マタギギ 大﨑洋 氏(5/13)
4.キャンパスライフと就職活動

2浪して入学したわけですから、周りの人よりも年上なわけですよ。元クラスメイトの弟や、後輩の弟が同級生であったり、先輩だったりするわけです。それが悲しくてすぐに学校に行かなくなりました(笑)。当時住んだのは母が探してくれたマンションでした。しかし、しばらくすると「大﨑さんは毎日女の子を連れ込んでいてけしからん!」ということで追い出されてしまいました。友達が住んでいる3畳1間の下宿に転がり込んで生活してました(笑)。彼はワードローブがジーンズ2本とカッターシャツ2枚、下駄とスニーカーといった感じで、1年を過ごしていた変わった子でした。居候していたんですけど、僕より年下ということもあり、よく、パシリ=使いっぱしりをさせていましたね。
もちろん就職する気はありませんでした。髪型も長髪でしたし「どこかでおネエちゃんみつけて食わしてもらう、ヒモでもしようかな」ぐらいに考えてました。それでも同居人の友達には「就職、どないすんねん。難しいど!」と偉そうなことを言っていたのですが、彼の口から「東京のワタナベプロを受けようと思う」という言葉が出たんです。その言葉がすごくカルチャーショックでした。田舎者を絵に描いたような彼が、当時天地真理さんやタイガースが所属する芸能事務所を受けることが衝撃的だったのです。彼の言葉に当てられて、さすがに僕も就職活動をしなきゃいけないと思い立ち、その日の夜中に大学の掲示板で見つけた会社が吉本興業でした。働くつもりもお笑いが好きなわけでもなく、何となく受けたんですね。そしてたまたま通って今日に至るわけです(笑)。