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牧のうどん 加布里本店

福岡が誇る圧倒的、個性派うどん店

「牧のうどん」といえば、現在、福岡県を中心に18店舗を展開する人気うどんチェーン。うどん文化が根付く福岡において、多大に貢献してきた名店中の名店です。本店があるのは糸島市神在。地下鉄空港線に直結するJR筑肥線の加布里駅が最寄りで、徒歩8分くらいです。「牧のうどん」の基本は、この加布里本店のようなロードサイドの郊外店。客席は広々、座敷もたっぷり、老若男女問わず、気軽に利用できるのが嬉しい。そして、他にない個性的なうどんがあるのですから、自然と足が向くのです。
個性的なうどんとは何か。それが釜揚げによって提供するうどんです。一般的なうどんは麺を茹でた後、冷水で麺を洗って締めます。そうすることでキュッと締まった食感になるのですが、「牧のうどん」は茹であげた麺をそのまま用いるため、その麺の食感はむっちり、ふっくら、やわらか。この感触が忘れられないのです。そして締めない麺は、人間で例えるなら毛穴が開いた状態で、そこからツユが麺に吸い込まれていきます。するとどうなるかというと、丼からツユが自然と減っていき、反比例するように麺が減らない、もしくは増えているように錯覚するのです。卓上にツユが入ったヤカンが置かれているのは、減った分のツユを注ぎ足すため。こんなうどん店、他にありません。うどんはごぼう天、肉うどんといった、いわゆる博多うどんの定番といえる品揃え。いずれもボリューミーながらお値打ち価格です。近年では博多駅にも支店がありますよ。
個性的なうどんとは何か。それが釜揚げによって提供するうどんです。一般的なうどんは麺を茹でた後、冷水で麺を洗って締めます。そうすることでキュッと締まった食感になるのですが、「牧のうどん」は茹であげた麺をそのまま用いるため、その麺の食感はむっちり、ふっくら、やわらか。この感触が忘れられないのです。そして締めない麺は、人間で例えるなら毛穴が開いた状態で、そこからツユが麺に吸い込まれていきます。するとどうなるかというと、丼からツユが自然と減っていき、反比例するように麺が減らない、もしくは増えているように錯覚するのです。卓上にツユが入ったヤカンが置かれているのは、減った分のツユを注ぎ足すため。こんなうどん店、他にありません。うどんはごぼう天、肉うどんといった、いわゆる博多うどんの定番といえる品揃え。いずれもボリューミーながらお値打ち価格です。近年では博多駅にも支店がありますよ。






TEXT & PHOTO BY: 山田祐一郎
店舗情報
牧のうどん 加布里本店
住所: 福岡県糸島市神在1334-1 ※JR筑肥線「加布里駅」駅より徒歩8分
電話: 092-322-3091
席数: 200席
営業時間: 9:00~24:00
定休日: 第3水曜
公式サイト: https://www.makinoudon.jp/
※情報は全て2019年4月のものです。
WRITER PROFILE

1978年、福岡県生まれ。2003年、福岡市内の編集プロダクションに就職し、ライターとしてのキャリアをスタート。福岡で発行されている情報誌、飲食関連の専門誌などの原稿執筆に携わる。2012年8月、「KIJI (キジ)」を設立。ヌードルライターという肩書きで活動を開始。同年にwebサイトも立ち上げ、日々食した麺の記録をWEBマガジン「その一杯が食べたくて。」として連載する。2015年7月に福岡初・福岡発のうどんカルチャーブック「うどんのはなし 福岡」、2019年3月には福岡市内を中心におすすめの麺 (うどん、ラーメン、ちゃんぽんなど) を幅広く紹介した「ヌードルライター 秘蔵の一杯 福岡」を上梓。「一日一麺」をモットーに、美味しい麺との出会いを求め、国内のみならず海外にも足を運んでいる。ヌードルファンの熱い視線を集めている。
■ 関連サイト
・KIJI: http://ii-kiji.com/
・麺のwebマガジン「その一杯が食べたくて。」: http://ii-kiji.com/sonoippai
・アプリ版「KIJI NOODLE SEARCH」: http://ii-kiji.com/app