茶ぶ釜

四季折々の限定うどんに注目。

市営地下鉄・大濠公園駅から徒歩約1分の場所にある「茶ぶ釜 (ちゃぶかま)」。店主・岩村さんはイタリアン、そして讃岐うどんの店での修業を経て、この地に店を構えました。メニューは釜玉うどん、ぶっかけうどん、醤油うどんなど、讃岐でお馴染みの王道が揃っています。イチオシの釜玉はお店でしっかり卵を溶いてからうどんと合わせているので、見事なまでの一体感。福岡・糸島の醤油醸造元「ミツル醤油」の無添加醤油を合わせた醤油うどんも好評です。「コシが強すぎるだけではだめ。コシの中にしなやかさを表現したいと思っています。ミツル醤油を合わせたうどんもその麺の風味が引き立つという理由で選んでいますよ」という岩村さん。讃岐がルーツでありながら、やわらかなうどんに慣れ親しんだ福岡県民にも愛される一杯。その背景には岩村さんの試行錯誤がありました。
季節ごとに提供される限定うどんにも定評あり。その代表作が「ビシソワーズうどん」(提供は5~10月)。うどんの出汁を合わせたビシソワーズにパルミジャーノを合わせたスープは、濃密ながらキレのあるコクを備えています。しかも毎年、内容が進化。昨シーズンは野性味溢れる力強い風味が凝縮したマイクロリーフが彩りを添えました。店主がこよなく愛する日本酒のセレクトも見逃せません。軽く飲んで締めにうどんを味わう常連客も多いんですよ。
季節ごとに提供される限定うどんにも定評あり。その代表作が「ビシソワーズうどん」(提供は5~10月)。うどんの出汁を合わせたビシソワーズにパルミジャーノを合わせたスープは、濃密ながらキレのあるコクを備えています。しかも毎年、内容が進化。昨シーズンは野性味溢れる力強い風味が凝縮したマイクロリーフが彩りを添えました。店主がこよなく愛する日本酒のセレクトも見逃せません。軽く飲んで締めにうどんを味わう常連客も多いんですよ。





TEXT & PHOTO BY: 山田祐一郎
店舗情報
茶ぶ釜
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園3-2
電話:092-741-6770
席数:24席
営業時間:11:00~14:30、金土日11:00~14:30、17:00~20:00
定休日:火曜、第1月曜
Twitter:@chabukama
Facebook:@chabukama
※情報は全て2019年11月のものです。
WRITER PROFILE

1978年、福岡県生まれ。2003年、福岡市内の編集プロダクションに就職し、ライターとしてのキャリアをスタート。福岡で発行されている情報誌、飲食関連の専門誌などの原稿執筆に携わる。2012年8月、「KIJI (キジ)」を設立。ヌードルライターという肩書きで活動を開始。同年にwebサイトも立ち上げ、日々食した麺の記録をWEBマガジン「その一杯が食べたくて。」として連載する。2015年7月に福岡初・福岡発のうどんカルチャーブック「うどんのはなし 福岡」、2019年3月には福岡市内を中心におすすめの麺 (うどん、ラーメン、ちゃんぽんなど) を幅広く紹介した「ヌードルライター 秘蔵の一杯 福岡」を上梓。「一日一麺」をモットーに、美味しい麺との出会いを求め、国内のみならず海外にも足を運んでいる。ヌードルファンの熱い視線を集めている。
■ 関連サイト
・KIJI: http://ii-kiji.com/
・麺のwebマガジン「その一杯が食べたくて。」: http://ii-kiji.com/sonoippai
・アプリ版「KIJI NOODLE SEARCH」: http://ii-kiji.com/app