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櫻井孝昌(Takamasa Sakurai) のJAPAN! JAPAN! JAPAN!

第20回 日本で学ぶ留学生は日本と日本人をどう見ているのか? 

いつか日本で暮らすことを夢見るたくさんの若者と、私は文化外交活動を通してたくさん出会ってきた。日本人としてありがたいことだ。そして、その夢をかなえ、留学なり仕事なりで日本にいる若者たちもたくさんいる。

今回は、東京でファッション・デザイン・ビジネスを学ぶ4人の留学生に話を聞いた。中国、台湾から東京に来ている4人が通う、新宿の学校法人・専門学校 東京モード学園でのインタビューだ。
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▲東京モード学園の教室で
彼らが見ている日本のファッションの特徴とは何だろうか?

常さん(中国・北京出身28歳男子)「日本にいれば世界中のファッションスタイルが見られますよね。そのなかでも日本にしかないスタイルがあるところが特徴だと思います」
葛さん(台湾・台北出身 26歳女子)「発想力、繊細さ、いろいろな要素が複雑に奥の奥まで考えられていると思います」
余さん(台湾・高雄出身 25歳女子)「服同士の組み合わせがいろいろできることも特徴ですよね」
胡さん(中国・上海出身 25歳女子)「ロリータファッションが大好きなんです。上海ではちょっと着づらいのですが、東京なら大丈夫。日本ではどんな服を着てもよい自由な空気があると思います」
常さん.jpg▲常さん「アパレル業界で成功できたら動物園を経営したいです」
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▲常さんの作品
中国や台湾で若い女子たちと話していると、日本の女子はとにかくカワイくて、化粧が上手で、ファッションセンスがよいということをたびたび耳にする。日本の女子の印象を聞いてみた。

胡さん「しゃべり方と声がカワイイです。あと、とにかくほめてくれますよね。何かにつけ「カワイイ~」って。あれ、とてもうれしいです」
葛さん「やはり化粧が上手ですよね。日本に来た直後は部屋着で近所に買い物とか行っていましたが、日本の女の子たちの身だしなみを見るにつけ、そんなことはできなくなりました。台湾では女の子はあまり化粧をしないのですが、化粧なしでもう外出できません(笑)」

中国の瀋陽で、人生で初めて化粧をして、ファッションショーのステージにあがってくれた女子たちのことを思い出していた。

第6回 瀋陽のカワイすぎる女子たちは、いかに初めてのファッションショーに臨んだか!?

日本の女子の生き方は世界にカワイイを広げる伝道師でもあるのだ。
生き方などで日本に来て変わったことはあるのだろうか?

葛さん「日本に来るまではすべてのことにあまりやる気がなかったのですが、日本人のクラスメイトが頑張っている姿を見て、私自身がとても前向きになれました」
胡さん「謙虚になりました。昔は頑張れば何でもできると思っていましたが、できないこともあるんだということを知ったことは大きかったです」
余さん「時間を守るようになりました!日本で遅刻すると、いろいろそのツケが大きいですから」
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▲葛さん「京都に行ってみたいです」
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▲葛さんの作品
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▲余さん「お寿司が好きです。とくにホタテ!」
余さんの作品.jpg
▲余さんの作品
日本が大好きだと言ってくれる4人。では、どんなところが好きなのだろうか?

常さん「ルックスも内面も日本の女の子が好きです。デートのときに着る服を頑張って考えてくれていることとか、とてもカワイイです」
余さん「ものを作り上げるときの日本人のチームワークに感動します。先輩たちがファッションショーを作り上げていくときの姿に胸うたれました」
胡さん「治安がとてもよいところ。そして、日本人は自分たちが思っているよりずっと人に親切だと思います。そんなところが大好きです」

世界に愛される日本。だが、日本人自身はそのことをいまひとつ実感できないでいる。その背景にあるのは、やはり経済を含めて停滞感だろう。そんな日本にアドバイスを送るとしたらどうなのだろうか?

常さん「ズルはすべきじゃないけど、ルールに縛られすぎて、少し頭が堅いと思います。たとえば日本人以外が賃貸住宅を借りるのはかなり大変です。外国人だから一様お断りという考え方はどうかなと思います。」
葛さん「日本人は遠慮しすぎなのではないでしょうか。考えすぎていて、なかなか本音を言ってくれません。友達はできるけど、なかなか本音を言ってくれないのがちょっとさびしいです」
余さん「もっと楽しく仕事をしたらよいと思います!」
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▲胡さん「志賀高原がとてもよかったです」
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▲胡さんの作品
では、彼らが好きな日本のものは何だろうか?

胡さん「宝塚が大好きです! 衣装も歌もすべてかっこいい。テレビでドキュメンタリーを観て、私も入りたい!と思っちゃいました」
常さん「牛肉(笑) 東急ハンズが好きで、行くと半日ぐらい中にいます。そして、新宿。新宿はなんでもある!」
胡さん「日本の田舎も大好きです。高原や山でハイキングをしているときに、『こんにちは』ってすれ違うときに挨拶を交わすのがすごいと思います」
葛さん「日本の演歌が大好きです! とくにお気に入りは石川さゆりさんの『天城越え』です」
胡さん「私、カラオケで『天城越え』97点出しましたよ(笑)」

日本の好きなものを次々にあげてくれる彼らの表情はとてもうれしそうだ。こちらも笑顔になってくる。
彼らの将来の夢を聞いてみた。

余さん「故郷でカフェとブティックを併設した、自分の店を持ちたいです」
葛さん「もちろんまずファッションデザイナーになりたいですが、日本か台湾でいつかセレクトショップを開きたいなって友達と話しています」
常さん「僕は学んだ知識をいかして、自分の会社を作り、アパレルビジネスをしたいですね」
胡さん「私はロリータブランドを立ち上げたいです」


海外の人たちと話し、コミュニケーションをとる。それは話す相手の国を知り、ひいては日本と言う国を知ることだ。
私たちは海外の情報の多くをメディアから知る。だが、そのメディアが伝える真実はたくさんある真実のうちのひとつにすぎないということを、私は1年のかなりの日数を海外で過ごしながら強く感じてきた。
メディアとは多くの場合、非日常を報道することが多い。だが、現実の人と人の関わりは日常の延長にあるものだ。
日本を愛してくれる世界の若者たちの気持ちにどう寄りそっていくか、それは日本の重要な課題でもある。
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール 

櫻井孝昌.jpg作家、ジャーナリスト、事業企画・イベントプロデュース等の仕事とならび、世界24カ国延べ103都市で講演やイベント企画、ファッションショーといった「ポップカルチャー文化外交」活動を実施中。外務省委嘱のカワイイ大使プロデューサー、アニメ文化外交に関する有識者会議委員等も歴任。著書(発売順)に『アニメ文化外交』(ちくま新書)『世界カワイイ革命』(PHP新書)『日本はアニメで再興する』(アスキー新書)『ガラパゴス化のススメ』(講談社)『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社)がある。
ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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