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第4回 水島精二 ~「虹コン」に注目せよ!~

そうです、アイドルは物語なのです!
この記事を見つけてくれて、ありがとうございます。アニメーション監督の水島精二です。
といっても僕の事を知らない、はじめましての人もいるでしょう。ですのでまずは自己紹介。昭和41年生まれの50歳、監督作はいろいろありますが、ワールドワイドに分かりやすいところでいえば、「シャーマンキング」「鋼の錬金術師」「機動戦士ガンダム00」でしょうか。今現在は「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」を制作してまして、第2期の「THE LAST SONG」が4月から始まっています。この作品は全世界に配信されていますので、よかったら見てやってください。
さて、そんな私が世界に日本のカルチャーを紹介するんだから、アニメーションについてかと思いきや、アニメだと手前味噌で恥ずかしい気がします。なので、ここは捻って?個人的に熱い、「アイドル」について書こうと思います。
アイドル戦国時代に突入した!と言われて幾年、今でもハロー!プロジェクト、48グループを2大勢力に、数多のアイドルグループ、ご当地アイドルのロコドルがしのぎを削っております。アイドルは人気商売、見つけてもらってなんぼです。そのために、唯一無二の魅力を獲得するため、日夜努力を重ねているのです。
アイドル好きとしては、その数多のアイドルの中から、将来スターになると信じる原石を見つけ出し、日々の努力に共感、応援し、成長を見守ることが一番の楽しみではないかと思います。そうです、アイドルは物語なのです!そう考えると、自分がハマるのも理解できます。なんか良い歳したおっさんがアイドルにハマった云い訳を力説してるようにも思えますが、ミドルエイジクライシスに陥るより良いでしょう(笑)でもね、キラキラしたその姿を見ていると自然とにっこりしちゃうんですよ。
そんな感じでアイドルに魅了され、情報を集め、現場(ライブ会場)に足を運んでいたら、いつの間にかアイドルを育てるプロジェクトに巻き込まれていました。
本業のほうでは女児向けアイドルアニメ「アイカツ!」のスーパーバイザーを2年ほど務め、主に音楽を中心に関わってましたが、まさかのリアルアイドル、オーディションから育成に協力することに。それが「つくどるプロジェクト」の「虹のコンキスタドール」です。

ここで「虹のコンキスタドール」略して「虹コン」の説明を。虹のコンキスタドールは、「毎日が文化祭!」をテーマに、アイドルとしての活動だけでなく、クリエイターとしても活動し、ドキドキやワクワクを創り出していくユニット。声優、イラスト、コスプレ、振り付けなど様々なジャンルに挑むアイドルを育成する、pixivの「つくドル!プロジェクト」から各業界のクリエイター陣の全面バックアップを受けて誕生しました。と、こんなユニットでして、僕はスペシャルアドバイザーなる肩書きで主に声優チームの育成に協力しつつ、虹コン全体をバックアップしております。
虹コンの特徴はアイドルでありつつ、上記のような、様々なクリエイターになるべく実践し成長していくユニットで、それぞれのジャンルでDIY精神を発揮しコスプレチームは衣装の一部を作ったり、イラストチームも虹コングッズのイラストの制作や、同人誌を出したり、振り付けチームはライブ時の振り付けをしたり、声優チームも、ボイスレッスンやお芝居のレッスンを受けつつライブ時に寸劇をしたり・・・と、まだまだアマチュアレベルではありますが、それぞれがそれぞれのプロを目指すべく活動に励んでいます。
その一方、チームに縛られない活動でそれぞれがファッションショーのモデルを務めたり、世界各地のコンベンションにゲストで招かれたり、公式サポーターを務めたりもしています。母体がPixivということもあり、かなり変わったユニットじゃないでしょうか。
そんな虹コンの魅力は何と言ってもその個性を際立たせる楽曲群とパフォーマンス。クリエイティブディレクターのもふくちゃんこと福嶋麻衣子さんと総合プロデューサーの永田寛哲さんの描くアイドル像は温故知新でありながら異質、アイドルらしい可愛らしさにエッジの効いたサウンドを組み合わせ、往年のモーニング娘。をさらに捻ったかのような楽曲とパフォーマンスの数々。とにかく1曲1曲が作りこまれ、それが彼女たちの魅力に繋がっているんです。それを披露するライブもオススメです。最新曲の↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑なんて白目むいてますから。

そんな一筋縄では行かない楽曲を、経験を重ね自分たちのモノにしていく成長過程を追っていると、見るたびに感無量になります。アイドルって成長物語と先ほど書きましたけど、虹コンはそのあたりの感覚が他のアイドルに比べ異質なんです。それはイラストコミュニケーションサービスのpixivで募集したからこそ集まったメンバーだからで、ほぼ本物のオタクが社会性が低いところから、もふくママ、永田パパの愛と教育を受け、短期間でアイドルとして輝き始めたからで、なんというか疑似家族感が半端ないんですよ。

これはファンの方にも伝わるほどの生々しさで、僕もたまに会う親戚のおじさん的ポジションでこの疑似家族に参加してる感じです。
そんな虹コンの中で最後にちょっと取り上げたいのは、メンバーの中でも海外のコンベンションに公式リポーターで参加したり、マインクラフトというゲームを広めるマイクラ部で活躍する、鶴見萌です。

この子の将来の夢が「アニメ親善大使」で、アニメを作る僕としてはどんな活動をしたいのかとても気になりました。ある時そのことを尋ねると「自分の好きな作品の素晴らしさを世界に伝えたいから」とのこと、その時はふんわりした答えだなぁと思ったのですが、その後の鶴見の活動を見て、ああなるほどと、彼女のやりたいことは「文化外交」なんだと理解できました。彼女は制作者の僕から見ても本当にアニメが好きです。そして、虹コンの中でもその容姿やパフォーマンスでセンターに立つことも多くなっています。そんな彼女が自分の好きなものを通じて海外への架け橋になりたいと思ってくれていること、それを実践し始めている事が、とても嬉しく、頼もしく思います。虹コン、ぜひチェックしてみてくださいませ。
といっても僕の事を知らない、はじめましての人もいるでしょう。ですのでまずは自己紹介。昭和41年生まれの50歳、監督作はいろいろありますが、ワールドワイドに分かりやすいところでいえば、「シャーマンキング」「鋼の錬金術師」「機動戦士ガンダム00」でしょうか。今現在は「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」を制作してまして、第2期の「THE LAST SONG」が4月から始まっています。この作品は全世界に配信されていますので、よかったら見てやってください。
さて、そんな私が世界に日本のカルチャーを紹介するんだから、アニメーションについてかと思いきや、アニメだと手前味噌で恥ずかしい気がします。なので、ここは捻って?個人的に熱い、「アイドル」について書こうと思います。
アイドル戦国時代に突入した!と言われて幾年、今でもハロー!プロジェクト、48グループを2大勢力に、数多のアイドルグループ、ご当地アイドルのロコドルがしのぎを削っております。アイドルは人気商売、見つけてもらってなんぼです。そのために、唯一無二の魅力を獲得するため、日夜努力を重ねているのです。
アイドル好きとしては、その数多のアイドルの中から、将来スターになると信じる原石を見つけ出し、日々の努力に共感、応援し、成長を見守ることが一番の楽しみではないかと思います。そうです、アイドルは物語なのです!そう考えると、自分がハマるのも理解できます。なんか良い歳したおっさんがアイドルにハマった云い訳を力説してるようにも思えますが、ミドルエイジクライシスに陥るより良いでしょう(笑)でもね、キラキラしたその姿を見ていると自然とにっこりしちゃうんですよ。
そんな感じでアイドルに魅了され、情報を集め、現場(ライブ会場)に足を運んでいたら、いつの間にかアイドルを育てるプロジェクトに巻き込まれていました。
本業のほうでは女児向けアイドルアニメ「アイカツ!」のスーパーバイザーを2年ほど務め、主に音楽を中心に関わってましたが、まさかのリアルアイドル、オーディションから育成に協力することに。それが「つくどるプロジェクト」の「虹のコンキスタドール」です。

ここで「虹のコンキスタドール」略して「虹コン」の説明を。虹のコンキスタドールは、「毎日が文化祭!」をテーマに、アイドルとしての活動だけでなく、クリエイターとしても活動し、ドキドキやワクワクを創り出していくユニット。声優、イラスト、コスプレ、振り付けなど様々なジャンルに挑むアイドルを育成する、pixivの「つくドル!プロジェクト」から各業界のクリエイター陣の全面バックアップを受けて誕生しました。と、こんなユニットでして、僕はスペシャルアドバイザーなる肩書きで主に声優チームの育成に協力しつつ、虹コン全体をバックアップしております。
虹コンの特徴はアイドルでありつつ、上記のような、様々なクリエイターになるべく実践し成長していくユニットで、それぞれのジャンルでDIY精神を発揮しコスプレチームは衣装の一部を作ったり、イラストチームも虹コングッズのイラストの制作や、同人誌を出したり、振り付けチームはライブ時の振り付けをしたり、声優チームも、ボイスレッスンやお芝居のレッスンを受けつつライブ時に寸劇をしたり・・・と、まだまだアマチュアレベルではありますが、それぞれがそれぞれのプロを目指すべく活動に励んでいます。
その一方、チームに縛られない活動でそれぞれがファッションショーのモデルを務めたり、世界各地のコンベンションにゲストで招かれたり、公式サポーターを務めたりもしています。母体がPixivということもあり、かなり変わったユニットじゃないでしょうか。
そんな虹コンの魅力は何と言ってもその個性を際立たせる楽曲群とパフォーマンス。クリエイティブディレクターのもふくちゃんこと福嶋麻衣子さんと総合プロデューサーの永田寛哲さんの描くアイドル像は温故知新でありながら異質、アイドルらしい可愛らしさにエッジの効いたサウンドを組み合わせ、往年のモーニング娘。をさらに捻ったかのような楽曲とパフォーマンスの数々。とにかく1曲1曲が作りこまれ、それが彼女たちの魅力に繋がっているんです。それを披露するライブもオススメです。最新曲の↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑なんて白目むいてますから。

そんな一筋縄では行かない楽曲を、経験を重ね自分たちのモノにしていく成長過程を追っていると、見るたびに感無量になります。アイドルって成長物語と先ほど書きましたけど、虹コンはそのあたりの感覚が他のアイドルに比べ異質なんです。それはイラストコミュニケーションサービスのpixivで募集したからこそ集まったメンバーだからで、ほぼ本物のオタクが社会性が低いところから、もふくママ、永田パパの愛と教育を受け、短期間でアイドルとして輝き始めたからで、なんというか疑似家族感が半端ないんですよ。

これはファンの方にも伝わるほどの生々しさで、僕もたまに会う親戚のおじさん的ポジションでこの疑似家族に参加してる感じです。
そんな虹コンの中で最後にちょっと取り上げたいのは、メンバーの中でも海外のコンベンションに公式リポーターで参加したり、マインクラフトというゲームを広めるマイクラ部で活躍する、鶴見萌です。

この子の将来の夢が「アニメ親善大使」で、アニメを作る僕としてはどんな活動をしたいのかとても気になりました。ある時そのことを尋ねると「自分の好きな作品の素晴らしさを世界に伝えたいから」とのこと、その時はふんわりした答えだなぁと思ったのですが、その後の鶴見の活動を見て、ああなるほどと、彼女のやりたいことは「文化外交」なんだと理解できました。彼女は制作者の僕から見ても本当にアニメが好きです。そして、虹コンの中でもその容姿やパフォーマンスでセンターに立つことも多くなっています。そんな彼女が自分の好きなものを通じて海外への架け橋になりたいと思ってくれていること、それを実践し始めている事が、とても嬉しく、頼もしく思います。虹コン、ぜひチェックしてみてくださいませ。
PROFILE

アニメーション監督
ジェネレイターガウルで初監督、以後、地球防衛企業 ダイ・ガード
大江戸ロケット はなまる幼稚園 UN-GO 夏色キセキ 楽園追放
うーさーのその日暮らし夢幻編 等を手がける。
現在はコンクリートテボルティオ~超人幻想~を制作中。
Twitter @oichanmusi
PRESENT!

沢山のご応募、お待ちしています!
●プレゼント応募期間 2016年5月13日(金)~2016年6月19日(日)
●プレゼント当選者発表 2016年6月22日(水)
※プレゼントの応募受付は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
当選者の方はコチラ!
LoveNot さん
おめでとうございます!
(プレゼント当選者には、アジアンビートから直接メールが届きます。)
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