マタギキ 元祖爆笑王 氏(10/15)
9.プレゼンで使える3秒で場をつかむ3つのパターン

1つめは「投げかけ型」つかみです。簡単にいえば「クエスチョン」を付けることです。例えば、「今日暑いです」と言えば会話は止まってしまいますが、「暑くないですか?」と問いかければ話は続きますよね。クエスチョンをつければ、絶対に相手から話が返ってきます。
2つめは「感情型」つかみです。同情するといったら語弊がありますが、気持ちを込めてしゃべる方法です。例えば、「昨日食べた肉がすこぶる美味くて、人生最高の焼肉でしたよ!!」と自分の心からの想いを言葉に乗せることで、相手からの言葉を引き出します。ここで余談ですが、いろいろ言ってますがつかめなかったらどうすのか? 答えは「忘れること」です(笑)。すぐ忘れることです。究極的にはつかめないことを考えて話をすること、それ自体があり得ません。プロレスラー、アントニオ猪木の名言にあります。インタビュアーの「負けたらどうしますか?」という質問に対して「負けると思って試合に望むバカがどこいるかぁ!!」と言って怒鳴り散らしたエピソードがあります。つかめなかったら、と考えること自体がナンセンスなんです。「つかむんだ!」という明確な意志を持たないとダメなんです。芸人はそんな人ほど売れていますからね。諦めないことです。ただし、ここで注意しないといけないのは、これでもかと突き進んで行くと「場の空気が読めない人」となってしまいます。「KYの法則」で、しっかりと場の雰囲気を感じ取ってバランスを考えることも大切です。