マタギキ 米原 康正氏(7/15)
6.編集へのきっかけは集英社

学生時代は集英社でバイトしていました。業界でいうところの「バイトくん」です。最初は、芸能雑誌「週刊明星」を担当していました。大学2年生からやり始めて大学4年生までの3年間集英社でバイトをやりました。とにかく給料が良かったですね。当事で月に40万円ぐらい貰っていました。やっていたことは、メールとかファックスなど何も無い時期でしたから、主な仕事は作家先生のところに原稿を取りに行ったりすることでした。すごく勉強になったことは、当事人気番組だった「芸能人運動会」で撮った写真を所属事務所別に仕分けすること。この作業で芸能界の勢力図が分かるようになりました。ちょうど80年代頃でしたから、アイドル全盛期で雑誌を担当していたこともあり田原俊彦(=トシちゃん)に気に入られて全国ツアーなども一緒に周らせてもらっていまたね。彼は普段からテレビで見るまんまの方でしたよ(笑)。
大学時代に相当遊んでいたこともあり、週刊プレボーイのような遊びを中心とした雑誌のディスコ事情やサーファー事情などの元原稿=データ原稿を書いたりもしていました。諸々でかなりバイト料もたくさん頂いていたので「これで食っていけるかも」と思って、まともな就職活動もしませんでしたね。そのままうまい具合に出版業界に潜り込めたという感じです(笑)。
その頃は出版に関わりたいという気持ちはさほどありませんでした。僕からすると相変わらず「どうやったら女の子にモテる」といった、取るに足らない記事をバイトとして携わることはワケなかったんですが、正社員として毎日これをやると考えた時に、自分的に面白くないと思いましたし、嫌でしたね。しばらくは「自分にしかやれない仕事はないか」と考えながら来る仕事を受ける日々が続きました。