんアニメのシナリオってアニメーションなんだから何書いてもええと思ってるかもしれないけど、実写だとこんなの書いたら撮影できないっていうのがあるから(笑)アニメーターが想像力を羽ばたかせられるように、次のカットを無理なく動かせるようなシナリオを書いてあげないとだめなんですよね。 

WHAT’S NEW新着情報

EDITORS' PICKS編集部ピックアップ

  • 福岡ラーメンMAP
  • 青木美沙子のTimeless Trip in Fukuoka
  • 特集 福岡マンホール図鑑
  • インタビューナウ
  • WFS
  • オタクマップ
  • 福岡クリエーターズ

PRESENTSプレゼント

抽選結果やプレゼント情報など、アジアンビートのキャンペーン情報をお知らせします。
  • 青山吉能、鈴代紗弓
  • ◆声優の青山吉能さん、鈴代紗弓さんの直筆サイン入り色紙当選者発表!!
  • 岡咲美保、熊田茜音、MindaRyn
  • ◆声優の岡咲美保さん、熊田茜音さん、アーティストのMindaRynさんの直筆サイン入り色紙当選者発表!!
  • 劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編
  • ◆『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』アクリルスマホスタンドなど当選者発表!